Garmin(ガーミン)のスマートウォッチやGPSデバイスを手に入れて、いざ設定してみたら「日本語にならない!」という経験をした人、意外と多いんです。
せっかく高性能でデザインも良いのに、メニューが英語のままだと使いづらいですよね。
この記事では、ガーミンが日本語にならないときに考えられる原因と、具体的な解決方法をわかりやすく解説します。
なぜガーミンが日本語にならない?主な原因をチェック
まずは、「なぜ日本語が出てこないのか?」という根本の原因を整理してみましょう。大きく分けると、以下の5つのパターンが多いです。
1. 設定メニューで日本語が選ばれていない
意外と多いのがこれ。
初期設定のときに英語のまま進めてしまい、そのままになっているパターンです。
Garminの多くのモデルでは、
「Settings(設定)」→「System(システム)」→「Language(言語)」
と進むことで言語を選べます。ここで「日本語」を選び、確定すればOK。
モデルによっては再起動後に反映されます。
2. 海外版モデルを購入している
ガーミンは世界中で販売されており、地域ごとに仕様が違います。
日本で販売されている正規品には「日本語フォントと言語データ」が入っていますが、海外版には入っていない場合があるんです。
特に、並行輸入品や海外通販で買ったモデルは要注意。
商品名に「J」が付いていない(例:Forerunner 255 → Forerunner 255J)場合、日本語が使えないケースが多いです。
日本語のメニューが出ない、通知が文字化けするなどの症状はこのケースが多いですね。
3. ファームウェア更新で日本語が消えた
「前は日本語だったのに、アップデート後に英語になった」という報告もあります。
Garminのソフトウェア更新では、まれに言語ファイルが削除・置き換えられることがあるためです。
アップデート後に日本語がなくなった場合は、Garmin Expressを使って再度言語ファイルを同期しましょう。
PCに接続し、「ツールとコンテンツ」→「言語」から日本語を再インストールできます。
4. 言語パックがインストールされていない
モデルによっては、最初からすべての言語が入っているわけではありません。
Garmin ExpressやConnectアプリ経由で日本語パックをダウンロードしないと反映されないこともあります。
特に海外モデルは「英語・ドイツ語・フランス語」などしか入っていないことが多いので、言語ファイルを別途入れる必要があります。
5. 機種自体が日本語非対応
廉価モデルや古い機種の一部は、ハードウェア的に日本語フォントが非対応のものも存在します。
たとえば、文字表示部分のメモリが少ないモデルなどは、漢字やひらがなを表示できません。
この場合は残念ながら設定で変更することはできません。
自分のモデルが日本語対応か確認する方法
「そもそもこのモデル、日本語対応なの?」と思ったら、以下をチェックしましょう。
- 型番に「J」が付いているか
例:Forerunner 265J、Venu Sq 2J など
→ 末尾に「J」があるのは日本向けモデル。 - 購入サイトの表記を確認
「日本正規版」「日本語対応」などの記載があれば安心。
逆に「海外版」「インターナショナルモデル」とあれば、日本語は非対応の可能性があります。 - Garmin公式サイトのサポートページで確認
マニュアルページを開くと、サポートしている言語一覧が載っています。
ここに「日本語」があれば、対応しているモデルです。
日本語表示を復活させるための手順
それでは、実際に日本語表示に戻すための具体的なステップを順に見ていきましょう。
ステップ1:デバイスの言語設定を確認する
- ウォッチフェイス(時計画面)からメニューを開く
- 「設定(Settings)」→「システム(System)」→「言語(Language)」を選択
- 「日本語」がリストにあれば選び、反映されるまで待つ
もしリストに「Japanese」が出てこない場合は、次のステップへ。
ステップ2:Garmin Expressで言語ファイルを追加する
- Garmin公式サイトから「Garmin Express」をPCにインストール
- デバイスをUSBで接続
- 「ツールとコンテンツ」→「言語」→「日本語」を選択
- 「インストール」をクリックして適用
再起動後、メニューに日本語が追加されているはずです。
ステップ3:ファームウェアを最新にする
古いファームウェアでは日本語対応が限定的な場合があります。
Garmin ConnectまたはExpressを使って最新の状態にアップデートしておきましょう。
アップデート後に再起動し、「言語」に日本語が出てくるか確認してください。
ステップ4:それでもダメな場合の対処
- 海外モデルの場合は、日本語パックを入れても反映されないケースが多いです。
- 正規サポート対象外の場合、メーカーでは修正ができないこともあります。
その場合は、日本国内正規版への買い替えが確実な解決策です。
日本語通知・メニューの安定動作を求めるなら、最初から国内向けモデルを選ぶのが安心です。
通知が文字化けする場合のポイント
メニューは日本語なのに、通知が文字化けするケースもよくあります。
これはスマホ側の設定やフォント対応が関係しています。
チェックポイント
- スマホの言語設定が日本語になっているか
- Garmin Connectアプリのバージョンが最新か
- Bluetooth通知を再設定してみる
また、一部の海外モデルは日本語フォント自体が入っていないため、通知メッセージだけ文字化けすることもあります。
この場合は残念ながら修正が難しいです。
日本語が消えたときの再設定のコツ
- 初期化の前にバックアップをとること
データを消さずに再設定するなら、Garmin Connectアプリで同期してから行う。 - 一度英語に切り替えてから再度日本語を選ぶ
システムが再読み込みされ、言語ファイルが再適用されることがあります。 - PC接続後に再起動する
言語ファイルが反映されるまで時間がかかることもあるので、焦らず数分待ちましょう。
今後のトラブルを防ぐためにできること
- ファームウェア更新の前にバックアップをとる
アップデートで言語設定がリセットされることがあります。 - Garmin Expressを定期的に使う
最新の日本語パックやフォントが自動更新され、文字化けを防げます。 - 購入時に「日本語対応」かを必ず確認する
通販やオークションでは、海外版を日本語対応と誤認して出品しているケースも。
それでも解決しない場合はサポートに相談を
Garmin公式サポートでは、機種や購入時期を伝えると適切な対応を案内してくれます。
日本語非対応モデルでも、一部はファーム更新で対応できることもあるため、一度問い合わせてみましょう。
サポートページからは、FAQ・チャット・電話窓口が選べます。
平日であれば日本語スタッフが対応してくれます。
まとめ:ガーミンが日本語にならない時の原因と解決方法を徹底解説
ガーミンが日本語にならないときは、
「設定ミス」「海外版」「言語ファイル欠如」「ファーム不具合」など、複数の原因が絡んでいることが多いです。
まずは本体の言語設定を確認し、それでもダメならGarmin Expressで日本語を追加。
それでも表示されないなら、購入モデルの仕様を疑いましょう。
そして何より、次に買うときは「日本正規版」を選ぶこと。
これが一番確実な予防策です。
日本語で快適に使えるガーミンライフを、ぜひ取り戻してください。
