Garmin（ガーミン）のスマートウォッチを使っていると、突然スマホとペアリングできなくなることがあります。アプリ「Garmin Connect」を開いても「デバイスが見つかりません」と出たり、Bluetoothが反応しなかったり…。
この記事では、そんな「ガーミンがペアリングできない」時の原因と、実際に試して効果があった解決法を分かりやすく紹介します。難しい設定は一切なし。順番に試すだけで、ほとんどの人が再接続できるようになります。
Garminがペアリングできない主な原因とは？
まずは、なぜペアリングできなくなるのかを知っておきましょう。原因を把握すると、解決が早くなります。
スマホ設定の問題
スマートフォンのBluetooth設定がオフになっていたり、古い接続情報が残っていたりすると、Garminが新しい接続を受け付けないことがあります。また、Garmin Connectアプリの権限（位置情報やBluetoothスキャン許可）が制限されている場合も要注意です。
Garmin本体側の設定不備
GarminウォッチにはBluetooth通信のオン・オフ機能があります。誤ってオフにしていると、スマホが検出できません。また、ペアリングモードに入らずに接続しようとしても認識されないことがあります。
ソフトウェアやアプリの不具合
Garmin ConnectやスマホのOSが最新でない場合、Bluetooth通信の仕様が合わずエラーになることも。逆に、アップデート直後に不具合が発生するケースも報告されています。
他のBluetooth機器との干渉
イヤホンやスピーカー、カーナビなど、複数のBluetooth機器を同時接続していると電波干渉が起きやすくなります。Garminが一時的に検出されない、もしくは接続が不安定になることも。
デバイスの内部不具合
上記をすべて試しても直らない場合、Garminの内部データが破損している可能性があります。その場合は初期化が必要になることもあります。
スマホ側で確認すべきポイント
ペアリングがうまくいかない場合、まずはスマホの設定を見直しましょう。簡単な操作で改善することがよくあります。
Bluetoothを一度オフ→オン
基本ですが、これが非常に効果的です。
Bluetoothを完全にオフにして10秒ほど待ち、再度オンにすることで接続情報がリセットされます。
古いGarminの接続情報を削除
スマホの設定→Bluetoothの一覧から、以前に接続したGarminデバイスを削除（ペアリング解除）します。
Garmin Connectで再ペアリングする際に、古い情報が残っていると接続できないことがあります。
Garmin Connectアプリのキャッシュを削除
アプリが内部で持っている古いデータを消すことで、不具合が解消されることがあります。
スマホの設定→アプリ→Garmin Connect→ストレージ→キャッシュを削除、でOKです。
スマホの再起動
Bluetoothの接続設定やバックグラウンド通信が正常に再読み込みされるため、これだけで直ることも少なくありません。
Garminウォッチ側の設定をチェック
Garmin本体の設定も見直してみましょう。
Bluetoothがオンになっているか確認
メニューの「設定」→「Bluetooth」→「オン」になっているかをチェック。オフになっていると、スマホからは見つかりません。
ペアリングモードを有効にする
Garmin Connectから接続を試みる前に、デバイス側でペアリングモードを有効にしておきましょう。
機種によって操作は異なりますが、多くは「メニュー」→「スマートフォン」→「ペアリング開始」で入れます。
デバイスを再起動
Garminウォッチの再起動は、通信エラーのリセットに有効です。電源ボタンを長押しして電源を切り、再度入れ直します。
Garmin Connectで再ペアリングする手順
原因を潰したら、次は実際に再ペアリングを行いましょう。
手順を間違えると再び失敗しやすいので、以下の順番で行うのがおすすめです。
- スマホのBluetooth設定から、Garminの古いペアリングを削除
- Garmin Connectを開き、「その他」→「Garminデバイス」→「デバイスを追加」へ
- Garmin本体をペアリングモードにしておく
- 表示されたデバイスを選択し、PINコード（または確認コード）を入力
- ペアリング完了後、アプリで同期できるか確認
ここで「デバイスが見つかりません」と表示されたら、スマホを再起動してもう一度試すのがポイントです。
それでも接続できない時の追加対処法
Garmin Connectを再インストール
アプリの設定や通信権限が破損している場合、再インストールが一番確実です。
削除→再起動→再インストール→ログイン→再ペアリング、の流れを丁寧に行うと直るケースが多く報告されています。
Garminウォッチを初期化（リセット）
どうしても接続できない場合の最終手段です。
設定→システム→リセット（または「工場出荷時に戻す」）を選択し、初期状態に戻します。
その後、Garmin Connectアプリから新規デバイスとして登録します。
※注意：リセットすると、ウォッチフェイスやデータが削除される場合があります。同期していないデータは失われるため、バックアップを取っておくと安心です。
他のBluetooth機器を一時的に切る
イヤホンやスピーカーなど、ほかのBluetoothデバイスを一時的にオフにしておくと、干渉が減りペアリングが成功しやすくなります。
ペアリングが安定しない時の再接続のコツ
接続できても、すぐ切れてしまう人も多いですよね。
ここでは、安定して使うためのちょっとしたコツを紹介します。
- スマホはなるべくGarminの近くに置く
距離が離れすぎると電波が途切れます。特に壁や金属で遮られると弱くなります。 - 省電力モードを解除する
スマホの省電力モード中はバックグラウンド通信が制限され、Garmin Connectの動作に影響します。 - 通知設定を再確認
アプリ側で通知を有効にしておかないと、接続はできても通知が届かないことがあります。 - 定期的にGarmin Connectを開く
長期間アプリを起動しないと、バックグラウンド通信が途切れることがあります。定期的に同期しておくのがおすすめです。
ハードウェア不良が疑われるケース
すべての手順を試しても改善しない場合、Garminデバイスそのものの故障の可能性があります。
- ペアリングモードに入れない
- Bluetooth設定がグレーアウトしている
- 他のスマホでも認識されない
このような症状がある場合は、Garminサポートに問い合わせて修理または交換を検討しましょう。
保証期間内であれば無償対応になることもあります。
Garminがペアリングできない時のまとめ
ガーミンがペアリングできない原因の多くは、設定ミスや一時的な通信トラブルです。
スマホとGarminを再起動し、Bluetoothをオフ→オンにするだけでも直るケースが多くあります。
それでもダメなら、古い接続情報の削除、Garmin Connectの再設定、アプリやデバイスのアップデートを試してください。
最後の手段としては、Garminウォッチの初期化。それでも改善しなければ、サポートへの相談をおすすめします。
正しい順番で一つずつ試していけば、ほとんどのケースで再接続できます。焦らず落ち着いて、まずは基本からチェックしてみましょう。
