ランニングやサイクリングで「今日はどこを走ろう？」と迷ったことはありませんか？
Garmin（ガーミン）の「コース作成」機能を使えば、走りたい距離やエリアをもとに、あなただけのルートを簡単に作ることができます。この記事では、初心者でも迷わずできるコースの作り方をスマホ・PCそれぞれの手順で紹介します。
Garminのコース作成とは？
Garmin+Connect（ガーミンコネクト）には、自分でルートを作れる「コース作成」機能があります。
この機能を使うと、走る前にルートを地図上で設定し、ウォッチやサイクルコンピュータに転送してナビゲーションできるようになります。
たとえば「10kmだけ走りたい」「知らない道を走ってみたい」など、目的に合わせてルートを作れるのが魅力です。
あらかじめルートを設定しておけば、信号の多い道を避けたり、坂道をあえて取り入れたりと、トレーニングの質を上げることもできます。
Garminでコースを作るメリット
Garminでコースを作成する最大の利点は、「安心して走れること」。
知らない土地でもナビに従うだけで迷わず進めるので、旅先ランやロングライドにもぴったりです。
他にもこんなメリットがあります。
- 走行距離や高低差を事前に把握できる
- 過去のアクティビティを再利用して「お気に入りルート」を保存できる
- 友人とコースを共有して一緒に走れる
- Garminデバイス上でナビゲーションを利用できる
地図表示ができる機種なら、分岐や曲がり角もわかりやすく、迷うリスクを大幅に減らせます。
スマホ（Garmin+Connectアプリ）でコースを作成する方法
スマホだけでもコース作成は可能です。外出中や移動先でも手軽に作れるので、まずはアプリで試してみましょう。
- Garmin+Connectアプリを開く
画面下のメニューから「詳細」をタップし、「トレーニングと計画」→「コース」を選択します。 - 「＋コースを作成」をタップ
ランニング、サイクリングなどの種別を選びましょう。 - 作成方法を選ぶ
- 自動作成（距離と方向を指定して自動生成）
- カスタム（地図をタップして手動でポイントを置く）
- ルートを確認して保存
コース名を入力して保存。公開設定は「非公開」でOKです。 - デバイスへ転送
作成したコースを選び、「デバイスに送信」→ Garminウォッチやサイコンと同期します。
アプリの「自動作成」はとても便利ですが、生成されたルートが必ずしも走りやすいとは限りません。
実際に使う前に、地図アプリなどで安全性を確認しておくのが安心です。
PC（Garmin+Connect+Web）で作成する方法
より細かく正確なコースを作りたいなら、PCからの作成がおすすめです。大画面でルートを確認でき、長距離のライドやランにも向いています。
- Garmin+ConnectのWebサイトにアクセスし、ログイン
- メニューから「トレーニングと計画」→「コース」→「新規作成」
- コースタイプを選択（ラン／サイクリングなど）
- マップ上でスタート地点・経由地・ゴールをクリック
自動で最適な道路に沿ってルートが描かれます。 - 距離や高低差を確認し、コース名を付けて保存
- Garminデバイスに送信して同期
Web版では道路や高低差が視覚的に見やすいため、細かくルートを調整したい人には最適です。
また、既存コースの複製や編集も簡単に行えます。
Garminのコース作成には4つの方法がある
Garmin+Connectでは、用途に合わせてさまざまな作り方が選べます。
1. 自動作成
スタート地点と走りたい距離、方向を指定するだけでGarminが自動でルートを生成。
手軽でスピーディーですが、交通量や信号の多さまでは考慮されません。短距離ランに向いています。
2. カスタム（手動）
自分でポイントを置いてルートを描く方法。
道の選択や景色、高低差などを自由にコントロールでき、練習コースを精密に設計できます。
3. 他の人のコースを使う
Garmin+Connect上で他ユーザーが公開しているコースを検索し、自分のアカウントに保存。
地元以外のおすすめコースを探すときに便利です。
4. 走行データから作成
過去のアクティビティをもとに、自分が実際に走った道を「コース」として保存可能。
「このルート良かったな」と思ったら、再走用に登録しておくと便利です。
コース作成時の注意点
Garminのコース作成は便利ですが、使う上で知っておくと失敗を防げるポイントがあります。
- 自動生成ルートは精度にばらつきあり
車道優先のルートになることもあるため、歩道の有無や交通量を確認してから使用しましょう。 - デバイスの機能差に注意
すべてのGarminウォッチが地図表示に対応しているわけではありません。
地図非対応モデルでは「線だけ」の表示になるため、曲がり角が分かりづらい場合があります。 - スマホ作成は操作ミスに注意
画面が小さいため、長距離コースではタップミスしやすいです。精密なルート作成はPCがおすすめ。 - コース外れ時の復帰
コースを外れるとアラートが鳴りますが、再びルート上に戻れば自動で案内が再開されます。
作ったコースをデバイスで使う手順
コース作成後は、Garminデバイスでナビゲーション機能を使って走ることができます。
- Garminウォッチのメニューから「ナビゲーション」または「コース」を選択
- 同期済みのコース一覧から走りたいルートを選ぶ
- 「開始」を押すと、矢印や線でコース案内がスタート
地図対応機種では、進む方向や交差点の案内も画面に表示されます。
コース外れの通知も出るので、初めて走る道でも安心です。
Garminコース作成をもっと活用するコツ
- 事前に地図アプリで下見する
自動生成ルートの場合、歩道や安全性を確認しておくと安心。 - お気に入りコースを保存しておく
よく走るルートは「スター」登録しておくと、次回以降すぐに使えます。 - コース共有で仲間と一緒に走る
Garmin+ConnectではURL共有が可能。仲間とのグループランに活用できます。 - トレーニングと組み合わせる
作成したコースをトレーニングメニューと組み合わせれば、練習効率がアップします。
ガーミンでコースを作成する方法まとめ
Garminでコースを作成する方法は、スマホでもPCでも驚くほど簡単です。
走りたい距離やエリアを設定して、ナビ付きで安全に走る。それだけで、トレーニングも日常ランも一段と楽しくなります。
最初はアプリの自動作成で試し、慣れてきたらPCで細かく調整してみると良いでしょう。
作成したルートをデバイスに送って走り出せば、Garminの魅力を存分に感じられるはずです。
次の休日は、あなたが作ったコースを走ってみてください。
ガーミンでコースを作成する方法を覚えれば、走る世界がもっと広がります。
