ガーミン(Garmin)のウォッチを使っていると、ランニングやサイクリングなどの定番スポーツ以外にも、自分だけのトレーニングを記録したくなる瞬間ってありますよね。
でも「標準のアクティビティにない運動はどうすればいいの?」という疑問も多いはず。
今回は、ガーミンでアクティビティを追加する方法を中心に、新しいスポーツの登録・管理のコツをまとめて紹介します。ウォッチやアプリでの具体的な操作手順から、知っておくと便利な設定・注意点まで、ひと通り理解できる内容です。
ガーミンでアクティビティを追加する理由
ガーミンウォッチは多彩な運動を記録できますが、すべてのスポーツが最初から登録されているわけではありません。
たとえば「筋トレ」「ヨガ」「ハイキング」「スキー」などは機種によってプリセットが異なり、自分がやりたい運動が一覧にないこともあります。
そんなときに役立つのが、「アクティビティの追加」や「カスタムアクティビティ」の機能。
この機能を使えば、自分のスタイルに合わせて新しい運動を登録し、ウォッチやGarmin Connectアプリで一元管理できるようになります。
また、ウォッチをつけ忘れた日やGPSがうまく記録されなかったときでも、手動で運動を追加すれば“抜け”のないログが完成します。
継続的なトレーニングデータを残したい人にとって、これはとても便利な仕組みです。
ウォッチで直接「アクティビティを追加」する方法
多くのガーミンウォッチでは、ウォッチ本体から新しいアクティビティを追加できます。手順はおおむね以下の通りです。
- ウォッチの「START」ボタンを押して、アクティビティ一覧を開く
- 一番下にある「追加(Add)」を選択
- 既存のアクティビティをコピーするか、「その他(Other)」から新規作成を選ぶ
- 種目を選択して、アクティビティ名を入力
- 必要に応じてアラート・ラップ・自動ポーズなどの設定を調整
- 「完了」を押すと登録され、ウォッチのアクティビティ一覧に追加される
もし頻繁に使う運動なら、「お気に入り」に設定しておくと便利。
これで次回からすぐに選べるようになります。
ウォッチ単体で完結するので、外出中や思い立ったタイミングでも即座に登録可能。
例えば登山中に「トレッキング」として登録して、そのまま記録をスタートできるのも魅力です。
スマホやPCで「手動でアクティビティを追加」する
ウォッチを装着していなかった場合や、過去の運動を後から記録したいときは、Garmin Connectアプリやウェブ版から手動で追加できます。
- Garmin Connectアプリを開く
- 画面下の「アクティビティ」または「トレーニング」タブを選択
- 「+」アイコンから「手動でアクティビティを追加」をタップ
- 種目・日付・時間・距離・メモなどを入力
- 保存を押すと記録に反映される
この方法なら、GPSデータやセンサー情報がなくても、運動量を手動で残せます。
ウォッチを忘れた日や、室内トレーニング、ジムの器具を使った運動などにもぴったりです。
また、PCからは「.FIT」形式のデータをアップロードして追加することも可能。別のデバイスで取得したトレーニングログをGarminに統合する人もいます。
アクティビティを整理・管理するコツ
アクティビティを増やしていくと、ウォッチやアプリの一覧が見づらくなることもあります。そんなときは、設定を工夫して整理しておきましょう。
- 不要なアクティビティを非表示にする
Garmin Connectアプリの「デバイス設定」→「アクティビティとアプリ」から表示・非表示を切り替えられます。 - よく使うアクティビティをお気に入り登録
登録しておくと、ウォッチのアクティビティ一覧で上部に表示され、起動がスムーズに。 - データ項目をカスタマイズする
走行距離・心拍・カロリー・ラップなど、表示したいデータを選択可能。運動内容に合わせてカスタマイズしておくと、トレーニング効率が上がります。 - 同期を忘れずに
ウォッチで追加したアクティビティは、Garmin Connectと同期しないとアプリ側に反映されません。定期的に同期して、データを最新に保ちましょう。
こうした小さな工夫で、日々のトレーニング管理がぐっと快適になります。
注意したいポイントと限界
アクティビティを追加できるといっても、すべての運動を“完全に新しい種目”として登録できるわけではありません。
いくつかの制限がある点を理解しておくと、後で混乱せずに済みます。
- 完全な新種目の追加は不可
実際には既存のアクティビティ(例:ウォーキング、バイクなど)をコピーして名前を変える仕組みです。「スケートボード」「サーフィン」など独自のカテゴリーを一から作ることはできません。 - 同期後に名前が変わる場合がある
「Dog walk」など独自に名付けたアクティビティが、Garmin Connectに同期すると「Walk」に置き換わってしまうこともあります。 - 機種による違い
機能の対応範囲はモデルごとに異なります。Garmin Fenix、Garmin Forerunner、Garmin Venu、Garmin Instinctなど、使っているシリーズにより手順や設定項目が違うことがあります。 - 手動追加では詳細データが残らない
GPSや心拍データを記録していないため、地図やペースの分析はできません。あくまで「運動を記録しておく」目的で使うのが基本です。
これらを理解しておくと、「できること・できないこと」の境界が明確になります。
活用のヒント:日常や趣味の運動も記録してみよう
カスタムアクティビティは、トレーニング目的だけでなく、日常の運動を管理するのにも役立ちます。
- 「犬の散歩」「通勤ウォーク」などを独自に登録
毎日の習慣を可視化できるので、活動量の把握に便利。 - 「HIIT」や「自重トレーニング」も一元管理
屋内ワークアウトや短時間運動もアクティビティとして残すことで、週単位の運動バランスが見える化。 - 「旅行中のハイキング」「スキー」も記録
旅行やレジャーも“アクティビティ”として記録すれば、後から振り返る楽しみが増えます。
ガーミンは単なるスポーツウォッチではなく、「ライフログツール」としての一面も持っています。
日常のあらゆる動きをアクティビティとして残すと、運動のモチベーション維持につながります。
トラブル時のチェックポイント
もし「アクティビティが追加できない」「同期されない」といった問題が起きたときは、次の点を確認しましょう。
- Garmin Connectアプリとウォッチが最新バージョンか
- スマホのBluetoothがオンになっているか
- 同期が完了しているか
- アクティビティがウォッチ側で“非表示設定”になっていないか
それでも解決しない場合は、Garmin公式サポートの「アクティビティを手動追加する方法」ページを参照するのがおすすめです。
基本操作やよくあるエラーの対処法がわかりやすく説明されています。
ガーミンアクティビティを追加する方法!新しいスポーツを登録して管理するコツを活かして、自分専用のトレーニング管理を
ガーミンでアクティビティを追加する方法を知っておくと、日々の運動ログが一気に使いやすくなります。
定番スポーツだけでなく、自分の趣味やライフスタイルに合わせて自由にカスタマイズできるのが最大の魅力です。
もちろん、完全に新しいスポーツを追加できるわけではありませんが、既存のアクティビティをベースに工夫すれば、実用性は十分。
お気に入り登録や手動追加も活用して、自分だけの運動データベースを作っていきましょう。
最後にもう一度。
ガーミンアクティビティを追加する方法を知ることは、“運動の習慣を続けるための工夫”そのものです。
日常の動きを記録するだけでも、自分の身体の変化や行動パターンが見えるようになります。
今日の一歩を「アクティビティ」として残すことから、あなたの健康データのストーリーが始まります。
