ガーミンのスマートウォッチを使い始めると、「アクティビティってこんなにあるの!?」と驚く人が多いはず。ランニングだけじゃなく、登山やスキー、ヨガ、サーフィンまで。ひとことで“アクティビティ”といっても、ガーミンはそれぞれのスポーツや運動に合わせたモードを細かく用意しています。
この記事では、そんな「ガーミンアクティビティの種類」をわかりやすく整理して紹介します。これからガーミンを買う人も、すでに持っているけど機能を使いこなせていない人も、この記事を読めば自分にぴったりのモードが見つかるはずです。
ガーミンのアクティビティって何？
ガーミンの「アクティビティ」とは、運動や活動の種類ごとに最適化された記録モードのこと。ウォッチを着けて運動を始めるとき、「ランニング」「サイクリング」「登山」などのモードを選ぶと、自動的にその運動に合ったデータが取得されます。
たとえばランニングなら「ペース」「距離」「心拍数」「ピッチ（歩数のテンポ）」、登山なら「標高」「上昇量」「ルート」「気圧」など。つまり、ただ“運動時間を記録する”だけではなく、「どう動いたか」「どんな負荷だったか」を詳細に分析できるのが特徴です。
ガーミンのアクティビティモードはモデルによって異なりますが、多いものでは100種類以上。これだけあれば、あなたの趣味や生活スタイルにぴったり合うものがきっと見つかります。
ランニングで使えるモード一覧
ガーミンといえばランニングウォッチのイメージが強いですよね。実際、ランナー向けのアクティビティモードはかなり充実しています。
- ラン（Run）：一般的なロードランニング用。距離・ペース・心拍・ラップタイムなどが自動記録されます。
- トレッドミル（Treadmill）：室内ラン用。GPSを使わず、加速度センサーで距離を推定。
- トレイルラン（Trail Run）：山道など起伏のあるコース向け。高度やペースの変動も正確に記録。
- トラックラン（Track Run）：陸上トラックでの正確な距離計測に最適化。
- ウルトララン（Ultra Run）：長時間のランに特化。バッテリー消費を抑えながら記録可能。
- バーチャルラン（Virtual Run）：Zwiftなどのアプリと連携してオンラインランに対応。
このように、走る環境や目的によって細かくモードを切り替えられるのがガーミンの魅力です。普段は「ラン」、トレイルの日は「トレイルラン」など、状況に合わせて使い分けると記録の精度がぐんと上がります。
登山・ハイキング・アウトドアに強いモード
アウトドア派に人気なのが、登山やハイキング用のアクティビティ。ガーミンの真価はまさにここにあります。
- ハイク（Hike）：登山やトレッキング全般。距離・標高・上昇／下降量・ルートを記録。
- マウンテニアリング（Mountaineering）：本格的な登山向け。気圧計やコンパス、GPSトラックも活用。
- ウォーク（Walk）：軽い散歩や街歩き用。歩数やカロリー消費を中心に記録。
- ラック（Rucking）：荷物を背負った歩行を測定。トレーニングやミリタリー式運動に使われる。
- スキー／スノーボード（Ski / Snowboard）：雪山での滑走を自動検出。滑走距離・スピード・高度変化を記録。
登山モードでは、気圧の変化から天候の急変を予測したり、地図上で現在地を確認したりすることも可能。登山アプリを別に使わなくても、ガーミンだけで安全に行動できるのが頼もしいポイントです。
サイクリングやトライアスロンにも対応
ランや登山だけでなく、ガーミンはサイクリングや複合競技にも対応しています。
- ロードバイク（Road Bike）：スピード、距離、ケイデンス（ペダル回転数）などを記録。
- マウンテンバイク（MTB）：オフロード用。ジャンプ検出やトレイルの滑らかさまで分析可能。
- グラベルバイク（Gravel Bike）：舗装と未舗装の混在コース用。
- eBike / eMTB：電動アシスト付きバイク専用モード。バッテリー残量も連携表示可能。
- トライアスロン（Triathlon）：スイム→バイク→ランを連続記録。競技間の切り替えもボタン一つでOK。
これらのモードを使えば、サイクルコンピュータを別に持たなくても、ライドやトレーニングのすべてを腕元で管理できます。
水泳・マリンスポーツで使えるモード
ガーミンは防水性能にも優れており、水泳やサーフィン、SUPなどのウォータースポーツもカバーします。
- プールスイム（Pool Swim）：泳法やラップを自動検出。ターン時の誤差も補正。
- オープンウォータースイム（Open Water）：海や湖などでの泳ぎをGPSでトラッキング。
- SUP（スタンドアップパドル）／カヤック：パドル回数やスピードを計測。
- サーフィン（Surf）：波に乗った回数やライディング時間を自動カウント。
- スキューバダイブ（Scuba Dive）：専用モデルでは水深や潜水時間を記録可能。
これらのモードは、運動データだけでなく「アクティビティとしての体験」を残すのにも役立ちます。海や川での一日をまるごと記録できるのはガーミンならではです。
ジム・フィットネス・日常運動にも対応
最近のガーミンは、アウトドアだけでなく日常の健康管理にも強化されています。
- ストレングス（Strength）：筋トレのレップ数や休憩時間を自動記録。
- HIIT：高強度インターバルトレーニング。セットやインターバルを管理。
- ヨガ／ピラティス：姿勢や呼吸を整える運動を記録。
- エリプティカル／ステッパー／ローイング：マシントレーニングに対応。
- 呼吸法・瞑想（Breathwork / Meditation）：ストレス軽減や集中力アップに。
家での筋トレからスタジオレッスンまで幅広く対応し、アニメーションガイド付きのモデルなら動きを見ながら正しいフォームを学べます。
アクティビティを使いこなすコツ
- 目的に合ったモードを選ぶ
「とりあえずラン」より、「トレイルラン」や「ハイク」を選ぶとデータが格段に正確になります。 - トレーニング画面をカスタマイズする
表示項目は自分好みに変更可能。ランではペース・距離・心拍、登山なら高度・上昇量など、見たい情報を選びましょう。 - 記録をアプリで振り返る
Garmin Connectアプリで日々のデータをグラフ化。どのくらい活動したか、疲労や回復の傾向も一目でわかります。 - モデルごとの対応範囲を確認
すべてのモデルが全アクティビティに対応しているわけではありません。
ラン中心なら「Forerunnerシリーズ」、登山・アウトドアなら「fēnix」や「Instinct」、日常＋軽い運動なら「vívo」や「Venu」がおすすめです。
アクティビティの活用で広がる楽しみ方
ガーミンのアクティビティをうまく使いこなすと、運動が「記録」から「体験」へと変わります。
ランニングのペース管理や登山ルートのログ、サーフィンの波乗り履歴、ヨガでのリラックス時間――。すべてがひとつの履歴として積み上がり、自分の体と向き合うツールになります。
また、季節ごとにモードを使い分けるのも楽しいポイント。
春はランニング、夏は水泳や登山、冬はスキー。どの季節も「ガーミンが一緒なら、記録が残る」。そんな一体感が、日々のモチベーションになります。
まとめ｜ガーミンアクティビティの種類まとめ！ランニングや登山で使えるモード一覧
ガーミンのアクティビティモードは、ランニングや登山をはじめ、サイクリング、水泳、ヨガ、筋トレなど、あらゆる運動に対応しています。
それぞれのモードが最適化されているから、データの精度も高く、自分の成長や体の変化をリアルに感じ取れるのが魅力です。
もし「最近運動がマンネリ気味かも」と感じているなら、今度のアクティビティは別のモードで挑戦してみてください。
きっと新しい発見や、体の使い方の違いに気づけるはずです。ガーミンは、あなたの毎日の運動や冒険を記録し、次の一歩を後押ししてくれる最高のパートナーです。
