最近は「スマートウォッチほど大きくなくて、でも健康管理はしたい」という人が増えています。そんなニーズにピッタリなのが、Garmin（ガーミン）の「vivosmart 5」。
この記事では、実際の使用感を中心に、スペックや機能の特徴をわかりやすく紹介します。軽量でストレスのない装着感、そして毎日の健康管理をサポートしてくれるvivosmart 5の魅力を、率直にレビューしていきます。
コンパクトで軽い！ガーミンvivosmart 5のデザインと装着感
まず驚くのは、その軽さです。S/Mサイズで約24.5g、Lサイズでも26.5gほど。数字以上に「何もつけていないような感覚」で、寝ているときも気になりません。
デザインはとてもシンプルで、黒を基調とした細身のバンド型。仕事中でも違和感なくつけられます。
バンドは柔らかいシリコン素材で肌あたりも良く、長時間装着してもストレスがありません。
画面は0.41×0.73インチの有機ELタッチスクリーン。文字はくっきり見やすく、必要な情報だけが表示されるのでごちゃごちゃしないのが好印象です。
日常生活から睡眠中まで“つけっぱなし”でも邪魔にならない――これがvivosmart 5最大の魅力といえます。
シンプルだけどしっかり健康管理できる機能群
vivosmart 5は、コンパクトながら健康管理のための基本機能が非常に充実しています。
特に以下の点が日常使いで役立ちます。
- 心拍数モニタリング：常時計測で運動時や安静時の心拍変化を可視化。
- 血中酸素（SpO₂）測定：睡眠時の呼吸状態をチェックでき、生活リズムの見直しに役立ちます。
- ストレスレベル計測：一日の中でのストレスの波を数値で見られ、リラックスのタイミングを意識できます。
- Body Battery（体のエネルギー残量）：睡眠や活動から「今日どれくらい動けるか」を数値化。無理を避けた生活の目安になります。
- 睡眠トラッキング：浅い・深い・レム睡眠を自動で分析し、Garmin Connectアプリでスコア化。
- 歩数・距離・消費カロリー：日々の活動量を自動記録。座りっぱなし防止にも◎。
全体的に「運動計測」よりも「日常の体調管理」に寄った設計で、忙しい社会人や健康を意識し始めた人にぴったりです。
スポーツ機能も“必要十分”
vivosmart 5は、ランニングやウォーキング、サイクリング、ヨガなど、14種類のアクティビティに対応しています。
本格的なトレーニング用というより、「軽く体を動かす習慣づけ」にちょうどいいレベル。
屋外ランの距離を測りたいときはスマートフォンのGPSと連携させることでルート記録も可能です。
一方で、本体にGPSを内蔵していないため、スマホを持たずに正確な距離を測ることはできません。
その点は、あくまで“健康サポート用のバンド”と割り切るのがポイントです。
通知機能と防水性能で、日常がもっと便利に
スマートフォンとBluetoothで連携すれば、LINEやメール、着信通知などが手元で確認できます。
画面は小さいながらも、誰から来た通知かをパッと見られるので便利。
ただし通話機能や音楽操作、決済機能は搭載されていません。あくまで“確認専用”です。
また、防水性能は5ATM（50m防水）と高く、手洗いやシャワー、プールなどでも装着OK。
「つけっぱなし生活」を実現するには欠かせない安心仕様です。
Garmin Connectアプリでデータを一括管理
Garminの魅力は、やはりアプリの完成度。
スマホと同期すれば、心拍や睡眠、活動量などをグラフで細かくチェックできます。
過去データとの比較も簡単で、「昨日より眠りが浅かったな」「今週はストレスが少ない」といった変化を視覚的に把握できます。
また、Body Batteryやストレス値の推移を見ながら、自分の体調傾向をつかめるのが強み。
アプリを開くたびに「健康を数字で見守ってくれている感覚」があり、モチベーション維持につながります。
前モデルとの違いと注意点
前モデル「vivosmart 4」との比較で大きく変わったのは、ディスプレイサイズと操作性です。
画面が約66％大きくなり、タッチ操作がしやすくなりました。
本体のバンドも交換式になり、メンテナンス性が向上しています。
一方で注意点もあります。
- GPS非搭載（スマホ連携で補完可能）
- 音楽操作や決済非対応
- 画面のカラーディスプレイ化は未対応（モノクロ）
とはいえ、これらは“軽量・長持ち”を優先した設計の裏返し。
多機能スマートウォッチのように毎日充電する必要もなく、約7日間のバッテリー持ちを実現しています。
実際に使って感じた良いところ・惜しいところ
良いところ
- 軽くて装着感が抜群。寝る時も気にならない。
- 心拍・睡眠・ストレスなどの健康データが正確。
- Garmin Connectのアプリが見やすく、データ分析がしやすい。
- 通知機能がシンプルで、仕事中も集中を妨げない。
- 防水でつけっぱなしOK。
惜しいところ
- GPS非搭載なので、ランニングの距離を正確に記録したい人には物足りない。
- 画面がモノクロで情報量が少ない。
- 音楽・決済などの機能は非対応。
これらを踏まえると、「シンプルな健康管理バンド」としての完成度は非常に高い一方で、「高機能スマートウォッチ」を期待すると少しギャップを感じるかもしれません。
どんな人におすすめか？
vivosmart 5が合うのは、こんな人です。
- スマートウォッチの重さや大きさが苦手
- 睡眠やストレス、体調を手軽に把握したい
- 仕事や家事の合間に健康状態をチェックしたい
- 運動は軽くする程度で、本格的なトレーニングはしない
- 毎日充電するのが面倒
つまり「健康管理を生活の一部にしたいけど、ガジェット感は控えめでいい」という人に最適です。
まさに“日常使いに最適な軽量フィットネストラッカー”という言葉がぴったり。
価格とコストパフォーマンス
Garmin vivosmart 5の実売価格はおおよそ2万円前後。
この価格帯では、FitbitやHuawei Bandなどのライバルも多いですが、Garminの安定したセンサー精度とアプリの使いやすさは抜群です。
特に、追加課金なしで全機能が利用できるのは大きな魅力。
1本買っておけば、ランニング・睡眠・ストレス・体調の可視化まで完結します。
ガーミンvivosmart5をレビュー！まとめ
vivosmart 5は、Garminらしい堅実なフィットネストラッカー。
軽量・防水・長時間バッテリーという三拍子がそろい、日常生活の“つけっぱなし”を前提に作られています。
派手さや高機能はないものの、「気づけば毎日つけている」そんな存在感を放つデバイスです。
健康を“意識せず意識できる”――vivosmart 5は、そんなライフスタイルに寄り添う心強い相棒になるはずです。
