「ランニング中にスマホを持たずに音楽を聴けたらいいのに」と思ったこと、ありませんか？
実は最近のスマートウォッチなら、音楽を本体に保存してオフライン再生できるモデルが増えています。この記事では、音楽を保存する方法や、対応しているスマートウォッチ、注意点までわかりやすく解説します。
スマートウォッチで音楽を「保存」できるってどういうこと？
一口に「スマートウォッチで音楽を聴く」と言っても、実は2種類あります。
ひとつは、スマホで再生している音楽をリモコンのように操作するだけのタイプ。
もうひとつは、スマートウォッチ本体に音楽データを保存して、スマホなしでも再生できるタイプです。
この記事で取り上げるのは後者。つまり「ウォッチ単体で音楽を聴ける」タイプの話です。
これができると、ランニングやジムでスマホを持たなくても音楽を楽しめます。手ぶらで軽快に動けるので、身軽さを求める人にぴったりなんです。
音楽を保存する方法は主に2パターン
1. ストリーミングサービスと同期する方法
Spotify、Apple Music、Amazon Musicなど、サブスクリプション型の音楽サービスには、ウォッチ用アプリが用意されています。
対応モデルであれば、ウォッチ上にプレイリストをダウンロードしてオフライン再生が可能です。
たとえばSpotifyなら、有料プラン（Premium）に加入していれば、スマホアプリからプレイリストを「ウォッチに同期」できます。
スマホとペアリングしたあと、楽曲を選んで「ダウンロード」すればOK。同期が完了すれば、スマホを家に置いたままでも音楽を再生できます。
ただし、無料プランではオフライン再生は不可。
サブスク連携を考えるなら、有料プランが前提になる点は押さえておきましょう。
2. 音楽ファイルを直接転送する方法
もう一つのやり方は、パソコンやスマホからウォッチ本体にMP3などの音楽ファイルを転送する方法です。
GarminやHUAWEIなど、一部のブランドでは「Music Manager」や専用アプリを使ってPCと同じWi-Fiネットワーク経由でファイルを追加できます。
この方法ならサブスク契約がなくてもOK。
自分が持っている曲を好きなだけウォッチに入れて再生できます。
ただし、ウォッチのストレージ容量には限りがあるため、数百曲程度が現実的なラインです。
音楽再生の仕組みと必要なもの
音楽を再生するには、Bluetoothイヤホンがほぼ必須です。
多くのスマートウォッチはスピーカー非搭載か、あっても音質が限定的。
そのため、イヤホンをペアリングして使うのが基本です。
操作はウォッチの画面上で完結。再生・停止・スキップ・音量調整などを手元で行えます。
ワークアウト中にポケットやスマホを探す必要がなく、非常に快適です。
オフライン再生に対応した代表的なスマートウォッチ
ここからは、実際に音楽を保存してオフライン再生できる代表的なモデルを紹介します。
用途や好みに合わせて選ぶ際の参考にしてください。
Garmin（ガーミン）シリーズ
スポーツ向けスマートウォッチとして人気のガーミンは、音楽保存対応モデルが豊富です。
たとえば「Garmin Venu Sq Music」は最大500曲を保存可能。Bluetoothイヤホンをつなげばスマホなしで再生できます。
また「Garmin Forerunner 265 Music」など上位モデルでは、SpotifyやAmazon Musicとの連携にも対応。ランナーやアウトドア派に人気があります。
Apple Watchシリーズ
Apple MusicやSpotifyとの相性が抜群。
iPhoneユーザーであれば、Apple Watch SEにプレイリストを同期し、完全オフラインで音楽を楽しめます。
Apple Watch Series 9など、最新モデルはストレージ容量も多く、サブスク連携もスムーズです。
Samsung Galaxy Watchシリーズ
Samsung Galaxy Watchでは、スマホの「Galaxy Wearable」アプリや「Music Manager」を使って音楽ファイルを転送可能。
Spotifyプレミアムにも対応しており、スマホを持たずに音楽を聴けます。
Androidユーザーなら、操作感の統一性が高くおすすめです。
HUAWEI WATCHシリーズ
HUAWEI WATCHの最新モデルもオフライン再生に対応。
ウォッチ単体で音楽を保存し、Bluetoothイヤホンで再生できます。
ランニング時のスマホレス運用にも向いており、コスパの高さが魅力です。
スマートウォッチに音楽を保存するメリット
- スマホなしで音楽が聴ける
ランニングやジムなど、スマホを持ち歩きたくない場面で便利。 - データ通信量を使わない
オフラインで再生できるので、通信制限や圏外でも安心。 - 気軽に再生操作ができる
ウォッチ画面から曲の変更や音量調整が可能。動きながらでもスムーズ。 - スマホのバッテリー節約にもなる
長時間の再生をウォッチに任せれば、スマホの電池消費を抑えられる。
注意点とデメリットも知っておこう
便利な一方で、いくつかの制約もあります。
- 保存できる曲数に限りがある
ストレージは数GB程度。数千曲は入らないと考えたほうが現実的です。 - 音質はスマホより劣る場合もある
Bluetooth接続やハードウェアの制限で、高音質再生には不向きなケースも。 - サービスの利用条件に注意
SpotifyやAmazon Musicなどは、無料プランではオフライン再生ができません。 - バッテリー持ちが短くなる
音楽再生中はBluetooth通信が続くため、通常より消耗が早くなります。
自分に合った使い方を考えよう
スマートウォッチに音楽を保存するかどうかは、ライフスタイル次第です。
通勤中やウォーキング、ジムでのトレーニングなど、スマホを持たない時間を作りたい人にはぴったり。
一方で、音楽を高音質で楽しみたい人や大量の楽曲を持ち歩きたい人には、スマホや専用プレーヤーの方が向いています。
「軽快に動きたい」「身軽に音楽を楽しみたい」という人にこそ、ウォッチの音楽保存機能は大きな価値を発揮します。
スマートウォッチに音楽を保存する方法！オフライン再生で自由な時間を
スマートウォッチに音楽を保存できるようになった今、音楽の楽しみ方が広がりました。
スマホを置いて出かけても、手首の中にお気に入りのプレイリストがある。
そんな自由な時間を味わえるのが、オフライン再生対応のスマートウォッチです。
購入前には、対応サービス・ストレージ容量・Bluetoothイヤホンの動作確認などを忘れずに。
自分のスタイルに合ったモデルを選べば、通勤もランニングも、もっと軽やかに、もっと音楽的になります。
