朝起きたら、あるいは大事な電話をかけようとしたときに、iPhoneの右上に見慣れない「SOS」の文字。
「え、何これ」「まさか故障?」「電話代めっちゃかかったりしない?」——そんな不安な気持ち、すごくわかります。
でも、ちょっと待ってください。この表示、実はiPhoneからの大切なサインだったりするんです。この記事では、iphoneの画面右上に「SOS」と出てしまったときの原因と、今日から試せる対処法をわかりやすく解説していきます。
H2:「SOS」表示って何?「SOS only」との違いも解説
まずは基本から。iPhoneの右上に表示される「SOS」には、いくつかのパターンがあります。
H3:「SOS」と「SOS only」、実は意味がちょっと違う
ステータスバーに「SOS」だけが出ている場合、これは「携帯電話会社のネットワークにつながっていないけど、緊急通報は使えるよ」という状態です。電波が弱い場所にいるときや、SIMカード周りで何かが起きているときに発生します。
一方、「SOS only」と表示されているケース。これはもっと明確で、「ふつうの電話やインターネットは使えません。でも、110番や119番などの緊急電話だけはかけられます」という意味なんです。
どちらの表示でも共通しているのは、通常の通信サービスが使えないということ。でも、「完全に圏外」とは少し違います。圏外は自社の回線すらつかめていない状態。SOS表示は「他社の回線をお借りして、緊急時だけはつながるようにしておきました」という、iPhoneなりの親切心の表れでもあるんです。
H3:この状態でできること、できないこと
SOS表示が出ているとき、具体的に何ができて何ができないのかを整理しておきましょう。
できないこと
- ふつうの電話(発信も着信も)
- モバイルデータ通信を使ったインターネット
- iMessageやSMS(キャリアによっては一部例外あり)
できること
- 110番、119番などの緊急通報
- Wi-Fiに接続していればインターネット利用可能
- Wi-Fi通話が設定されていれば、Wi-Fi経由での通話も可能な場合がある
ここで覚えておいてほしいのが、Wi-Fiの存在。SOS表示が出ていても、家やカフェのWi-Fiにつなげば、LINEも使えるしネットも見られます。「もうスマホ死んだ…」と悲しまなくても大丈夫です。
H2:なぜSOS表示が出るの?5つの主要原因
では、なぜこんな表示が出てしまうのでしょうか。原因はいくつか考えられます。自分の状況に当てはまるものがあるか、チェックしてみてください。
H3:原因1:単純に電波が届いていない(これが一番多い)
地下鉄のホーム、エレベーターの中、山奥の温泉旅館、コンクリート造りの建物の奥——。物理的に基地局の電波が届かない場所では、どうしてもSOS表示が出てしまいます。
特に都市部では、ビルの構造や周辺の電波干渉で、一歩動いただけで電波状況がガラッと変わることがあります。「さっきまで使えてたのに!」という場合も、実はその場所特有の電波の影に入っていただけ、というケースも少なくありません。
H3:原因2:SIMカードがちゃんと読めていない
物理的なSIMカードを使っている場合、こんなトラブルも考えられます。
- 長年使っているうちに接触が悪くなった
- SIMカードの金属部分が汚れている
- カード自体に傷がついている
eSIMの方でも、プロファイルと呼ばれる設定データがうまく読み込めていないと、同様の症状が出ることがあります。
H3:原因3:iPhone本体の設定やソフトの一時的な不具合
機械ですから、たまに調子を崩すこともあります。
- キャリア設定(通信会社の設定ファイル)が古いまま
- iOSのアップデート後に発生した一時的なバグ
- 機内モードをオフにしたのに、通信機能がちゃんと起動しなかった
- ネットワーク関連の設定が何らかの拍子に壊れた
こういったソフトウェア的な問題が原因でSOS表示が出ているなら、比較的簡単に解決できるケースが多いです。
H3:原因4:携帯電話会社の契約・アカウントの問題
少しセンシティブな話になりますが、これも現実的な原因のひとつです。
- 携帯電話料金を滞納していて、回線を止められている
- 新しく契約したけど、まだ開通処理が終わっていない
- SIMロックがかかっている端末を無理やり他社で使おうとしている(今は原則禁止ですが、古い端末などでは稀に)
「あれ、そういえば今月の請求書…」と思い当たる節がある方は、まず支払い状況を確認してみるのが確実です。
H3:原因5:災害時や回線混雑の影響
大規模な地震やイベント開催時など、特定のエリアに人が集中すると、回線がパンク状態になることがあります。このとき、通信会社は通信を制限することがあり、結果としてSOS表示が出ることも。
災害時は「緊急通報だけはつながる状態」が特に重要なので、この表示自体は命を守るための仕組みとも言えます。
H2:【実践編】SOS表示を消すための7つの対処法
さて、ここからが本題。実際にどうやって通常の状態に戻せばいいのか、試してほしい順に並べてみました。簡単なものから試していくのがおすすめです。
H3:対処法1:場所を移動してみる
まずは一番シンプルな方法。窓際に立ってみる、建物の外に出てみる、階を上がってみる——。たったこれだけで電波をキャッチできることは意外と多いんです。
地下鉄から地上に出たら直った、という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。原因が単なる「圏外エリア」だった場合、移動することが唯一かつ最速の解決策です。
H3:対処法2:機内モードのオン/オフ
これは多くの通信トラブルで効果を発揮する古典的なテクニックです。
コントロールセンターを開いて、飛行機のアイコンをタップ(オン)。数秒待ってから、もう一度タップしてオフに戻します。これで通信モジュールがリセットされ、改めて電波を掴み直そうとします。
意外とあなどれないので、ぜひ試してみてください。
H3:対処法3:iPhoneを再起動する
「とりあえず再起動」は、スマホトラブルの基本中の基本。一時的なソフトウェアの不具合であれば、これで大概解決します。
サイドボタンと音量ボタンを長押しして「スライドで電源オフ」。完全に消えたら、もう一度サイドボタンを長押しして起動しましょう。
H3:対処法4:SIMカードを抜き差しする(物理SIMの場合)
物理SIMを使っている方限定の方法ですが、意外と効きます。
iPhoneの側面にあるSIMトレイを、専用のピン(または細いクリップ)で開けます。SIMカードを一度取り出し、金属部分を柔らかい布でそっと拭いてから、元通りにセットし直しましょう。
「え、そんな簡単なことで?」と思うかもしれませんが、長年の使用でちょっとしたズレや汚れが生じていることはよくあるんです。
H3:対処法5:ネットワーク設定をリセットする
ここからは少し踏み込んだ対処法です。ネットワーク設定のリセットは、これまで接続したWi-FiのパスワードやBluetoothのペアリング情報などが消えてしまいますが、通信まわりの不具合にはかなり有効です。
やり方:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」と進む
- 「ネットワーク設定をリセット」を選ぶ
パスワードを再入力する手間はかかりますが、「SOS表示が消えない」という深刻なケースでは試す価値があります。
H3:対処法6:キャリア設定とiOSのアップデートを確認する
通信会社が配信する「キャリア設定」のアップデートが溜まっていると、電波の掴み方が悪くなることがあります。
「設定」→「一般」→「情報」と進み、しばらく待ってみてください。「キャリア設定のアップデート」があれば、ここでポップアップが表示されます。
同時に、iOS自体のバージョンも最新にしておくのがベター。「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認しておきましょう。
H3:対処法7:携帯電話会社に問い合わせる
上記の方法を全部試しても改善しない場合、もしかしたら契約回線側に問題があるかもしれません。
- 料金の未払いがないか
- 契約しているエリアで大規模な通信障害が起きていないか
- 何らかの理由で回線を停止されていないか
これらは自分ではどうしようもないことも多いので、キャリアのサポートに問い合わせてみるのが確実です。
H2:それでもSOSが消えない!そんなときの最終手段
「全部やったのに、まだSOS表示が出る…」。そんなときは、もしかしたら端末自体の故障も考えられます。
特に心当たりがないのに突然この表示が出るようになった、他のiphoneでは普通に使えるのに自分のだけがダメ——そんな場合は、ハードウェアの問題かもしれません。
Apple Storeやキャリアのショップで診てもらうのが安心です。ただ、その前にやっておきたい最終チェックポイントがあります。
H3:eSIMの再設定を試す(eSIMユーザー向け)
eSIMの場合、物理的な抜き差しができません。その代わり、モバイル通信プランを一度オフにしてから再度オンにする方法が有効なことがあります。
「設定」→「モバイル通信」→使っている回線を選び、「この回線をオンにする」をいったんオフ→数秒待ってオンに戻す。
それでもダメなら、キャリアから送られてきたeSIMのプロファイルを再ダウンロードする必要があるかもしれません。この場合は、キャリアのサポートに連絡して手順を教えてもらいましょう。
H2:まとめ:「SOS」表示はスマホからのメッセージ
iPhoneの右上に出る「SOS」表示。最初はびっくりするかもしれませんが、これはあなたのスマホが「ちょっとだけ通信環境が悪いよ」「でも緊急時は使えるようにしてあるからね」と教えてくれているサインです。
この記事で紹介した対処法のほとんどは、難しい知識がなくても試せるものばかりです。
- 場所を変える
- 機内モードのオン/オフ
- 再起動
- SIMカード抜き差し(物理SIMの場合)
- ネットワーク設定のリセット
この順番で試していけば、おそらくほとんどのケースで解決するはずです。
もしそれでも直らないときは、料金未払いの確認か、あるいはキャリアやAppleのサポートを頼ってください。あなたのiphoneが、一日も早く快適に使えるようになりますように。
