ゲーミングPCを買って最初に戸惑うことのひとつが、「イヤホンをどこにさせばいいの?」という疑問。特にドスパラの人気シリーズ「ガレリア(GALLERIA)」を使っている人の中にも、前面と背面にある端子の違いがよくわからないという声は多いです。
この記事では、ガレリアのゲーミングPCでイヤホンやヘッドセットを正しく接続する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。音が出ない・マイクが使えないといったトラブルを避けたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ガレリアPCの端子は「前面」と「背面」にある
ガレリアシリーズのデスクトップ型PCには、主に2種類のイヤホン端子があります。
ひとつは本体前面の端子、もうひとつは背面の端子。モデルによって微妙に位置や表記は異なりますが、基本構造は共通です。
- 前面パネル:
「OUT」または「ヘッドホンマーク」と書かれた3.5mmミニジャックが音声出力用。
「IN」または「マイクマーク」がマイク入力用です。 - 背面パネル(マザーボードI/O):
緑色のジャックが「LINE OUT」(音声出力)、ピンク色が「MIC IN」(マイク入力)、青色が「LINE IN」(外部入力)というのが一般的。
つまり、音を聞くだけならOUTまたは緑色の端子にイヤホンを差す。
マイク付きのヘッドセットを使いたいなら、OUT+INの両方に差す、というのが基本ルールです。
イヤホンを差す場所はどこ?目的別のおすすめ
音を聞くだけなら「OUT」または背面の緑色端子
ゲーム音やBGMを聞くだけの人は、シンプルに「OUT」端子にイヤホンを差しましょう。前面パネルならすぐ手が届く位置にあるので、頻繁に抜き差しする人に便利です。
一方で、背面の端子に差すとノイズが少なくクリアな音を得やすいといわれています。マザーボードに直接つながっているため、電磁ノイズの影響が減るのです。
音質を重視したい人は、背面の「LINE OUT」を使うのがおすすめです。
マイク付きイヤホン・ヘッドセットを使う場合
マイク付きイヤホンを使う場合は、差し込み方に注意が必要です。
一般的に、マイク付きイヤホンのプラグは「4極プラグ(TRRS)」というタイプ。一方、PC側の端子は「3極(TRS)」であることが多く、マイク信号が認識されないことがあります。
そのため、
これで音声出力とマイク入力が正しく認識されます。
変換アダプタは家電量販店やネット通販で数百円程度で購入できます。
モニターのイヤホンジャックを使う方法もある
最近のゲーミングモニターにはイヤホン端子が付いているものもあります。
HDMIやDisplayPort経由で音声信号を送っている場合、モニターのイヤホン端子に差すだけで音を出せます。
この方法のメリットは、PCからの電気的ノイズを避けられること。
ただし、モニター側が音声出力に対応していない場合もあるので、仕様書を確認しましょう。
前面端子と背面端子、どちらを使うべき?
実際のところ「どっちが正解?」と聞かれたら、どちらも正しいです。
ただし、目的に応じて使い分けるのがベストです。
- 前面端子の特徴
- 手元で抜き差しできて便利
- ノイズが乗りやすいことがある
- 配信や通話などで頻繁に切り替える人に向く
- 背面端子の特徴
- マザーボード直結で音質が良い
- ノイズに強く安定している
- 一度差したら抜き差ししない人に向く
「利便性重視なら前面」「音質重視なら背面」と覚えておくとわかりやすいです。
音が出ないときのチェックリスト
「イヤホンを差したのに音が出ない…」
そんなときは慌てず、次のポイントを順番に確認してみましょう。
- 端子の差し込み位置
OUTに差しているか?INに差していないか?を確認。 - プラグの奥までしっかり差し込む
途中までしか刺さっていないと接触不良になります。 - Windowsの設定を確認
タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック →
「サウンド設定を開く」 → 出力デバイスが正しく選択されているか確認。 - デバイスの有効化
コントロールパネル → 「サウンド」 → 「再生」タブで、イヤホンが無効化されていないかチェック。 - ドライバーの更新
Realtek Audioなどのサウンドドライバーが古い場合、再インストールまたは更新を行う。 - プラグ形状の不一致
4極プラグを3極端子に差していないか確認。必要なら変換アダプタを使う。
これでほとんどのトラブルは解決します。特にガレリアでは、前面のIN/OUT表記がシンプルなため、差し間違いが意外と多いです。
マイクが使えないときの対処法
マイク付きイヤホン・ヘッドセットを接続しても音を拾わない場合は、以下を試しましょう。
- IN端子にマイクプラグを接続しているか確認
- サウンド設定の「入力デバイス」を確認
- アプリ(Discord、Zoomなど)側で正しいマイクを選択
- ミュートになっていないかチェック
- 4極プラグの場合は変換アダプタを使う
これでも直らない場合、マイク自体の故障や設定ソフト(Realtek Audio Consoleなど)の不具合が原因のこともあります。
音質を上げたい人へのワンポイント
ゲームの音をもっとクリアに聞きたい、という人は次の工夫もおすすめです。
- 背面端子を使う:ノイズが少なく安定。
- USB-DACを使う:外付けオーディオインターフェイスで音質を底上げ。
- 高音質モードを設定する:Windowsのサウンド設定でサンプルレートを変更。
- アース付き電源タップを使う:ノイズの発生を抑えられる場合があります。
これらを組み合わせると、FPSなど音の定位が重要なゲームで大きな差が出ることがあります。
ガレリアPCで快適にゲームを楽しむために
ガレリアのゲーミングPCは、性能が高いだけでなく、細部の設計もゲーマー向けにチューニングされています。
イヤホンを正しい場所に接続し、設定を整えることで、その実力を最大限に引き出せます。
初心者のうちは「どこに差すか」だけでも迷いがちですが、ポイントを押さえれば簡単です。
一度覚えてしまえば、次から迷うことはありません。
まとめ:ガレリアのゲーミングPCでイヤホンをさす場所はどこ?正しい接続方法を解説
結論として、ガレリアのゲーミングPCでイヤホンを差す場所は前面の「OUT」端子、または背面の「LINE OUT」端子です。
マイクを使う場合は、「IN」端子も併用するか、変換アダプタで4極プラグに対応させましょう。
そして、音が出ない・マイクが動かないときは、設定や差し込み位置を落ち着いて確認すること。
正しい接続と設定を行えば、ガレリアPCの高性能サウンドをフルに活かせます。
快適なゲーミング環境は、正しい“イヤホン”のさし方から始まります。
