最近、街中でもよく見かけるようになった「スマートウォッチ」。中でも注目を集めているのが、中国の大手メーカー・ファーウェイ（HUAWEI）です。
高性能でデザインも洗練されており、しかも価格が比較的手頃。今回は、そんなファーウェイのスマートウォッチを実際に比較しながら、それぞれの魅力や使いやすさをじっくり検証していきます。
ファーウェイのスマートウォッチとは？ラインナップの特徴をざっくり整理
ファーウェイのスマートウォッチは、大きく4つのシリーズに分かれています。
- WATCH GTシリーズ：バッテリー持ちが良く、スポーツ・アウトドア向け
- WATCHシリーズ：スタンダードでデザイン重視のモデル
- WATCH FITシリーズ：軽量でフィットネス用途にぴったり
- WATCH Ultimateシリーズ：素材や性能を極めたハイエンドモデル
どのシリーズも共通しているのは、「長持ちするバッテリー」と「豊富な健康管理機能」。
一方で、Apple Watchのようにアプリを自由に追加したり、決済機能を使ったりといった“スマート”な部分ではやや控えめです。
ただし、その分シンプルで扱いやすく、初心者にも人気があります。
WATCH GT 5：ファーウェイの王道モデル、その実力とは
最新世代の「WATCH GT 5」は、ファーウェイのスマートウォッチの中でも最もバランスの取れたモデルです。
46mmと41mmの2サイズ展開で、どちらもAMOLEDディスプレイを搭載。画面が非常に明るく、屋外でも見やすいのが特徴です。
バッテリーは46mmモデルで最長14日間。常時表示をオンにしても5日ほど持つので、充電の手間がほとんどありません。
防水性能も5ATM対応で、軽い水仕事やランニング中の汗も気にせず使えます。
健康機能としては、心拍・睡眠・ストレス測定のほか、ルートドロー機能が便利。ランニングの軌跡を地図上で可視化でき、運動のモチベーション維持にも役立ちます。
総合的に見て、普段使いと運動の両方をカバーできる万能モデルです。
WATCH Ultimate 2：素材も機能も妥協なしのプレミアムモデル
「WATCH Ultimate 2」は、ファーウェイの中でも最高級ライン。
ケース素材にはジルコニウム系リキッドメタルやセラミックなど、高級時計にも使われる素材を採用しています。
見た目からして圧倒的な存在感で、ビジネスシーンにもマッチします。
1.5インチのAMOLEDディスプレイは大きくて見やすく、アウトドア時でも視認性抜群。
GPSはマルチバンド対応で、高精度な位置情報を取得できます。
さらにパワーセーバーモードでは最長11日間も動作。これほど高機能で長持ちするスマートウォッチは、他ではなかなかありません。
ただし、サイズと重さはしっかりあるため、普段使いではやや存在感が強い印象。
日常よりも、登山やダイビング、スポーツなど「本格的な活動」に使いたい人に向いています。
WATCH FIT 4 / FIT 4 Pro：軽量でおしゃれ、日常に寄り添うモデル
「WATCH FIT」シリーズは、日常生活に馴染む軽快さが魅力。
細長いディスプレイはブレスレット感覚で身に着けられ、重さもわずか30g前後。
特に新しい「FIT 4 Pro」は、1.82インチの大型AMOLED画面と3000ニットの高輝度ディスプレイで、視認性もかなり改善されています。
搭載されているスポーツモードは100種類以上。
ヨガやウォーキングはもちろん、ローラースケートやeスポーツなど珍しいアクティビティにも対応しています。
また、血中酸素測定やストレス計測など健康管理も抜かりなし。
一方で、アプリの追加やNFC決済などは限定的。
スマートウォッチというよりは「高機能なフィットネストラッカー」に近い立ち位置です。
価格も控えめなので、初めての1本として選ぶ人も多いモデルです。
実際の使いやすさを検証：バッテリー、操作性、互換性
バッテリーの持ちは全モデルが優秀
GT 5で約14日、FIT 4 Proで約10日、Ultimate 2でも省電力モードで11日と、どのモデルも長持ち。
頻繁に充電しなくていいのはファーウェイの大きな魅力です。
常時表示やGPSを多用すると短くなりますが、それでも数日は持つ安心感があります。
操作性と連携のしやすさ
ファーウェイ独自のHarmonyOSは動作がスムーズで、画面の反応も良好。
ただし、アプリの追加は限られており、Apple Watchのような拡張性はありません。
スマートフォンとの連携には「Huawei Health」アプリを使います。
Androidでは問題なく動作しますが、iPhoneでは一部機能が制限される点には注意が必要です。
健康・フィットネス機能
心拍数や睡眠、ストレス測定の精度は高く、レビューでも好評。
運動中のGPS精度も安定しており、ランナーやサイクリストにも人気です。
ただし、医療機器ではないため、「数値は参考値」として理解しておくのが安全です。
モデル別おすすめポイント：目的で選ぶのが正解
- 日常＋スポーツ両方に使いたい人 → WATCH GT 5
→ 長時間バッテリーで使いやすく、デザインも上品。 - 本格的なスポーツ・アウトドア派 → WATCH Ultimate 2
→ GPS精度と耐久性が高く、過酷な環境でも安心。 - 軽さとコスパ重視の初心者 → WATCH FIT 4 / FIT 4 Pro
→ 軽くて快適。スマートウォッチ初心者や女性にも人気。 - 価格重視のエントリーユーザー → 前世代のGT 4やFIT 3も十分実用的。
自分の生活スタイルに合わせて選べば、どのモデルでも満足度は高いでしょう。
注意点と購入前にチェックしておきたいこと
ファーウェイのスマートウォッチを選ぶときは、次の3点を意識しておくと安心です。
- 機能制限の有無
国や地域によって、ECG（心電図）やNFC決済などの機能が使えない場合があります。
購入前に公式サイトで仕様を確認しておくと安心です。 - スマートフォンとの相性
iPhoneでも使えますが、一部の通知機能やアプリ連携が制限されることがあります。
Androidユーザーの方が操作性は良好です。 - 実際のバッテリー持続時間
公式の「最大14日」などはあくまで目安。常時表示やGPSを頻繁に使うと短くなります。
それでも1週間前後は十分使えるため、日常利用では困らないレベルです。
ファーウェイのスマートウォッチ徹底比較！人気モデルと使いやすさを検証
ファーウェイのスマートウォッチは、「長時間バッテリー」「豊富な健康機能」「洗練されたデザイン」という3点が大きな魅力です。
GTシリーズは万能型、Ultimateシリーズは高級志向、FITシリーズは軽快で日常向けと、ラインナップが明確に分かれています。
一方で、アプリの自由度や決済機能の対応範囲はやや限定的。
スマートフォンとの連携性や、自分が使いたい機能が搭載されているかを確認した上で選ぶのがポイントです。
用途やライフスタイルに合ったモデルを選べば、ファーウェイのスマートウォッチは間違いなく日々の生活をより快適にしてくれます。
バッテリー切れを気にせず、健康も時間もスマートに管理したい方に、ぜひ一度試してほしいシリーズです。
