「ゲーミングPCを組んでみたいけど、お金がかかりそう…」
そう感じている人、多いですよね。実は今、10万円前後の予算でもしっかりゲームが快適に遊べるパソコンを自作できる時代なんです。しかも、工夫次第で将来のアップグレードにも対応できる“コスパ最強構成”に仕上げることも可能。
この記事では、そんな「10万円から始めるゲーミングPC組み立て」のリアルな予算感、パーツの選び方、注意点をわかりやすく紹介します。
これから自作を始めたい人、BTOパソコンとの違いを知りたい人にも役立つ内容です。
10万円でゲーミングPCを組むことは本当に可能?
結論から言うと、フルHD(1920×1080)の環境でゲームを快適にプレイするなら、10万円構成でも十分可能です。
もちろん、4Kやウルトラ設定を狙うのは難しいですが、「Apex Legends」「VALORANT」「フォートナイト」など人気タイトルなら中~高設定で60〜144fpsを狙える構成が組めます。
10万円というのは、パーツ価格の相場から見ても“入門〜中級ゲーミングPCの入り口”。少し工夫するだけで、驚くほど性能のバランスが取れます。
予算10万円の実例構成をチェック
ここで、実際に10万円前後で組める構成を見てみましょう。あくまで一例ですが、最近の人気パーツを中心にまとめるとこんな感じです。
- CPU:AMD Ryzen 7 5700X
- GPU:Radeon RX 7600(ASUS Dual EVOなど)
- メモリ:DDR4 16GB(8GB×2)
- SSD:M.2 NVMe 500GB
- マザーボード:ASUS PRIME A520M-E
- 電源:650W Bronze認証
- ケース:ZALMAN T3 PLUSなど
- OS:Windows 11 Home
この構成でおおよそ10万〜11万円前後。パーツをセール時に購入したり、中古・アウトレットを上手く組み合わせれば、さらにコストを下げられます。
ゲーム性能としては、ApexやVALORANTなどの軽〜中量級タイトルで144fps、Cyberpunk 2077やホグワーツ・レガシーなど重めのゲームも設定を中程度にすれば快適プレイが可能です。
パーツ選びの優先順位を理解しよう
限られた予算で性能を最大化するには、「どのパーツにお金をかけるか」が重要です。
1. グラフィックボード(GPU)
ゲーム性能を決める最重要パーツ。
10万円構成ではRadeon RX 7600やRTX 4060など、約4万円前後のGPUが主役です。
性能と価格のバランスが非常に良く、フルHDゲーミングにぴったり。
2. CPU
GPUの力を引き出す心臓部。AMD Ryzen 7 5700Xのような8コア16スレッドモデルなら余裕があります。
IntelならCore i5-13400あたりが候補。どちらもコスパが高く、ボトルネックになりにくいCPUです。
3. メモリ
ゲームを快適に動かすには16GBが必須ライン。
8GB構成だと動作が重くなるため、最低でもDDR4 16GB(8GB×2)を選びましょう。
4. ストレージ(SSD)
今はM.2 NVMe SSDが主流。
500GBあれば3〜4本のゲームを入れても余裕があります。
予算に余裕があれば1TBモデルにアップグレードしておくと安心です。
5. 電源ユニット
電源の品質は安定動作に直結します。
650W前後・80PLUS Bronze以上の認証があるものを選ぶと安心。
将来GPUをアップグレードしても対応できます。
6. マザーボード・ケース
ここは“コスパ重視”でOK。
ただし、マザーボードはCPUソケットとチップセットの互換性を必ず確認しましょう。
ケースは冷却効率と組み立てやすさを意識すれば、安価でも十分です。
パーツ購入のコツと節約術
10万円という予算を守るために、少しだけ工夫を。
- セールを狙う:年末年始・新学期シーズンは狙い目です。
- 中古やアウトレットを検討:GPUやケースなどは中古でも状態が良いものが多い。
- OSは安く入手する方法も:Microsoft公式ライセンスでも割引キャンペーンを活用可能。
- 見た目より性能重視:LEDや光るファンは魅力的ですが、性能アップには直結しません。
このあたりを意識するだけで、1〜2万円の差が出ることもあります。
実際に組み立てるときの注意点
「パーツを買ったけど、どう組めばいいの?」
初心者が最初に戸惑うのはここです。焦らず順を追えば問題ありません。
- 静電気対策(手袋・マットを使用)
- CPUとクーラーの取り付け(ピンを折らないように!)
- メモリ・ストレージを装着
- 電源ケーブル・フロント配線を確認
- 初回起動でBIOSをチェックし、Windowsをインストール
最近はYouTubeなどで組み立て動画も豊富にあり、初心者でも迷わず進められます。
それでも不安な場合は、組み立て代行サービスを利用するのも一つの方法です。
この構成でできること・できないこと
10万円構成の限界と強みを整理しておきましょう。
できること
- フルHDゲーミングで快適にプレイ(60〜144fps)
- 人気タイトルを中〜高設定でプレイ
- 軽い配信・録画・動画編集
難しいこと
- 4Kやレイトレーシングを多用するゲームを高設定で遊ぶ
- 大規模配信や重いクリエイティブ作業
- 同時に複数アプリを動かす高負荷作業
あくまで「今すぐ快適に遊べる構成」としては十分ですが、将来的な拡張も視野に入れておくのがおすすめです。
将来を見据えたアップグレード戦略
最初から完璧を目指すより、「今できる範囲でベースを作る」ことが大切。
10万円構成なら、将来こんなアップグレードが可能です。
- メモリを32GBに増設:配信や編集にも対応
- SSDを1TB以上に交換:ゲームをたくさん入れられる
- GPUを上位モデルに換装:WQHDや4Kも視野に
- CPUクーラー・ケースファンを強化:静音・冷却性能アップ
電源やマザーボードを少し余裕あるものにしておくと、こうした拡張もスムーズです。
安心して長く使うためのメンテナンス
せっかく組んだPCも、放っておくとホコリや熱で性能が落ちてしまいます。
- 半年に一度はケース内部の清掃をする
- グラフィックドライバを最新に保つ
- Windowsアップデートを定期的に行う
- 温度が高いときは冷却ファンを見直す
このあたりを守るだけで、PCの寿命はぐっと伸びます。
10万円から始めるゲーミングPC組み立て予算ガイド!コスパ最強構成を紹介で“自分だけの一台”を手に入れよう
「10万円でゲーミングPCを組む」と聞くと、無理があるように思うかもしれません。
でも実際には、パーツ選びと工夫次第でしっかり実現できます。
大切なのは、自分がどんなゲーム体験をしたいかを明確にすること。
その目的に合わせてパーツを選び、少しずつアップグレードしていけば、コスパ最高のマシンに育ちます。
ゲームをより自由に、より快適に楽しむための第一歩。
あなたも「10万円から始めるゲーミングPC組み立て予算ガイド」を参考に、自分だけの最強構成を見つけてみてください。
