「最近のゲーミングPCって光学ドライブついてないけど、やっぱり必要なの?」
そんな疑問を持った人、結構多いのではないでしょうか。
今やゲームの多くはダウンロード販売が主流。でも、実際のところ光学ドライブ(DVDやBlu-rayを読み込む装置)はまだまだ便利な場面もあるんです。
この記事では、ゲーミングPCに光学ドライブを搭載するべきかどうか、そして選ぶならどんな機種がおすすめなのかを、わかりやすく解説していきます。
光学ドライブとは?ゲーミングPCとの関係
まずは基本の確認から。
光学ドライブとは、CD・DVD・Blu-rayといったディスクを読み書きするための装置です。
昔はどんなパソコンにも標準搭載されていましたが、ここ数年で“非搭載”が一般的になりました。理由はシンプル。ゲームや映画、ソフトウェアの多くが「ダウンロード」や「ストリーミング」で提供されるようになったからです。
それでもゲーミングPCに光学ドライブを求める人がいるのは、いくつかの理由があります。
- 手持ちのディスク版ゲームをプレイしたい
- 映画や音楽をBlu-rayで楽しみたい
- 回線速度や通信制限の影響を避けたい
- 古いソフトやデータを読み込みたい
つまり、「すべての人に必須ではないけど、持っていると助かることがある」——それが今の光学ドライブの立ち位置です。
光学ドライブを搭載するメリット
1. 物理ディスクをそのまま使える安心感
コレクションしているゲームや映画を直接再生できるのはやはり便利。
特にレトロPCゲームや限定版タイトルはディスク提供が多く、光学ドライブがないとインストールすらできません。
2. ネット環境に左右されない
ゲームのダウンロードは便利ですが、通信が遅い・容量が大きいタイトルだと時間がかかります。
ディスクからのインストールなら、ネット速度を気にせずセットアップが完了。地方や制限付き回線の人にとっては大きな利点です。
3. データのバックアップや保存に強い
Blu-rayメディアは100GB級の大容量にも対応。
写真や動画を長期保存するには意外と重宝します。
HDDやSSDよりも経年劣化に強い点も魅力です。
4. 映画・音楽再生にも活躍
映像・音楽メディアをPCで楽しみたい人にとって、光学ドライブは再生デバイスそのもの。
Blu-ray対応モデルなら高画質で映画を楽しむこともできます。
光学ドライブのデメリットも知っておこう
1. 使用頻度が減っている
最大の理由は「ディスクを使う機会が激減している」こと。
Steamなどのプラットフォームが主流になり、最新ゲームはほとんどダウンロード形式です。
2. ケース内のスペースやエアフローに影響
デスクトップPCに内蔵するタイプは5.25インチベイを使用します。
その分スペースが必要で、エアフロー(冷却効率)が下がることも。
外付けならスペース問題は解決できますが、ケーブルが増えて見た目がごちゃつくこともあります。
3. 騒音・振動が発生する
ディスクの回転音や振動が発生するため、静音性重視のゲーミング環境では気になる場合があります。
特に高回転での読み込みや書き込み中は少し騒がしく感じることも。
4. コストと将来性
外付けモデルでも数千円、Blu-ray対応なら1万円を超えるものもあります。
今後さらにダウンロード化が進むことを考えると、「将来的に使うかどうか」が購入判断のポイントです。
内蔵型と外付型、どっちを選ぶべき?
光学ドライブには大きく分けて「内蔵型」と「外付型」があります。
ゲーミングPCでは、ほとんどの人が外付けタイプを選んでいます。
- 内蔵型:SATA接続で安定性が高く、見た目もすっきり。ただしケースに5.25インチベイが必要。
- 外付型:USBで簡単接続。ノートPCやスリムケースでも使える。必要なときだけ接続できるのがメリット。
ゲーム用PCはケースデザインや冷却効率を重視する傾向が強く、ベイがないモデルも多いので、外付けが主流です。
DVDドライブとBlu-rayドライブの違い
光学ドライブを買うときに迷うのが、「DVD対応で十分か、Blu-ray対応にすべきか」。
判断の目安は次の通りです。
- ゲームのインストールや一般的なディスク再生 → DVDドライブでOK
- 映画の視聴や大容量バックアップ → Blu-ray対応ドライブがおすすめ
最近はBlu-rayの価格も下がり、性能の差も縮まっています。
ただし再生ソフト(PowerDVDなど)が別途必要になる場合もあるので注意しましょう。
光学ドライブを選ぶときのポイント
- 接続方式:外付けならUSB 3.0以上を選ぶと安心。
- 対応メディア:BD-R、BD-RE、DVD±Rなど、読み書きできる種類をチェック。
- 書き込み速度:早ければよいというわけではなく、静音性とのバランスが重要。
- 静音設計:ゲーム中のノイズが気になる人はレビューで静音性を確認。
- ブランド信頼性:ASUS、Pioneer、Buffaloなどの実績あるメーカーが安心です。
ゲーミングPCにおすすめの光学ドライブ
ここからは、実際に評判が高くコスパの良いおすすめ機種を紹介します。
Pioneer BDR-X13JBK
Blu-ray書き込みにも対応した外付けモデル。
映画鑑賞からデータアーカイブまで幅広く使え、静音性も高い。
高性能を求めるゲーマーにぴったりの一台。
Buffalo 外付け薄型BDドライブ USB3.2/3.0対応
USB3.2対応で、薄型かつデザインもスタイリッシュ。
Blu-ray再生がメインならこれ一択。持ち運びにも便利。
ASUS SDRW-08D2S-U LITE
コスパ重視の外付けDVDドライブ。
軽量で読み書き速度も十分。
「たまにディスクを使う程度」というユーザーには最適です。
Dell DW316 外付DVDドライブ
ブランド信頼性が高く、動作も安定。
初めて外付けドライブを買う人でも安心して使えます。
ロジテック LDR-PMJ8U2LBK
日本メーカーの定番モデル。
国内サポートがしっかりしており、Blu-ray不要なら長く使えるコスパモデルです。
光学ドライブを搭載するか迷ったら
もし「正直、あまり使わなそうだけどあったほうがいいのかな…」と迷っているなら、
外付けのDVDドライブを1台持っておくのがおすすめです。
理由はシンプル。
必要なときだけUSBでつなげばいいし、普段はしまっておけます。
Blu-rayも観たい、書き込みもしたいという人は、少し奮発して上位モデルを選びましょう。
光学ドライブを搭載するゲーミングPCの構築ポイント
- ケースにベイがあるか確認する
- 電源とSATAケーブルを確保する
- マザーボードのSATAポートを確認する
- OSや再生ソフトを事前に用意する
とくに最近のPCケースは光学ドライブ非対応が増えています。
どうしても内蔵したいなら、対応ケースを選ぶ段階で確認を。
光学ドライブは「必須」ではない。でも「あると便利」
結論として、ゲーミングPCに光学ドライブは必須ではありません。
ただし、「ディスクを扱う予定が少しでもあるなら、外付けドライブを一台持っておく」——これが最も現実的な選択です。
昔のゲーム、音楽CD、映画Blu-ray、そして大事なデータの保存。
こうした“物理メディア文化”が完全に消えることはまだ先の話。
せっかく自作や購入するゲーミングPCなら、自分の使い方に合ったスタイルで装備を選ぶのが一番です。
ゲーミングPCに必須の光学ドライブはこれ!おすすめ機種紹介【まとめ】
ゲーミングPCに光学ドライブを搭載するかどうかは、「あなたが何をしたいか」で決まります。
Blu-rayで映画を観る人、レトロゲームを楽しむ人、回線が不安な人——そんなユーザーにとって、光学ドライブはまだまだ現役の便利アイテムです。
外付けのDVDドライブからハイエンドのBlu-ray対応機まで、選択肢は幅広い。
必要なときだけつなげばいい時代だからこそ、“使える装備”として1台持っておく価値があります。
光学ドライブのあるゲーミングPCは、デジタルとアナログの良さをどちらも味わえる。
それが今の時代における「賢い選び方」ではないでしょうか。
