ゲームをプレイするとき、グラフィックやフレームレートだけでなく「音」も快適さを左右する大切な要素です。特にボイスチャットや配信をする人にとって、マイクの性能は欠かせません。
そこで今回は、「マイク付きゲーミングPCおすすめ8選」をテーマに、音質重視で選びたい人に向けて詳しく紹介します。
ゲーミングPCで“音質”が重要な理由
近年のオンラインゲームでは、味方とのボイスチャットが当たり前。クリアな声で意思疎通できるかどうかで勝敗が変わることもあります。
また、配信者や実況者にとっては、マイクを通した声が“自分の印象”そのもの。音がこもっていたりノイズが多かったりすると、視聴者の離脱にもつながります。
さらに、音の遅延やノイズは集中力を奪い、プレイ体験を損なうことも。だからこそ、PC選びの段階でマイク性能や音声処理能力を意識することが大切なんです。
マイク付きゲーミングPCを選ぶポイント
マイク付きモデルはまだ数が少ないですが、音質を重視するなら以下の点をチェックしましょう。
1. マイクの指向性を確認する
単一指向性マイク(カーディオイド)は、正面の音を中心に拾い、キーボードや冷却ファンのノイズを抑えます。ボイスチャットや配信向きです。
一方、全指向性は周囲の音をまんべんなく拾うので、複数人で話すときに便利。用途によって選びましょう。
2. 接続方式にも注目
USB接続タイプはデジタル伝送のためノイズが入りにくく、安定した音質を得やすいです。
アナログ(3.5mmジャック)接続は汎用性が高いですが、マザーボードの音質に左右される面もあります。音にこだわるなら、USBまたは専用サウンドカードを備えたモデルを選ぶと安心です。
3. ノイズキャンセリング機能
ゲーム配信や長時間プレイでは、周囲の環境音をいかに抑えるかがカギ。ノイズキャンセリング機能が付いているマイクなら、冷却ファンの音やキーボード音を軽減できます。
4. 音声処理ソフトの有無
ASUSやMSIなど一部メーカーは、音声補正ソフトやAIノイズ除去ツールを標準搭載しているモデルを販売しています。
ハードだけでなく、ソフトウェア側のサポートもチェックすると失敗がありません。
音質重視のマイク付きゲーミングPCおすすめ8選
ここからは、実際に音質やマイク性能に優れたおすすめモデルを紹介します。価格は2025年11月時点のおおよその目安です。
1. ASUS ROG Strix G16
ASUS独自のAIノイズキャンセリングマイクを内蔵し、背景音を自動的にカット。高性能CPUとRTX 4070搭載で、配信とプレイを同時に快適にこなせます。
スタイリッシュなデザインと高音質を両立した人気モデルです。
2. MSI Raider GE78 HX
Hi-Res Audio対応のサウンドシステムを採用。内蔵マイクの感度も高く、ボイスチャットがクリア。
さらにNahimic Audioソフトで、声の明瞭度を自動調整できる点が魅力です。
3. Dell Alienware m18
ゲーミングノートながら、デュアルマイクアレイを搭載。音声がこもらず、自然な立体感のあるボイスを実現します。
高冷却設計でファンノイズも抑えられており、配信にも向いています。
4. HP OMEN Transcend 16
AIベースのノイズリダクション機能を搭載したマイクを内蔵。薄型設計ながら音質がクリアで、出先での配信にも最適。
シンプルな見た目ながら、音まわりの完成度が高い一台です。
5. Lenovo Legion 7i Pro
Dolby Atmos対応のオーディオシステムに加え、デュアルマイク搭載。声の抜けがよく、リスナーに伝わりやすいサウンドを実現。
ストリーマー向けのゲーミングPCとして評価が高いモデルです。
6. GALLERIA XA7C-R47(ドスパラ)
デスクトップタイプながら、USBサウンドカードや高感度マイクをセットにできる構成が人気。
静音性が高く、ボイスチャットや配信環境を整えやすいのが特徴です。
7. マウスコンピューター G-Tune FZ-I7G70
標準で高音質マイク付きヘッドセットを同梱。届いてすぐにボイスチャットや配信ができる手軽さが魅力です。
国内サポートの手厚さも安心感があります。
8. Acer Predator Helios 18
AIノイズリダクション付きのデュアルマイクを内蔵。さらに、DTS:X Ultraオーディオ対応で、臨場感と音の定位感が抜群。
FPS系の競技タイトルにもおすすめのハイエンドモデルです。
マイク性能をさらに引き出すコツ
せっかく良いマイクが付いていても、環境によっては本来の性能を活かせません。
音質を最大限に引き出すためのポイントをいくつか紹介します。
- 設置場所に注意:マイクと口の距離は20〜30cmが目安。近すぎると息の音、遠すぎると反響音が入りやすくなります。
- ノイズ源を減らす:机の上のスマホやファンの音、外部スピーカーのハウリングなどを事前に確認。
- ソフト設定を最適化:Windowsやメーカーの音声設定でマイクレベルを調整。自動ゲインを切ると安定しやすいです。
- ポップガードやマイクアームを活用:小さな投資で音のクリアさがぐっと上がります。
音質を整えることは、単なる“聞こえやすさ”以上に、プレイ全体の快適さや印象を高めてくれます。
マイク付きゲーミングPCを選ぶメリットと注意点
メリット
- 外付けマイクを用意しなくても、すぐに配信・通話ができる
- 配線がスッキリしてデスクまわりが整う
- 初心者でも手軽に音声コミュニケーションを始められる
注意点
- 「マイク付き」と書かれていても性能はさまざま。レビューや仕様を必ず確認
- 配信用など本格的な音質を求める場合、外付けマイクの追加も検討
- ノイズが気になる場合はUSBオーディオインターフェースを使うと改善しやすい
音質重視で選ぶなら「マイク+環境」まで意識しよう
ゲーミングPC選びでは、CPUやGPUの性能に目が行きがちですが、実際の使い心地を左右するのは「音質」と「マイク環境」です。
高性能マイクを備えたモデルや、ノイズ処理の優れたPCを選ぶことで、声がよりクリアに伝わり、プレイや配信の質も向上します。
「マイク付きゲーミングPCおすすめ8選!音質重視で選ぶならこのモデル」で紹介したモデルは、どれも音質を重視した設計が特徴です。
自分の使い方に合った1台を選び、クリアなサウンドでゲームや配信を思い切り楽しみましょう。
