「ゲーミングPCっていくらするの?」
ゲームを始めたいと思っても、まず気になるのはそこですよね。最近は性能の幅が広く、安いものから高級モデルまでピンキリです。この記事では、初心者が失敗しないために「価格相場」と「選び方」をわかりやすくまとめました。
ゲーミングPCの価格相場をざっくり知ろう
ゲーミングPCの値段は、用途とスペックで大きく変わります。ざっくり分けると次のようなイメージです。
- 入門モデル:10万円前後
軽いゲームなら問題なし。ただし、最新の3Dゲームを高画質で楽しむには厳しめ。 - ミドルクラス:15〜20万円台
多くのゲーマーが選ぶ標準的な価格帯。フルHDで快適にプレイできる。 - ハイエンドモデル:25万円以上
高解像度や4K、VR、配信まで視野に入れる人向け。性能・見た目ともにこだわり仕様。
最近の傾向では、初心者でも「15〜20万円くらい」を予算にすると満足度が高いです。安すぎるモデルは長く使うほど性能不足を感じやすいので、最初から少し余裕を持っておくのがおすすめ。
本体だけじゃない!周辺機器も含めた総額を考える
本体を買えばすぐ遊べると思いがちですが、実際はモニターやマウス、キーボードなどの周辺機器も必要です。
たとえばこんな感じ。
- モニター:1〜2万円
- キーボード:2,000〜5,000円
- ゲーミングマウス:3,000〜6,000円
- ヘッドセット:5,000円前後
- コントローラーやマウスパッドなど:数千円
合計すると、本体価格+3〜5万円ほど見ておくと安心です。つまり、快適に遊べる環境を整えるには20万円前後がひとつの目安になります。
デスクトップかノートか、どっちがいい?
初心者が最初に悩むのがここ。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
デスクトップ型の特徴
- 価格あたりの性能が高い
- パーツの交換や拡張ができる
- 冷却性能が高く、安定して動作する
- ただし大きくて持ち運びはできない
ノート型の特徴
- 省スペースで持ち運びできる
- 配線が少なくスッキリ
- 同じ性能ならデスクトップより高め
- 拡張が難しく、熱対策も限界がある
「家で腰を据えてプレイするならデスクトップ」
「場所を選ばず使いたいならノート」
という考え方でOKです。
ゲーミングPCの心臓部!主要パーツの見方
PCの価格を左右するのは中身。初心者でも、最低限この5つを押さえておきましょう。
1. GPU(グラフィックボード)
ゲーム映像を処理する最重要パーツ。
この性能で「どんなゲームがどの設定で動くか」が決まります。
目安としては
GPUは後から交換できるため、将来的にアップグレードを見据えるのもアリです。
2. CPU(プロセッサ)
全体の処理速度を決める頭脳部分。
「Intel Core i5/i7」や「Ryzen 5/Ryzen 7」あたりが安定しておすすめ。
3. メモリ(RAM)
ゲームやアプリを同時に動かすための作業スペース。
最近は16GBが標準。配信や動画編集もするなら32GBも検討。
4. ストレージ(SSD)
データを保存する場所。SSDだとロードが速く快適。
最低でも500GB以上、できれば1TBあると安心。
5. 冷却と電源
意外と見落とされがちですが、熱と電力は性能維持に大事な要素。
「80PLUS認証」の電源ユニットや、通気の良いケースを選びましょう。
価格を決めるのは「何をしたいか」
同じゲーミングPCでも、「どんな遊び方をしたいか」で最適な価格帯は変わります。
軽いゲームを楽しみたい人
フォートナイトやVALORANTなど、軽量タイトル中心なら10〜15万円でOK。
設定を中くらいにすれば十分快適です。
高画質で遊びたい人
RPGやAAAタイトルを高設定でプレイしたいなら15〜25万円。
RTX 4060〜RTX 4070クラスを積んだミドル〜上位モデルがおすすめ。
4K・VR・配信もしたい人
最高の環境でゲームも配信もしたいなら30万円前後。
RTX 4080以上のGPUとi7/Ryzen 7以上のCPUが目安です。
BTO?自作?どこで買うのがいい?
最近人気なのが「BTOパソコン(Build To Order)」です。
これはメーカーが注文内容に応じて組み立ててくれる方式。
BTOのメリット
- パーツ構成を自分で選べる
- コスパがよく、初心者でも扱いやすい
- 保証や修理サポートが充実
代表的なメーカーはマウスコンピューター、ドスパラ、パソコン工房など。
それぞれ公式サイトでモデルを比較できます。
一方、自作PCはコストを抑えられますが、パーツの相性や組み立て知識が必要。
初心者はBTOから始めるのが安心です。
買う前に知っておきたい注意点
1. 「安さ」だけで選ばない
格安モデルは魅力的ですが、GPUや冷却が弱いとすぐ限界が来ます。
長く使いたいなら、1〜2万円上乗せしてでも余裕のある構成を選びましょう。
2. 周辺機器の性能もチェック
高性能PCでも、モニターが60Hzだとフレームレートを活かせません。
ゲーミング用なら144Hz以上のモニターが理想です。
3. 保証・サポートを確認
トラブル時に頼れるメーカーかどうかは大事。
修理や交換対応、電話サポートの有無をチェックしておきましょう。
4. セールや旧モデルも狙い目
年末年始やボーナス時期はセールが多く、最新モデルが値下げされることも。
型落ちGPUでも十分高性能なので、タイミングを見ればお得に買えます。
初心者におすすめの購入プラン
予算15万円で快適に遊びたいなら
RTX 4060+Core i5/Ryzen 5クラスのBTOモデルが狙い目。
たとえばマウスコンピューターやドスパラのエントリーモデルなら、ほとんどの人気タイトルが快適に動きます。
20万円前後なら
RTX 4070クラス+Core i7/Ryzen 7搭載で、フルHD〜WQHDでの高設定プレイが可能。
将来的な配信や動画編集にも対応できるバランスモデル。
30万円以上出せるなら
RTX 4080以上で4KやVR対応、レイトレーシングも余裕。
ゲーミングだけでなく、クリエイティブ作業にも強い万能構成です。
まとめ:ゲーミングPCはいくらで買える?あなたの「やりたいこと」から決めよう
改めて整理すると、ゲーミングPCの相場は次のとおりです。
- 軽いゲーム中心なら10〜15万円
- 多くの人が満足できるのは15〜25万円
- 最高環境を目指すなら30万円以上
そして、本体だけでなく周辺機器も含めて予算を立てるのがポイント。
「どんなゲームを、どんな画質で楽しみたいか」を基準に選べば、無理なく自分に合った1台を見つけられます。
最初は少し難しく感じても大丈夫。
この記事を参考に、自分にピッタリのゲーミングPCを探してみてください。
次に電源を入れる瞬間、あなたのゲームライフが始まります。
