日産が誇るプレミアムコンパクト、日産 オーラ。その最大の目玉とも言えるのが、ヘッドレストにスピーカーを内蔵した「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」ですよね。
しかし、商談を進めていくと驚くのがその価格です。単体で選ぶことができず、プロパイロットやナビと抱き合わせのセットオプションになっているため、総額で40万円を超える出費を迫られます。
「音楽にそこまでこだわりがないし、BOSEはいらないかも……」
「でも、付けないと後悔するって聞くし、どうすればいいの?」
そんな悩みを持つあなたのために、実際の使い勝手や音質、そして「外した場合の落とし穴」について徹底解説します。
BOSEサウンドシステムを「いらない」と感じる3つの理由
検討中の方が「BOSEはいらない」と考える背景には、単なる価格以上の理由がいくつかあります。
まず一つ目は、セットオプションによる高額な初期費用です。オーラのBOSEは、NissanConnectナビゲーションシステムやプロパイロット、ETC2.0などとセットでメーカーオプション設定されています。つまり「BOSEだけ抜いて安くする」という選択ができません。音楽のためだけに数十万円を上乗せすることに抵抗を感じるのは当然の感覚です。
二つ目は、リアスピーカーの仕様変更です。意外と知られていないのですが、BOSE装着車になるとリアドアのスピーカーがなくなります。音響の焦点がフロントシートのヘッドレストに集中するため、後部座席に人を乗せることが多い方にとっては「後ろが寂しい」と感じる原因になることもあります。
三つ目は、音の好みです。BOSEといえば重低音をイメージしがちですが、オーラのシステムは「広がりのあるクリアな音」を重視しています。ズンズン響く低音を期待している人にとっては、期待外れに感じてしまう可能性があるのです。
それでも多くの人が「BOSEあり」を選んでしまう理由
一方で、実際に日産 オーラを購入した人の多くがBOSEを選択しているのも事実です。そこには、音質以外の強力なメリットが隠されています。
最大の理由は、リセールバリュー(売却価格)への影響です。中古車市場において、オーラは「BOSEとプロパイロットが付いていること」が標準的な評価基準となっています。これらが付いていない車両は、将来手放す際の査定額がガクンと下がるリスクがあるため、実質的なコスト差は購入時ほど大きくないという見方もあります。
また、音響面での満足度も無視できません。専用の「パーソナルスペースコントロール」機能を使えば、音が耳元で鳴っているような感覚から、コンサートホールのような広がりまで自由自在に調整できます。走行中のロードノイズを打ち消すようなクリアなボーカルは、一度体験すると標準スピーカーには戻れないという声も多いです。
標準スピーカーでも十分?後付けという選択肢
「プロパイロットは欲しいけど、音質は社外品でこだわりたい」という方もいるでしょう。標準の6スピーカー仕様を選び、後からアルパインやケンウッドといったカースピーカーに交換するのも一つの手です。
標準仕様であれば、後からデッドニング(防振加工)を施したり、自分好みのサブウーファーを追加したりと、カスタマイズの自由度が高いのが魅力です。BOSEシステムは専用アンプや特殊な配線を使用しているため、後から中身をいじることが非常に難しくなっています。「自分だけの一台」を作り上げたいDIY派なら、あえてBOSEなしを選ぶメリットは十分にあります。
ただし、純正ナビとの連携や、ヘッドレストスピーカーによる「包み込まれる体験」は後付けでは再現できません。利便性とスマートな見た目を優先するなら、やはり純正BOSEに軍配が上がります。
日産オーラのBOSEはいらない?後悔しないための最終チェック
結論として、日産オーラのBOSEはいらないと言い切れるのは、「プロパイロットなどの運転支援も不要で、とにかく乗り出し価格を抑えたい人」や「自分でオーディオをフルカスタムしたい人」に限られます。
もしあなたが「高速道路を楽に走りたい」「将来高く売りたい」「スマートに良い音を楽しみたい」と考えているなら、迷わずセットオプションを選ぶべきです。
一度契約してしまうと、後からBOSE仕様に変更することは物理的に不可能です。試乗の際はぜひ、自分のスマートフォンを接続して、いつものお気に入りの楽曲を流してみてください。その瞬間に感じる「ワクワク感」こそが、あなたにとってBOSEが必要かどうかの答えになるはずです。

