日産車を検討しているとき、オプションカタログで真っ先に目に飛び込んでくるのが「BOSE(ボーズ)」のロゴではないでしょうか。世界的に有名な音響ブランドが手掛ける専用システムは、クルマを単なる移動手段から「最高のリスニングルーム」へと変えてくれる魔法の装備です。
しかし、いざ選ぼうとすると「後から欲しくなったら付けられるの?」「ぶっちゃけ音はいいの?」と疑問が尽きないものですよね。今回は、日産車におけるBOSEサウンドシステムの真実を、本音の評判とあわせて詳しく紐解いていきます。
日産のBOSEサウンドシステムは後から付けられる?
結論からお伝えすると、日産の工場ラインで装着される「純正BOSEサウンドシステム」を納車後に後付けすることは、現実的にほぼ不可能です。
なぜなら、このシステムは単にスピーカーを交換しているだけではないからです。車両の形状に合わせた専用のアンプ、専用の配線(ハーネス)、さらにはアクティブ・ノイズ・コントロールを実現するためのマイクやコンピューター制御までが複雑に組み合わさっています。
もし無理に部品を揃えて取り付けようとすれば、内装のパネルをすべて剥がし、膨大な工賃と部品代を支払うことになります。中古車でBOSE非搭載車を選んだ場合、後から純正品を載せるよりも、信頼できるカーオーディオ専門店で社外スピーカーに交換する方が、コストパフォーマンスも音質も満足度が高くなるケースがほとんどです。
搭載車種とそれぞれの特徴
現在、日産の主要ラインナップには、車種のキャラクターに合わせた2種類のBOSEシステムが用意されています。
1. BOSE パーソナルプラスサウンドシステム
ノートオーラやキックスに採用されている、今もっとも注目されているシステムです。最大の特徴は、運転席と助手席のヘッドレストに組み込まれたスピーカーです。
自分の耳元から音が聞こえてくる感覚は、まさにヘッドホンで音楽を聴いているような没入感。独自の「パーソナルスペース・コントロール」機能を使えば、音が頭の中に定位する感覚から、車内全体に広がるような感覚まで、手元の操作で自由自在に操れます。
2. BOSE プレミアムサウンドシステム
エクストレイルやアリア、スカイラインといった上位車種に搭載される本格派です。こちらは車内全体に多数のスピーカーを配置し、大迫力の重低音と繊細な高音を両立させています。
特にフェアレディZのようなスポーツカーでは、エンジン音を際立たせつつ雑音を打ち消す制御も行われており、走りの高揚感を高める演出も兼ね備えています。
気になる価格と「セットオプション」の注意点
「BOSEを付けたい!」と思ったときに注意が必要なのが、その販売形式です。日産の場合、BOSE単体でオプション設定されていることは稀で、多くの場合「セットオプション」として販売されています。
例えば、プロパイロット2.0や大型の純正ナビゲーション、アラウンドビューモニターなどと抱き合わせになっていることが多く、合計金額が30万円〜40万円ほどになるケースも珍しくありません。
「スピーカーだけが欲しいのに……」と感じるかもしれませんが、リセールバリュー(売却価格)を考えると、BOSE搭載車は中古車市場でも非常に人気が高いため、初期投資としての価値は十分にあります。
ユーザーの評判:良い口コミと意外な弱点
実際に使っているユーザーの声を聞くと、満足度は非常に高いものの、いくつか注意点も見えてきます。
ここが良い!
- 低音のキレが良く、映画館のような迫力がある。
- ヘッドレストスピーカーのおかげで、隣の人と会話しながらでも音楽がクリアに聞こえる。
- 純正品なのでインテリアに馴染み、デザイン性が高い。
ここは注意!
- 音源がYouTubeや圧縮されたMP3だと、システムの良さを引き出しきれないことがある。
- 重低音が強すぎると感じる場合があり、イコライザー調整が必須。
- ハイレゾ音源をそのままの解像度で再生できない車種がある。
音質にこだわりがある方は、ぜひ一度試乗車で「いつも聴いているお気に入りの曲」を流してみてください。Bluetooth接続よりも、USBによる有線接続で再生する方が、BOSE本来のポテンシャルを確認しやすいですよ。
まとめ:日産のBOSEサウンドシステムは後付けできる?搭載車種一覧と評判・価格を徹底解説!
日産のBOSEサウンドシステムは、その圧倒的な没入感とブランド力で、所有する喜びを大きく高めてくれる装備です。後付けが非常に困難な装備だからこそ、新車購入時の選択が運命を分けると言っても過言ではありません。
「自分だけの特等席」を手に入れたいなら、セットオプションの価格に怯まず、ぜひ選んでおくべき逸品です。ドライブのたびに、大好きなアーティストが助手席で歌ってくれているような、贅沢な時間を過ごせるはずですから。

