最近は「1万円台で買えるノイズキャンセリング付きワイヤレスイヤホン」が続々と登場しています。以前は3万円以上が当たり前だったノイキャン機能も、今ではお手頃価格で楽しめる時代。この記事では、人気ブランドから高コスパの注目モデルまで、1万円前後で手に入るおすすめイヤホンをピックアップして紹介します。
なぜ今「1万円台のワイヤレスイヤホン」が注目されているのか
完全ワイヤレスイヤホンの市場はここ数年で一気に広がり、価格帯の幅も広がりました。とくに1万円前後のモデルは「高音質・ノイズキャンセリング・装着感の良さ」をバランス良く兼ね備え、通勤や通学、テレワークにも最適です。
また、各社がハイエンドモデルの技術をミドルレンジにも展開しているため、性能差が縮まっているのもポイント。「ノイキャンは欲しいけど、予算は1万円くらいに抑えたい」というユーザー層にはまさに今が狙い目です。
ワイヤレスイヤホン選びで押さえておきたいポイント
1. ノイズキャンセリング（ANC）の効き具合
ANCは“低周波のノイズ”に強く、電車や飛行機のような環境で効果を発揮します。ただし、同じ「ノイキャン対応」でも効き方には差があり、50〜55dB相当のカット性能をうたうモデルが高評価です。
2. 音質とコーデック
1万円台ならLDACやaptX対応モデルも増えてきました。普段使うスマホの対応コーデックを確認しておくと失敗がありません。ダイナミックドライバー搭載モデルは低音に厚みがあり、バランスドアーマチュア型は中高音がクリアです。
3. 装着感と遮音性
イヤホンは耳に合わないとノイズキャンセリングの効果も半減します。イヤーピースのサイズ展開が豊富なモデルや、軽量で長時間つけても痛くなりにくいものがおすすめです。
4. バッテリー持ちと充電ケース
ANCオンで5〜8時間、ケース込みで30時間以上持つモデルなら通勤・通学・出張にも安心。最近は急速充電対応やワイヤレス充電対応のモデルも増えています。
5. 機能と操作性
マルチポイント接続、外音取り込み、防水仕様（IPX4以上）など、ライフスタイルに合わせて選ぶのがポイント。音楽も通話も快適に使いたいなら、マイク品質にも注目です。
1万円台で買えるおすすめワイヤレスイヤホン10選
ここからは、人気ブランドから隠れた名機まで、ノイズキャンセリング性能を中心に厳選した10モデルを紹介します。
1. Sony WF-C700N
ソニーの定番ミドルレンジモデル。コンパクトで軽く、耳にしっかりフィットします。独自の「ノイズキャンセリング＋外音取り込み」機能が自然で、音質も価格以上。アプリでイコライザー調整もでき、初めてのノイキャンにも最適です。
2. EarFun Air Pro 4
約1万円で「50dBアダプティブANC」対応という高スペック。aptX AdaptiveとLDACの両方に対応し、音質も非常にバランスが良いです。風切り音対策やマルチポイントにも対応しており、まさにコスパモンスター。
3. SOUNDPEATS Air5 Pro
7,000円台ながら、最大55dBノイズ低減を実現。高性能チップ「QCC3091」搭載で、低遅延モードやLDACにも対応します。軽量で装着感も良く、動画視聴やゲーム用途にも◎。
4. Xiaomi Buds 5 Pro
中国発の人気ブランドXiaomiの上位機。ハイブリッドANCで最大52dBカットを実現し、2デバイス同時接続も可能。セラミックドライバーによる解像度の高い音質が特徴で、デザインもスタイリッシュ。
5. HyperX Cirro Buds Pro
ゲーミングブランドらしく低遅延モードを搭載。ANCも備え、音楽からゲーム、通話までマルチに活躍します。IPX4防滴でスポーツ時も安心。デザインはカジュアル寄りで男女問わず使いやすいです。
6. 3ee Delta 01 ANC
知る人ぞ知る新興ブランドながら、1万円台でANC＋LDAC対応という意欲的な仕様。ホワイト・ブラックの2色展開で質感も上品。大手ブランドにこだわらず「穴場」を狙いたい人におすすめ。
7. Xiaomi Redmi Buds 6 Pro
実売1万円前後で手に入るコスパモデル。ハイブリッドANC、LDAC対応、マルチポイント接続など機能が充実。やや重低音寄りのチューニングで、ポップスやEDMとの相性が抜群です。
8. JBL Wave Beam
老舗ブランドJBLのエントリーモデル。価格はやや安めながら、ノイキャン対応で音の厚みも十分。独自のチューニングで聴き疲れしにくく、カジュアルに使いたい人にぴったり。
9. Anker Soundcore Liberty 4 NC
価格はやや上（1.5万円前後）ですが、1万円台としても強くおすすめ。最大98％のノイズを除去するとされるANC性能、マルチポイント、ワイヤレス充電と隙のない構成。アプリで細かく調整できるのも魅力です。
10. AVIOT TE-D01q2
日本ブランドならではのチューニングが光るモデル。装着感の良さと安定した接続性が特徴で、ANCの効き方も自然。長時間つけても耳が痛くならず、ナチュラルなリスニング体験を求める人におすすめです。
ノイズキャンセリング性能を比べてみると…
1万円台のイヤホンでも、ANCの効果には明確な差があります。
・強力な遮音を求めるなら EarFun Air Pro 4 や SOUNDPEATS Air5 Pro
・自然なノイキャンで長時間快適に使いたいなら Sony WF-C700N
・多機能性重視なら Anker Soundcore Liberty 4 NC
という選び方がおすすめです。
また、イヤホン自体の遮音性（パッシブノイズキャンセリング）も大きなポイント。耳にフィットしていないとノイキャンの効果が落ちるので、付属イヤーピースの交換やフィッティング調整は意外と大事です。
コスパと使い勝手のバランスを考えよう
ノイズキャンセリングは確かに魅力的ですが、「音質」「操作性」「持続時間」とのバランスも大切。
ANCをオンにするとバッテリーが減りやすいモデルもあるため、必要に応じてオンオフを切り替えるのが賢い使い方です。
また、通勤中などの安全面を考えると「外音取り込み機能」も便利。必要な音だけ取り込める機種なら、イヤホンを外さず会話もできます。
1万円台でも満足できるノイキャン体験を
「1万円台のワイヤレスイヤホン」は、もはや“妥協モデル”ではありません。
性能の底上げが進み、日常使いなら十分満足できるレベルに達しています。
自分の使い方に合ったモデルを選べば、移動中の雑音もストレスも減り、音楽や動画がもっと心地よく感じられるはずです。
価格が手頃な今こそ、あなたに合ったノイズキャンセリングイヤホンを見つけてみてください。
1万円台で買えるワイヤレスイヤホンの世界は、想像以上に奥深く、快適です。
