友達や家族にiPhoneを貸すとき、「このアプリ、見られたらまずいな…」とか「あの写真、スクロール中に偶然表示されちゃうかも」って思ったこと、ありませんか?
実はiPhoneには、アプリや写真、メモなどを「さりげなく隠す」ための機能がいくつも用意されています。Androidの「セーフフォルダ」のような完全にロックがかけられるフォルダは標準機能ではないんですが、代わりになるテクニックがたくさんあるんです。
この記事では、iPhoneの隠しフォルダ的な使い方ができる機能を、プライバシーレベル別に7つ紹介します。「ホーム画面をすっきりさせたいだけ」というライトなニーズから「これは絶対に誰にも見せられない!」というヘビーな要望まで、あなたの目的に合った方法がきっと見つかりますよ。
H2:そもそもiPhoneに「隠しフォルダ」機能はあるの?
まず最初に結論から言うと、Androidスマホのような「パスワードでロックできる秘密のフォルダ」は、iPhoneの標準機能にはありません。
「えっ、じゃあこの記事意味なくない?」と思いましたか? ちょっと待ってください。確かに「フォルダごとガッチリ鍵をかける」ことはできないんですが、「人に見られたくないものを、それぞれのアプリ単位で巧みに隠す」 ことは十分可能なんです。
Appleはプライバシーにすごく敏感な会社なので、写真やメモ、ファイルなど「見られたくないだろうな」というデータに関しては、個別に非表示にしたりロックをかけたりする機能を用意しています。
つまり、iPhoneの「隠しフォルダ」というのは、「一か所にまとめて隠す」というよりは「種類ごとに適した方法で隠す」 という考え方の方が正しいんですね。
この記事では、その「隠す」をレベル別に解説していきます。
H2:【レベル1】ホーム画面を整理する「ライトな隠し方」
まずは「使ってないアプリをホーム画面から消したい」「彼氏・彼女にアプリの存在自体はバレてもいいけど、ホーム画面はスッキリさせたい」という方向けの方法です。
H3:アプリをホーム画面から消してAppライブラリだけに残す
iOS 14から導入された「Appライブラリ」。これを使うと、アプリを削除せずにホーム画面からだけ消すことができます。
やり方はめちゃくちゃ簡単です。
- ホーム画面で消したいアプリのアイコンを長押し
- 出てきたメニューから「Appを削除」をタップ
- 「Appライブラリに移動」を選ぶ
これだけ。アプリ自体はiPhoneに残ったまま、ホーム画面から姿を消します。消したアプリを使いたいときは、ホーム画面を最後まで左にスワイプすると出てくる「Appライブラリ」から起動できます。
この方法のいいところは、アプリのデータは一切消えないこと。ゲームのセーブデータとか、LINEのトーク履歴とか、そういうのも全部そのまま残ります。ただ単に「アイコンが見えなくなる」だけなんです。
「使わないけど、またいつか使うかも…」というアプリを片付けるのにピッタリですね。
H3:複数のアプリをまとめてフォルダごと隠す小技
「でも、一つずつやるの面倒くさい…」というあなたに、ちょっとした小技を紹介します。
それは、隠したいアプリを全部まとめて1つのフォルダに入れて、そのフォルダごとAppライブラリに移動させる方法です。
- まずホーム画面で、隠したいアプリをすべて同じフォルダにまとめる
- できあがったフォルダを長押し
- 「Appを削除」→「Appライブラリに移動」
これで、フォルダごとホーム画面から消え去ります。あとで使いたいときは、Appライブラリでそのフォルダを探せばOK。フォルダ名を「zzz」とか適当に変えておけば、Appライブラリ内でも一番下の方に追いやられて、さらに目立たなくなりますよ。
H2:【レベル2】「特定のアプリ自体を見えなくしたい」場合の方法
「アプリのアイコンだけじゃなくて、検索結果にも出てこないようにしたい…」そんな要望に応えるのが、スクリーンタイムを使った方法です。
H3:スクリーンタイムで特定アプリを完全非表示にする
「スクリーンタイム」って、子どものスマホ時間を制限する機能だと思っていませんか? 実はこれ、大人が自分のiPhoneで特定のアプリを「隠す」ためにも使えるんです。
やり方はこんな感じ。
- 「設定」アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップ
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにする
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
- 「許可されたApp」をタップ
- 隠したいアプリのスイッチをオフにする
すると、なんとそのアプリのアイコンがホーム画面から消えます。それだけじゃありません。設定アプリの中からも消えるし、Spotlight検索(ホーム画面を下にスワイプするやつ)にも出てこなくなります。
つまり、iPhoneの中から「存在が完全に消えた」ように見えるんです。
これはかなり強力な方法で、例えば「ポルノ系のアプリ」「ギャンブル系のアプリ」「特定のゲームアプリ」などを、自分自身の「誘惑」から遠ざけたい場合にも使えます。
注意点としては、完全にオフにすると、そのアプリの通知も来なくなります。あと、この設定をオンにすると、自分でアプリを探せなくなるので、元に戻す方法(同じ手順でスイッチをオンにする)を忘れないようにしてくださいね。
H2:【レベル3】写真や動画を隠す「スタンダードな方法」
やっぱり一番多いのが「写真を隠したい」というニーズ。ここは外せません。
H3:「写真」アプリの「非表示」アルバム機能
iPhoneの写真アプリには、もともと「非表示」機能が備わっています。
手順はこちら。
- 「写真」アプリで隠したい画像や動画を開く
- 左下の「共有ボタン」(四角から矢印が出てるやつ)をタップ
- 下の方にスクロールして「非表示にする」をタップ
- 確認ダイアログで「写真を非表示にする」をタップ
これで、その写真は「ライブラリ」には表示されなくなります。じゃあどこに行ったのかというと、アルバム一覧の一番下の方にある「ユーティリティ」の中の「非表示」アルバムに移動しています。
H3:さらに強固に!「非表示アルバム」自体を隠す設定
ここがポイントなんですが、上の方法だけだと「非表示」アルバムという箱が存在していることはバレてしまいます。「なんでこの人、非表示アルバムなんて使ってるんだろう?」って思われたら元も子もないですよね。
そこで、その「非表示アルバム」自体を消しちゃいましょう。
- 「設定」アプリを開く
- 下にスクロールして「写真」をタップ
- 一番下の方にある「非表示アルバムを表示」のスイッチをオフにする
これで、写真アプリから「非表示」アルバムそのものが見えなくなります。つまり、隠した写真の存在自体を、さらに隠せるというわけです。
この二段構えの設定が、写真を隠すためのスタンダードで最もスマートな方法です。iOS 16以降で追加されたこの機能、使わない手はありません。
H2:【レベル4】メモやファイルを隠す・ロックする
写真だけじゃなく、テキストデータや書類も隠したいですよね。メモアプリとファイルアプリにも便利な機能が揃っています。
H3:メモアプリで「ロック」機能を使う
iPhone純正のメモアプリ、実はかなり優秀で、特定のメモだけにパスワード(またはFace ID / Touch ID)をかけることができます。
やり方。
- ロックしたいメモを開く
- 右上の「…」(三点リーダー)をタップ
- 「ロック」をタップ
- 初回はパスワードを設定する(このパスワード、絶対に忘れないでください!)
これで、そのメモを開こうとするたびに、Face IDかパスワードが要求されます。
超重要ポイントなんですが、このメモのパスワード、Appleは一切保管していません。つまり、パスワードを忘れると、二度とそのメモは開けなくなります。Appleサポートに問い合わせても、どうにもなりません。本当に気をつけてくださいね。
でも、それくらい強固なロックだということ。日記やパスワードメモ、秘密のアイデアなどを守るには最適です。
H3:「ファイル」アプリで書類を非表示にする
仕事の書類やPDFなども隠したいですよね。「ファイル」アプリにも、写真と同じような「非表示」機能があります。
- 「ファイル」アプリを開く
- 隠したいファイルやフォルダを長押し
- 「非表示にする」をタップ
すると、そのアイテムは「非表示」フォルダに移動します。この「非表示」フォルダは、ファイルアプリの「場所」一覧の下の方にあります。
こちらも写真と同じで、「設定」→「ファイル」 あたりから、この「非表示」フォルダ自体を表示しないようにできるか…というと、実は現時点では写真のような「フォルダ自体を隠す」設定はなさそうです。でも、フォルダ名が「非表示」なので、ぱっと見で何が入っているかはわからない、という状態にはなりますね。
H2:どうしても「アプリごとフォルダごと隠したい」場合の最終手段
ここまで読んでいただいて、「いや、でもやっぱりアプリをフォルダにまとめて、そのフォルダごとパスワードかけたいんだけど!」という方もいるでしょう。
そういう方には、最終手段として「サードパーティ製アプリ」を使う方法があります。
H3:サードパーティ製アプリの実態とリスク
App Storeで「フォルダロック」とか「秘密フォルダ」とか検索すると、いろんなアプリが出てきます。中には、計算機アプリに見せかけて写真を隠せるような、いわゆる「計算機型フォトボルト」と呼ばれるアプリもあります。
でも、これらを使う前に知っておいてほしいリスクがあります。
- アプリの信頼性問題: 個人経営の小さなデベロッパーが作ったアプリだと、アプリ自体が突然使えなくなったり、最悪の場合、データが漏洩するリスクがゼロとは言えません。
- アプリ自体の存在がバレる: 「なんでお前、計算機アプリにパスワード入れてるの?」ってツッコまれたら終わりです。
- データ移行の面倒さ: iPhoneを買い替えたとき、その隠しフォルダアプリの中身だけ、うまく引き継げないケースがあります。
どうしても使いたい場合は、「App Storeでの評価」「レビューの数」「デベロッパー名(有名な会社かどうか)」「最終アップデート日」 をしっかり確認してからにしましょう。
個人的には、よほど特別な事情がない限り、ここまで紹介してきたApple純正機能の組み合わせでなんとかするのが一番安全で確実だと思います。
H2:隠したものを元に戻す方法とトラブルシューティング
「隠したのはいいけど、どこにやったか忘れた…」「間違って消しちゃった!」という時のために、戻し方も確認しておきましょう。
H3:各種非表示の解除方法まとめ
- アプリをホーム画面に戻したい場合:
Appライブラリで該当アプリを長押し→「ホーム画面に追加」を選ぶだけです。フォルダごと戻したい場合も、Appライブラリでフォルダを開いてから、中のアプリを一つずつ戻す必要があります。 - スクリーンタイムで隠したアプリを戻したい場合:
「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」→「許可されたApp」で、オフにしたスイッチを再びオンにしてください。 - 写真を戻したい場合:
「写真」アプリの「非表示」アルバムを開き(非表示アルバム自体を表示する設定になっていることを確認)、戻したい写真を選んで共有ボタン→「非表示を解除」をタップします。 - メモのロックを解除したい(恒久的に)場合:
ロックされたメモを開き、パスワードかFace IDで認証します。そして、「…」メニューから「ロックを解除」を選べば、そのメモだけパスワード入力なしで見られるようになります。
H3:「消えた!」と思ったらまずチェックする場所
- 「アプリが消えた!」→ Appライブラリをチェック。ホーム画面から消しただけかもしれません。
- 「写真が消えた!」→ 「非表示」アルバムをチェック。ついでに「最近削除した項目」もチェック。そこにもなければ、iCloudの「写真」設定で「最適化」ではなく「オリジナルをダウンロード」にしてみて、しばらく待つと出てくることもあります。
H2:まとめ|iPhoneの隠しフォルダは「組み合わせ」がカギ
いかがでしたか? iPhoneの隠しフォルダ的な発想は、一つの機能で完結するものではなく、「何を、どの程度、誰から隠したいのか」 によって、使うべき機能を組み合わせることが大切です。
- ホーム画面を整理したい → Appライブラリへの移動
- 特定アプリの存在自体を消したい → スクリーンタイムの制限
- 写真をしっかり隠したい → 写真アプリの非表示+非表示アルバムの非表示設定
- テキストや書類を守りたい → メモのロック、ファイルの非表示
この記事で紹介した方法を組み合わせれば、Androidのセーフフォルダに負けないくらい、いや、それ以上にスマートにプライバシーを保護できます。
あなたの大切なデータを、iPhoneの賢い機能でしっかり守ってくださいね。もし「この機能、もっと詳しく知りたい」とか「こんな場合はどうすれば?」ということがあれば、Appleの公式サポートページも合わせてチェックしてみることをおすすめします。
