みなさん、iPhoneに標準で搭載されている「計測」アプリって使ったことありますか?
「なんとなく存在は知ってるけど、実際に使ったことはないな…」
「試してみたけど、うまく測れなかった…」
そんな方、結構多いんじゃないでしょうか。
実はこのiphoneの「測る」機能、ちょっとしたコツを掴むだけで日常生活のさまざまなシーンで大活躍してくれるんです。新しい家具を買う前に設置スペースの寸法をチェックしたり、旅行前にスーツケースのサイズを確認したり、子供の身長を手軽に測ったり…。
今回は、iPhoneの計測アプリについて、基本の使い方から正確に測るためのテクニック、そして知っておきたい注意点まで、徹底的に解説していきます!
iPhoneの計測アプリってどんなもの?
まずは基本のおさらいから。
「計測」アプリは、iPhoneに搭載されているAR(拡張現実)技術を利用した測定ツールです。カメラを通して写した現実世界の物体の長さや面積を、画面上で簡単に測ることができます。
特別なアプリをダウンロードする必要はなく、iPhoneに最初から入っています。灰色の背景にメジャーと点線が描かれたアイコンが目印です。もしホーム画面で見つからなければ、画面を下にスワイプして「計測」と検索すればすぐに見つかりますよ。
使える機種は?
ARKitに対応している以下のiPhone、iPad、iPod touchで使用可能です。
- iPhone: SE(第1世代以降)、6s以降の全モデル
- iPad: iPad Pro(全モデル)、iPad(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad mini(第5世代以降)
- iPod touch: 第7世代
つまり、比較的古い機種でも使えるんです。お手持ちのiPhoneが対応しているか、ぜひ確認してみてください。
基本の使い方:直線距離を測ってみよう
それでは、実際に何かを測りながら操作を確認してみましょう。ここでは例として、テーブルの幅を測ってみます。
1. まずはキャリブレーション
アプリを起動すると、カメラが起動して周囲の環境をスキャンし始めます。画面上に「iPhoneを動かしてください」などのメッセージが出たら、指示に従ってゆっくりとiPhoneを動かしましょう。これで、iPhoneが自分のいる空間を認識する準備をしています。
2. 始点を決める
測りたい場所のスタート地点(テーブルの端など)に、画面中央にある丸い照準を合わせます。照準が黄色くなったら、画面右下の「+」ボタンをタップ。これで始点が設定されました。
3. iPhoneを動かす
そのままiPhoneをゆっくりと、測りたい方向へ動かしていきます。すると、始点から現在の照準位置まで点線が伸びていき、距離がリアルタイムで表示されます。
4. 終点で確定
測りたい場所の終点(テーブルの反対側の端)に照準が合ったら、もう一度「+」ボタンをタップ。これで測定完了です。画面上に、測った距離が白いラベルで表示されます。
どうですか?意外と簡単ですよね。
もっと便利に!長方形の面積を自動測定する方法
直線距離だけでなく、額縁やポスター、書類などの長方形の物体なら、面積まで一発で測れちゃいます。
- カメラを長方形の物体に向けると、iphoneが自動的にその形状を認識し、黄色い枠で囲んでくれます。
- 枠が表示されたら、枠の内側に出ている「+」ボタンをタップ。
- すると枠が確定し、その物体の縦と横の長さ、そして面積が表示されます。
例えば「この壁に新しいテレビを置きたいけど、スペースに入るかな?」なんて時に、壁に向けるだけで縦横のサイズと面積がパッと分かるんです。これ、めちゃくちゃ便利ですよ。
意外と知られていない?水準器としての使い方
「計測」アプリには、もう一つ隠れた機能があります。それが「水準器(レベル)」です。写真をまっすぐ飾りたい時や、棚を水平に設置したい時に役立ちます。
使い方は簡単。
- アプリを開き、下部にあるタブから「水準器」を選択します。
- 水平を測りたい面(机や棚の上など)にiPhoneを置きます。
- 画面に2つの円が表示されます。内側の円が外側の円に完全に重なった時、その場所は水平(または垂直)です。角度も画面上部に数字で表示されるので、どれくらい傾いているかも一目で分かります。
壁に掛けた絵が傾いていないか確認したい時は、iPhoneの側面を壁に当てれば、垂直が測れます。この機能、知ってると何かと重宝しますよ。
正確に測るための5つのコツ
ここからは、多くの人がつまずきがちな「正確さ」を上げるためのポイントを紹介します。
せっかく測っても「なんか違う…」とならないように、以下のコツを押さえておきましょう。
1. 明るさを確保する
計測アプリはカメラで周囲の情報を読み取って測定しています。そのため、部屋が暗すぎるとうまく認識できず、誤差が大きくなったり、測定自体ができなくなったりします。できるだけ明るい場所で使いましょう。
2. ゆっくり動かす
iPhoneを動かすスピードは、ゆっくり一定に保つのがコツです。速く動かしすぎると、iPhoneが空間情報を処理しきれず、測定値が安定しません。特に初めて使う時は、意識してゆっくり動かすようにしてみてください。
3. レンズをきれいに
当たり前のことですが、カメラのレンズに指紋やホコリが付いていると、認識精度がガクッと落ちます。測る前に、服の裾などでレンズをサッと拭いてから使うと良いでしょう。
4. 反射する素材や無地すぎる面は苦手
鏡や黒い光沢のあるテーブルなど、反射しやすい素材は苦手です。また、真っ白な壁のように特徴点(模様や傷など)が少なすぎる面も認識しづらい傾向があります。もし測りにくいと感じたら、対象物にマスキングテープなどを貼って目印を作ってみるのも手です。
5. 測る位置に注意する
始点や終点を打つ時は、本当に測りたい場所に照準が合っているか、しっかり確認しましょう。特に角の部分などは、微妙なズレが誤差の原因になります。可能であれば、両手でiPhoneを持ったり、何かに寄りかかったりして、できるだけ手ブレを防ぐように心がけてください。
ユーザーの悩みを解決!Q&A形式でよくある質問に答えます
ネット上のQ&Aサイトなどでよく見かける質問をピックアップしました。あなたが抱えていた疑問も、ここで解決するかもしれません。
Q. 測った長さってどれくらい正確なんですか?
A. 日常生活で使う分には十分な精度です。一般的には数ミリから1センチ程度の誤差と言われています。ただし、Appleの公式サポートにも「おおよその測定値を提供するものであり、実際の寸法と完全に一致しない場合があります」と明記されているように、プロの建築や精密な工作には向きません。家具の配置を考える目安にするなど、「だいたいこのくらい」という感覚で使うのがおすすめです。正確な値が必要な時は、メジャーやレーザー距離計で再確認しましょう。
Q. 人の身長って測れますか?
A. はい、測れます。人物が画面に全身が収まるように立ち、頭のてっぺんから足元までを自動検出させると、身長が表示されます。子供の成長記録を壁に傷つけずに残したい時などに便利ですよ。ただし、髪型や履いている靴によって誤差が出ることがあるので、その点は注意してください。
Q. アプリがうまく起動しないんだけど…
A. まずはiPhoneの再起動を試してみてください。それでもダメな時は、設定アプリから「計測」アプリの動作を確認するか、iOSが最新バージョンにアップデートされているかチェックしてみましょう。多くの場合、これらの方法で解決します。
Q. 測った結果を保存するには?
A. 測定結果が表示されている画面で、スクリーンショットを撮るのが一番簡単です。機種によりますが、サイドボタンと音量ボタンを同時に押せば撮影できます。撮ったスクリーンショットは写真アプリに保存されるので、後で見返したり、家族と共有したりするのに便利ですよ。
日常生活での具体的な活用シーン
最後に、この「測る」機能がどんな場面で役立つのか、具体的なシチュエーションをいくつか挙げてみます。
- 新しい家具を買う前に: 「このソファ、本当に今の部屋に入るかな?」と不安になった時、設置予定場所の幅や奥行きをサッと測って確認できます。
- オンラインショッピングで服を買う時: 手持ちの服のサイズ(肩幅や着丈など)を測っておけば、サイズ表記だけでは不安なネット通販でも、イメージとのズレを減らせます。
- 旅行の準備: 航空会社の機内持ち込みサイズを事前に確認。スーツケースが規定に収まるか、出発前にチェックしておけば空港で焦らずに済みますね。
- 引っ越し先の間取り確認: 新しい部屋のカーテンの長さを測りたい時も、メジャーがなくてもiPhoneがあれば安心です。
- DIYや工作: 「この板、ここにぴったり収まるかな?」という時に、現物を当てなくても大体の寸法を把握できます。
まとめ:iPhoneの「測る」機能をもっと活用しよう
いかがでしたか?
iphoneの計測アプリは、知っているようで意外と知らない便利機能が詰まっています。
もちろん、プロの道具のような完璧な精度は期待できません。しかし、「ちょっと寸法を知りたい」という日常のさまざまなシーンで、ポケットから取り出したiPhone一つで手軽に使えるのは、とても大きなメリットです。
この記事で紹介した使い方やコツを参考に、ぜひ日常生活の中で「測る」機能を活用してみてください。何気ないシーンで、きっと「便利だな」と感じる瞬間があるはずです。
まだ使ったことがない人は、今日、目の前にある何かを測ってみるところから始めてみませんか?iPhoneの隠れた実力を、ぜひ体感してみてください。
