リモートワークやオンライン会議、動画編集や音楽鑑賞。
今やパソコンを使う時間が長くなった人ほど「イヤホン」にこだわる時代です。
特に最近は、ケーブルのわずらわしさから解放されるワイヤレスイヤホンの人気が高まっています。
でも、いざ選ぼうとすると「スマホ用とどう違うの?」「PCでちゃんと使えるの?」と迷う人も多いですよね。
この記事では、仕事や動画、会議などPC用途にぴったりなワイヤレスイヤホンの選び方と、実際におすすめできる12機種を紹介します。
パソコンでワイヤレスイヤホンを使うメリット
まずは「なぜパソコンでワイヤレスイヤホンなのか?」を整理しておきましょう。
- ケーブルからの解放
長時間の作業やオンライン会議では、有線イヤホンのケーブルが机やマウスに引っかかるストレスがあります。ワイヤレスならその心配なし。 - すぐに会議へ参加できる
USBドングル付きモデルなら、差し込むだけで即接続。Bluetoothでも一度ペアリングすれば次回から自動でつながります。 - 移動しながらでも使える
立ち上がって資料を取りに行く、部屋を変えて作業するなど、動きながら会話できるのが便利です。
つまり、PCでワイヤレスイヤホンを使う最大の魅力は“自由度”です。
ただしその自由を快適にするには、選び方に少しコツがあります。
仕事・動画・会議に最適なイヤホンを選ぶポイント
1. 接続の安定性と低遅延
PCで使うならまず注目したいのが接続方式。
Bluetoothのみのモデルだと環境によって音の遅れ(レイテンシ)が出ることがあります。
動画と音声がズレるとストレスですよね。
そこでおすすめなのがUSBドングル付きタイプ。
2.4GHz無線や独自プロトコルを使い、ほぼ遅延ゼロで安定した通信を実現しているモデルも多いです。
もしBluetoothで使う場合は、最新のBluetooth 5.2以上や**低遅延コーデック(aptX LL、LC3など)**に対応しているかをチェックしておきましょう。
2. マイク性能と通話の聞き取りやすさ
オンライン会議や打ち合わせで最も重要なのがマイクの品質。
ノイズを拾いやすいマイクだと、相手に雑音が届いてしまいます。
最近のモデルでは、
- ノイズキャンセリングマイク
- AIによる音声最適化
- ビームフォーミングマイク
などが搭載されており、周囲の雑音を抑えて自分の声だけを届ける設計になっています。
また、サイドトーン(自分の声を自然に聞ける機能)やワンタップミュートがあると、会議中の操作もスムーズです。
3. ノイズキャンセリングと外音取り込み
集中して作業したいときや、動画をじっくり見たいときに便利なのがアクティブノイズキャンセリング(ANC)。
周囲の雑音を打ち消してくれるので、カフェや自宅でも静かな空間を作れます。
一方で、外で使うときや人と話す場面では外音取り込みモードが役立ちます。
イヤホンを外さなくても周囲の音を聞けるので、安全かつ快適に使えます。
4. マルチポイント・マルチペアリング対応
最近の働き方では「パソコンで会議、スマホでチャット」など、複数端末を同時に使うことが多いですよね。
そんなときはマルチポイント対応のイヤホンが便利です。
1つのイヤホンでPCとスマホを同時接続でき、着信があったら自動で切り替え。
いちいち接続を切り替える手間がなくなります。
5. バッテリーと装着感
長時間の作業や連続会議があるなら、装着感とバッテリー持ちも重要です。
目安としては、
- イヤホン単体で7〜10時間
- ケース込みで20〜30時間
ほど使えると安心。
急速充電対応なら、10分充電で1時間使えるようなモデルもあります。
イヤーチップの形状や重量も快適性に影響するので、長時間つけっぱなしになる人ほど軽量モデルを選びましょう。
仕事・動画・会議向けおすすめワイヤレスイヤホン12選
ここからは、実際にパソコンで使いやすいと評判のモデルを紹介します。
機能・価格帯ごとにバランスよくピックアップしました。
1. Jabra Evolve2 Buds
通話・会議特化のプロ仕様。
Teams認証を取得し、ノイズキャンセリングマイクとUSBドングルで安定した通信を実現。
ビジネスシーンで信頼性の高いモデルです。
2. Sony INZONE Buds
USBドングルによる2.4GHz接続で遅延がほぼゼロ。
動画視聴やゲーム用途にも最適で、マイク品質も良好。
音質重視のソニーらしく、低音の迫力も抜群。
3. Anker Soundcore P40i
1万円以下とは思えない完成度。
マルチポイント対応で、通話・動画・作業と万能。
アプリ連携でEQ調整やノイズ制御もでき、コスパ抜群です。
4. Middle Rabbit SW5
USBドングルとBluetoothの両対応。
2.4GHz通信による低遅延性能で、会議や動画視聴にぴったり。
価格を抑えながらも実用性の高いモデルです。
5. SHOKZ OpenMove
骨伝導タイプで耳をふさがずに使えるのが特徴。
外音も聞こえるので、在宅勤務やカフェ作業でも安全に使えます。
耳の圧迫感が苦手な人にもおすすめ。
6. JBL Wave Buds
初めてワイヤレスイヤホンを使う人にちょうどいい価格帯。
音質も十分で、動画・通話・音楽まで幅広く対応。
手軽に“PCワイヤレス化”を体験したい人にぴったりです。
7. Bose QuietComfort Earbuds II
ノイズキャンセリング性能は業界トップクラス。
会議中の雑音をしっかりカットし、長時間つけても疲れにくい。
音質と静けさを両立したい人に。
8. Apple AirPods Pro
Macとの相性が抜群。
デバイス切り替えも自動で、Zoom会議→動画視聴もシームレス。
iPhoneユーザーにも使いやすい万能イヤホンです。
9. Sennheiser Momentum True Wireless 4
音楽・動画の臨場感を求める人向け。
aptX Adaptive対応で、低遅延かつ高音質。
長時間作業でも心地よいフィット感が魅力です。
10. SoundPEATS Capsule3 Pro
ANC・外音取り込み・マルチポイント搭載の高コスパ機。
PC・スマホ両方で使える万能モデル。
自然な音質で、会議音声もクリアに聞き取れます。
11. Technics EAH-AZ80
AIノイズリダクションマイクで通話品質が高く、
マルチポイント3台同時接続にも対応。
ハイレベルな音質と操作性を兼ね備えた上級モデル。
12. Logitech Zone True Wireless
Zoom/Teams認証取得モデル。
マイク性能・接続安定性ともにプロ品質で、
在宅ワークに最適な“ビジネス特化イヤホン”です。
パソコンで使うときの注意点とコツ
- Bluetoothドライバを最新にする
古いドライバだと音途切れやマイク不具合の原因になります。 - USBポートの位置に注意
ハブ経由だと通信が不安定になることがあるため、できるだけ本体直挿しで。 - 通話アプリ側の設定を確認
ZoomやTeamsなどは、イヤホンを再接続したときに音声出力先が変わる場合があります。 - 充電習慣をつける
会議中に電池切れは避けたいもの。夜のうちにケースごと充電しておくと安心です。
今、PC用ワイヤレスイヤホンを選ぶなら
2025年現在、Bluetooth技術やノイズ処理の進化で、
“PCでも安定して使える”ワイヤレスイヤホンが一気に増えています。
「会議中心」「動画中心」「作業中心」など、どの用途を重視するかによって選び方は変わりますが、
今回紹介した12モデルはいずれも信頼できる品質を持っています。
ワイヤレスイヤホンを上手に使えば、
仕事の集中度も、動画の臨場感も、オンライン会議の快適さも大きく変わります。
パソコンで使えるワイヤレスイヤホンおすすめ12選【仕事・動画・会議向け】
最後にもう一度。
「パソコンで使えるワイヤレスイヤホン」は、今や仕事とプライベートをつなぐ“必需品”です。
ケーブルに縛られない自由さと、音のクリアさを両立したお気に入りの1台を、ぜひ見つけてみてください。
