「ワイヤレスイヤホンでYouTubeを見ていたら、急に音が聞こえなくなった。」
こんな経験、ありませんか？
Bluetoothイヤホンが便利になった一方で、接続トラブルや音が出ない問題は意外と多いもの。
でも安心してください。多くの場合、原因はちょっとした設定や接続ミスにあります。
ここでは、YouTubeで音が聞こえないときに考えられる主な原因と、今日からできる簡単な解決方法をわかりやすく紹介します。
YouTubeで音が聞こえないときにまず確認すべき基本ポイント
焦ってイヤホンを疑う前に、まずはシンプルな設定からチェックしましょう。
音が出ないときの多くは「ほんの少しの設定ミス」が原因です。
1. YouTubeプレーヤーの音量とミュートを確認
意外と多いのが、YouTubeアプリやブラウザ上でミュートになっているケース。
音量アイコンに斜線が入っていないかをチェックし、スライダーを最大近くまで上げてみましょう。
また、スマホやPC本体の「メディア音量」がゼロになっていないかも要確認です。
2. 出力先の設定を見直す
Bluetoothイヤホンを接続していても、実際にはスマホ本体スピーカーに出力されている場合があります。
iPhoneならコントロールセンター、Androidなら音量メニューから「接続中のイヤホン」を出力先に指定。
PCの場合は「サウンド設定」で再生デバイスをイヤホンに切り替えましょう。
3. YouTube以外で音が出るか確認
音楽アプリや他の動画アプリでは音が出るのに、YouTubeだけ無音という場合は、アプリやブラウザの不具合が考えられます。
一度アプリを再起動するか、キャッシュを削除してみましょう。
Bluetoothイヤホン特有のトラブルとその直し方
ワイヤレスイヤホンは便利ですが、Bluetooth接続ならではの落とし穴もあります。
代表的な症状と対処法をまとめます。
ペアリングが不安定になっている
「接続済み」と表示されていても、内部的に通信が切れていることがあります。
その場合は一度Bluetoothをオフにしてから再接続。
それでも直らないときは、イヤホンをリセットして再ペアリングしましょう。
メーカーごとにリセット方法は異なりますが、たいていは充電ケースに戻して長押しするだけです。
音声プロファイルが通話モードになっている
Bluetoothには「音楽再生用（A2DP）」と「通話用（HFP/HSP）」のモードがあります。
通話用で接続されると音質が悪化したり、音が出なくなることも。
設定画面で「メディアの音声」が有効になっているか確認しましょう。
省電力モードの影響
スマホのバッテリーセーバーがオンになっていると、Bluetooth通信が制限される場合があります。
音が途切れたり、YouTubeだけ音が出ないときは省電力モードをオフにしてみましょう。
スマホで起こる「よくあるトラブル」別の原因と対処法
iPhoneの場合
・マナーモードやサイレントスイッチがオンになっていないか
・「設定」＞「Bluetooth」でイヤホンが接続されているか
・コントロールセンターで出力先が「iPhone」になっていないか
・YouTubeアプリを一度終了し、再起動する
Androidの場合
・Bluetooth設定画面で「メディアオーディオ」が有効か確認
・YouTubeアプリのキャッシュを削除（設定 → アプリ → YouTube → ストレージ）
・他の動画や音楽アプリで音が出るかテスト
・スマホを再起動して接続情報をリフレッシュ
どちらの機種でも、Bluetoothを一度完全にオフにしてから再接続すると改善することが多いです。
PCでYouTubeの音が出ない場合に試すこと
パソコンでイヤホンを使っている場合も、確認ポイントはシンプルです。
- タスクバーのスピーカーアイコンをクリックし、「音量ミキサー」を開く
- 使用中のブラウザ（ChromeやEdgeなど）の音量がゼロになっていないか確認
- 「サウンド設定」で既定の再生デバイスがBluetoothイヤホンになっているか確認
- タブのミュート解除・ブラウザの再起動・キャッシュ削除
これで改善しない場合は、ブラウザやBluetoothドライバーの更新を試すと良いでしょう。
音が出ないときに試したい「即効チェックリスト」
- 音量・ミュート確認：アプリと本体の両方で音が出る設定になっているか
- 出力先の確認：Bluetoothイヤホンが再生デバイスになっているか
- イヤホン再接続：一度接続を解除して再ペアリング
- YouTubeアプリ更新：古いバージョンやキャッシュ不具合をリセット
- 端末再起動：一時的なソフトウェアエラーのリセット
- 省電力モード解除：Bluetooth通信が制限されていないかチェック
この順で試せば、ほとんどのトラブルは数分で解決できます。
それでも音が出ないときの最終手段
上記を試しても直らない場合、イヤホン自体の問題の可能性があります。
・バッテリー切れ
・充電ケースの接触不良
・ファームウェアが古い
・内部エラー
イヤホンを別の端末に接続して音が出るかを試すと、原因がどちらにあるか切り分けできます。
もし他の機器でも音が出ない場合は、メーカーサポートに問い合わせるのが確実です。
トラブルを防ぐための3つの習慣
- 定期的な再起動と更新
スマホ・イヤホンの両方を最新の状態にしておくと、接続不具合が起きにくくなります。 - 接続機器の整理
イヤホンを複数の端末に登録していると、意図しないデバイスに接続されることがあります。
使わない端末とのペアリングを削除しましょう。 - 使用環境を整える
Wi-Fiルーターや電子レンジなど、Bluetoothと同じ周波数帯の電波干渉源を避けることで、音切れを防げます。
まとめ：YouTubeで音が聞こえない？ワイヤレスイヤホンの原因と簡単な解決方法
YouTubeの音が聞こえないと焦ってしまいますが、ほとんどの原因は「設定の見落とし」や「一時的な通信エラー」です。
音量・出力先・Bluetooth接続を順に見直せば、ほとんどのトラブルは自分で解決できます。
もしそれでも直らない場合は、イヤホン本体や端末側の問題を切り分けて、必要ならサポートを利用するのが安心です。
ちょっとした確認で、もう「無音のYouTube」に悩まされることはなくなるはず。
ワイヤレスイヤホンとYouTubeを快適に楽しむために、今日紹介したポイントをぜひ実践してみてください。
