【徹底調査】iPhoneは日本製なのか?製造国の真実と日本の技術力を解説

iphone
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みなさん、こんにちは。

突然ですが、あなたの手元にあるiphone、じっくり裏面を見たことありますか?

「Designed by Apple in California. Assembled in China」って、小さな文字で刻印されていますよね。

これを見ると、「ああ、中国で作られたんだな」って思うのが普通です。

でも、ちょっと待ってください。

もし「iPhone 日本製」を期待してこの記事にたどり着いたなら、ちょっとだけ視点を変えてみませんか?

完成品としての「日本製iPhone」は存在しなくても、iPhoneの中には、日本の技術や職人技がこれでもかってくらい詰まっているんです。

「え、そうなの?」「どこの部分が日本製なの?」「なんで日本で作らないの?」

そんな素朴な疑問から、ちょっと深掘りした話まで、今回は「iPhoneと日本」の本当の関係についてお話ししていきます。


iPhoneの組立国、中国とインドのいま

まず最初に、一番シンプルな疑問から片付けましょう。

なぜ日本で組み立てられないのか?

本体の刻印にある通り、iphoneの最終組み立てを行っているのは、主に中国とインドです。

具体的には、フォックスコン(鴻海精密工業)やペガトロン(和碩聯合科技)といった、台湾系の巨大電子機器受託製造サービス(EMS)と呼ばれる企業が、中国の巨大工場で組み立てています。

じゃあ、なぜ日本じゃダメなのか?

理由はいくつかあります。

1つ目は、コスト。日本の人件費や工場建設費は、中国と比べるとどうしても高くなってしまいます。
2つ目は、大量生産のスピード。新型iphoneが発表されると、文字通り桁違いの台数が一気に市場に流れ込みます。この「瞬間的な大量生産体制」を取れるパートナーが、日本にはなかなかいないんです。
3つ目は、サプライチェーンの問題。世界中から部品を集めて、一箇所で組み立てる。このサプライチェーンは何十年もかけて築かれたもので、簡単に「日本でやりましょう」とはいきません。

最近はインドでの生産も増えていますが、これも「中国リスクの分散」と「インド市場の開拓」という、戦略的な意味合いが強いんです。

つまり、完成品としての「MADE IN JAPAN」のiphoneは、現時点では存在しない。

これが厳然たる事実です。


でも待って。iPhoneの中身は「日本製」だらけなんです

ここからが本題です。

「じゃあ、日本はiPhoneと無関係なの?」って思いました?

とんでもない。

iPhoneの心臓部から、目に見えない縁の下の力持ちまで、日本の技術は至る所で大活躍しています。

ソニーグループ:世界を魅了するカメラの秘密

みなさんがiphoneでキレイな写真を撮れるのは、ソニーのCMOSイメージセンサーのおかげです。

ソニーはこのイメージセンサー市場で、世界的に圧倒的なシェアを誇っています。最新のiPhoneに搭載されているカメラセンサーは、ほぼソニー製と言っても過言じゃありません。

「ポートレートモードで背景がふんわりボケる」
「暗い場所でもノイズが少ない」
「スマートHDRで、逆光でも顔が明るく写る」

これらの全部が、ソニーのセンサー技術によって支えられています。

Appleとソニーは、かなり緊密に連携していて、iPhoneのためにセンサーを専用設計しているとも言われています。つまり、iPhoneのカメラは、ソニーという日本企業の技術力なしには語れないんです。

キオクシア:データを記憶する「記憶力」の良さ

写真をたくさん撮っても、アプリをたくさん入れても、サクサク動くのはなぜか?

それは、キオクシア(旧東芝メモリ)のNAND型フラッシュメモリが使われているからです。

キオクシアは「BiCS FLASH™」という独自の3Dメモリ技術を持っていて、これを積み重ねることで大容量化と高速化を実現しています。

アプリの起動が速いのも、4K動画がスムーズに保存できるのも、この日本発のメモリ技術のおかげなんですよ。

村田製作所:縁の下の力持ち、いや「神」

ここからは、ちょっとマニアックな話。

iphoneの内部基板を見たことありますか?あの基板には、ものすごく小さな部品がびっしりと詰まっています。

その中でも特に重要なのが、積層セラミックコンデンサ(MLCC) という部品。

これは、電気を安定させたり、ノイズを取り除いたりする、いわば電子回路の「心臓」を支える縁の下の力持ちです。

このMLCCで世界トップシェアを誇るのが、京都の村田製作所

iphoneが年々薄く、小さくなっても、安定して動作するのは、村田製作所のコンデンサが「小さくて、高性能」だからなんです。

さらに、村田製作所は通信モジュールも作っていて、iPhoneの通信品質も陰で支えています。

まだまだいるぞ、日本のサポーター企業

この他にも、iPhoneには日本企業の技術が詰まっています。

  • ディスプレイ: ジャパンディスプレイ(JDI)やシャープが、 liquid retinaディスプレイなどを供給。
  • 電池やセンサー: TDKの小型電池やセンサー類。
  • 手ブレ補正: アルプスアルパインのカメラ用アクチュエーターが、光学式手ブレ補正を支える。
  • 触感エンジン: Nidec(日本電産)の小型モーターが、Taptic Engineの緻密な振動を作り出している可能性も。

もう、iPhoneの中は「日本の技術展覧会」と言ってもいいくらいなんです。


さらに深掘り。iPhoneの原料と製造装置も日本製だった

ここまででも十分すごいですが、もっと深いところを見てみましょう。

信越化学工業とSUMCO:全ての始まり「シリコンウエハー」

iPhoneの頭脳である「Aシリーズチップ」。このチップを作るための材料、つまりシリコンウエハーの世界トップシェアを握っているのが、信越化学工業SUMCOという日本企業です。

つまり、iPhoneの心臓部を作るための「原料」の段階から、日本の技術が使われているんです。

東京エレクトロン:チップを作る「機械」を作る

さらに、そのシリコンウエハーに回路を焼き付けるための半導体製造装置でも、日本企業は大活躍です。

東京エレクトロンSCREENホールディングスなどの装置メーカーが、最先端のAシリーズチップを製造するために欠かせない装置を世界中の工場に供給しています。

そして、あの美しいアルミボディを削り出す工作機械には、FANUC(ファナック)DMG森精機の技術が使われていると言われています。

つまり、iPhoneは「日本の材料」を「日本の工作機械」で加工し「日本の製造装置」で作った「日本の部品」を、中国で組み立てている。

こう考えると、iphoneが「日本製」かどうかなんて問題じゃないくらい、日本の技術と切っても切れない関係にあることが分かりますよね。


目に見えない「日本の力」~ソフトウェアとカルチャー~

ハードウェアの話が続きましたが、ソフトウェアやデザインの面でも、日本の影響は色濃く残っています。

例えば、みなさんが毎日使っている絵文字

あれは、1990年代後半に日本の携帯電話会社が考えたものが始まりなんです。それが世界に広がって、今ではiPhoneに欠かせない文化になっています。

また、iOSの日本語入力のスムーズさの裏には、長年日本語入力技術を磨いてきた日本のソフトウェア企業の存在があると言われています。

さらに、Apple製品のミニマルで洗練されたデザインは、日本の工芸品や禅の思想に影響を受けたとも言われています。スティーブ・ジョブズが日本文化に傾倒していたのは、有名な話ですよね。


読者の素朴な疑問Q&A

ここで、みなさんが気になっていることをまとめておきましょう。

Q1. やっぱり「MADE IN JAPAN」のiPhoneは手に入らないの?
A1. 正規ルートでは、まず無理です。Apple公式サイトやApple Storeで販売されているものは、全て海外で組み立てられたものです。

Q2. 日本製の部品がたくさん使われているなら、日本製って言っても良くない?
A2. 法律の「原産地規則」では、最終的に実質的な変更を加えた国が原産地と決まっています。なので、「日本製」と名乗ることはできません。
でも、「日本の技術で作られた」という意味での「Japan Made」は、まさにその通りなんです。

Q3. 将来、日本でiPhoneが作られる可能性は?
A3. 現状では、かなり低いと言わざるを得ません。ただ、TSMCの熊本工場のように、最先端半導体を日本で作る動きは出てきています。ロボット技術で完全自動化が進めば、可能性がゼロとは言い切れないかもしれません。

Q4. Appleが日本企業から他社に切り替えるリスクは?
A4. Appleは常に「より良い技術」と「コスト」のバランスを見ています。日本企業は、他社が真似できないオンリーワンの技術(ソニーのセンサーや村田のモジュール技術など)を持ち続けることが、生き残るためのカギです。実際、それができているからこそ、今も採用され続けているんですよ。


まとめ:あなたのiPhoneは、日本の誇りでできている

「iPhone 日本製」。

この問いに対する答えは、単純な「YES」か「NO」ではありませんでした。

完成品としての「日本製」は存在しません。

でも、その圧倒的な性能と品質は、数えきれないほどの日本企業の最先端技術と、職人たちのたゆまぬ努力によって支えられています。

カメラで一瞬を切り取る喜びも。
サクサク動く気持ちよさも。
薄くて美しいデザインも。

その全部に、日本の技術が深く関わっているんです。

次にあなたがiphoneを手に取ったとき、ちょっとだけ想像してみてください。

京都の村田製作所で作られた小さなコンデンサが、今日も安定して電気を送っていること。
九州のソニーの工場で作られたセンサーが、あなたの思い出をキレイに切り取っていること。
新潟や長野の工場で削り出されたパーツが、その美しいボディを形作っていること。

きっと、ただの「便利な機械」じゃなくて、日本のモノづくりの情熱が詰まった、もっと愛着のわく存在に感じられるはずです。

これからもiphoneと、それを支える日本の技術から、目が離せませんね。

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