「あれ? 全選択が出ない……」
iPhoneでメモを取っている時、LINEの長文をコピーしようとした時、SafariのURLを消そうとした時。テキストを長押ししても「すべてを選択」というメニューが出てこないと、すごく困りますよね。
しかも、これまで普通に使えていたのに突然できなくなると、「まさか故障?」なんて不安にもなります。
実はこの「全選択が出ない」現象、ほとんどの場合は簡単な操作ミスや一時的な不具合が原因。ちょっとしたコツを知っていれば、すぐに解決できます。
この記事では、iPhoneで全選択ができない原因を徹底的に掘り下げて、状況別の解決策を7つにまとめました。最後まで読めば、もう「全選択が出ない」ことでイライラすることはなくなるはずです。
そもそも全選択の正しい手順、確認してる?
まずは基本のおさらい。iPhoneでの「全選択」の正しい手順を確認しておきましょう。
- テキストが書いてある部分を長押しする
- その単語が選択されて、近くにメニューが出てくる
- メニューの中から「すべてを選択」をタップ
……これだけです。
でも、ここで一つポイントがあります。それは、長押しする場所。
テキストの真ん中あたり、できれば単語の中心を狙って押すのがコツです。テキストの端っこや、何も書いていない余白部分を押しても、正しくメニューは出てきません。
「そんなの当たり前でしょ!」って思うかもしれません。でも、慌てている時ほど意外とこの基本を忘れてしまっているもの。まずはこの手順を冷静に試してみてください。
なぜ「全選択」が出ないのか? 主な原因を解説
「正しい手順でやってるのに、それでも全選択が出ない!」という場合、何かしらの原因が隠れています。原因が分かれば、解決策も見えてきます。
主な原因は、大きく分けて以下の4つです。
- リンクや画像が邪魔をしている
特にSafariでWebページを見ている時に多いのがこれ。リンク部分や画像の上で長押しすると、テキスト選択より先に、リンク先のプレビューや画像保存のメニューが優先されて表示されてしまうんです。 - アプリが一時的にバグっている
メモアプリやLINEなど、特定のアプリだけで発生する場合は、そのアプリだけが一時的に変な状態になっている可能性が高いです。スマホ自体は元気なんだけど、アプリだけがおかしくなっているイメージ。 - iPhone本体が一時的にバグっている
複数のアプリで同じ症状が出るなら、iPhone本体(iOS)の方に一時的な不具合が起きているかもしれません。これもよくある話です。 - アプリの仕様で、そもそも全選択に対応していない
これは少しレアなケースですが、古いアプリや、テキスト入力がメインじゃないアプリでは、そもそもテキスト選択機能自体が実装されていないこともあります。
原因がイメージできましたか? それでは、原因別に具体的な解決策を見ていきましょう。
【完全版】iPhoneで全選択が出ない時の7つの解決策
ここからは、実際に試してほしい解決策を順番に紹介します。上から順に試していくと、無駄がなくてオススメです。
1. もう一度、場所を変えてゆっくり長押しする
まずはこれ。基本ですが、最も重要なステップです。
特にSafariで記事を読んでいる時は、リンクだらけの場所を避けて、リンクが設定されていないプレーンなテキスト部分を探して長押ししてみましょう。
どうしてもリンクしかない場合は、アドレスバー左側の「リーダー表示」アイコン(線が何本か並んでいるアイコン)をタップすると、テキストだけのシンプルな表示に切り替わります。これでグッと選択しやすくなりますよ。
2. 対象のアプリを一旦終了させる(アプリの再起動)
「さっきまでメモ帳でできてたのに、急にできなくなった!」という場合、アプリが一時的に固まっている可能性が高いです。
- ホームボタンがない機種(iPhone X以降): 画面下から上にスワイプして、真ん中で少し止める。するとアプリ一覧が出るので、メモアプリなどを上にスワイプして消す。
- ホームボタンがある機種(iPhone SEなど): ホームボタンをダブルクリックしてアプリ一覧を出し、同じく上にスワイプして消す。
これでアプリを完全に終了させてから、もう一度開き直してみてください。驚くほど簡単に直ることが多いです。
3. iPhoneを再起動する(電源の入れ直し)
アプリの再起動でダメなら、次はiPhone本体の再起動です。
- ホームボタンがない機種: 電源ボタンとどちらかの音量ボタンを同時に長押しし、スライドで電源をオフ。しばらく待ってから、もう一度電源ボタンを長押ししてオン。
- ホームボタンがある機種: 電源ボタンを長押しして、同じくスライドでオフ。
これでiPhoneのメモリがリフレッシュされて、システムのちょっとしたバグが解消されることがあります。まさに「困ったときの再起動」ですね。
4. iOSを最新バージョンにアップデートする
再起動しても直らない場合、iOSのバージョン自体に原因がある可能性も。特に大規模なアップデート(iOS 16→17など)の直後は、予期せぬバグが潜んでいることがあります。
「設定」アプリ → 「一般」 → 「ソフトウェア・アップデート」 を開いて、新しいバージョンが配信されていないか確認してみましょう。もしあれば、アップデートを実行。バグフィックスが含まれている場合も多いので、問題が解消されるかもしれません。
5. 設定をリセットする(最終手段)
上記の方法を全て試してもダメだった場合、最終手段として「設定のリセット」を試す価値があります。
これは写真やアプリのデータが消えるわけではなく、ネットワーク設定やキーボードの辞書、ホーム画面のレイアウトなどが初期化される操作です。
手順:
「設定」アプリ → 「一般」 → 「転送またはiPhoneをリセット」 → 「リセット」 → 「すべての設定をリセット」 を選びます。
これで多くのシステム関連の不具合が解消されることがあります。パスワードの再入力など、多少の手間はかかりますが、それでも直らないよりはマシですよね。
6. 特定のアプリでのみ起こる場合の対処法
LINEや特定のSNSアプリだけで「全選択が出ない」場合、もしかしたらそのアプリの仕様かもしれません。
例えばLINEの場合、トークルームでメッセージを長押しする時、メッセージバブルの「テキスト部分」 をピンポイントで押さないと、トーク設定などの別メニューが出てきてしまいます。
また、どうしても全選択ができないアプリ内のテキストをコピーしたい!という時は、「ライブテキスト」 という機能が使えるかもしれません。
- ライブテキスト: iOS 15以降の機能で、写真に写っている文字を認識してコピーできます。該当画面のスクリーンショットを撮り、その写真を開いて文字部分を長押ししてみてください。テキストとして選択できるようになります。
7. タッチパネルの感度を確認する
「どのアプリでも、どの場所でも、長押しがなかなか認識されない…」という場合は、もしかしたらタッチパネル自体の問題かもしれません。
まずは、純正品以外の保護フィルムやケースが邪魔をしていないか確認してみてください。
また、「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「タッチ調節」 の中に「長押し時間」という項目があります。ここを調整することで、長押しと認識されるまでの時間を変えられます。もし必要なら、ここで設定を変更してみるのも手です。
それでも症状が改善しない場合は、残念ながらハードウェアの故障も考えられます。Apple Storeや正規サービスプロバイダで診てもらうことを検討しましょう。
知っておくと便利なテキスト選択テクニック
最後に、全選択以外にも知っておくと便利なテキスト選択のテクニックを紹介します。これらを知っておけば、さらに効率的にiPhoneを操作できるようになります。
- トリプルタップ: テキスト内のどこかを素早く3回タップすると、その段落(または文書全体)が選択されます。
- ダブルタップ&スライド: 単語をダブルタップして選択したら、指を離さずにそのままスライドさせると、文字単位で選択範囲を広げられます。
- 選択バーのピンチ操作: テキストを選択すると出てくる青いハンドル(選択バー)を、指二本でつまんだり広げたりすると、選択範囲を一気に変えられます。
まとめ
「iPhone 全選択 出ない」という悩みは、今回紹介した7つの解決策のいずれかで、ほとんどの場合解消できます。
今日のまとめ
- まずは長押しする場所を確認
- アプリや本体の再起動で大概直る
- それでもダメならiOSアップデートか設定のリセット
- アプリ固有の場合はライブテキストなどの代替手段を試す
この記事を読んだあなたが、もう「全選択が出ない!」と焦ることはありませんように。ぜひ、困った時はこの記事を思い出して、一つずつ試してみてくださいね。
