iPhoneで写真を撮ったあと、「この被写体だけ切り抜いて使いたいな」と思うこと、ありますよね。しかも最近のiOSなら、写真アプリで被写体を長押しするだけで簡単に切り抜けるって知ってる人も多いはず。
でも、こんな経験はないでしょうか?
- 切り抜いた輪郭がガタガタで、なんかイマイチ
- 髪の毛の細かい部分がうまく切り抜けない
- 切り抜いたあと、もう少しだけ調整したいのにやり直ししかないの?
実はこれ、iPhoneの標準機能だけでは「調整」ができないからなんです。
でも大丈夫。この記事では、iPhoneでの切り抜きをもっと自由に、もっとクオリティ高く仕上げる方法を、基本から応用までまるっとお伝えします。
「切り抜きはできるけど、なんとなく物足りない」と感じているあなたのモヤモヤ、ぜんぶ解決しちゃいましょう!
iPhone標準機能での切り抜き|知っておきたい基本と「できないこと」
まずはおさらい。iPhoneの写真アプリには、自動で被写体を認識して切り抜く機能が搭載されています。
やり方はカンタン。写真を開いて、切り抜きたい被写体を長押しするか、被写体をタップしてそのまま動かすだけ。すると、キラキラっとエフェクトがかかって被写体だけが浮き上がり、そのままメッセージやメモに貼り付けられます。
すごく便利ですよね。Appleの機械学習技術、マジで優秀です。
標準機能のメリットと限界
メリット
- アプリを入れずにすぐ使える
- 操作が超カンタン
- 人物や動物など、メインの被写体はかなり正確に認識してくれる
限界(ここが重要)
- 切り抜き範囲の微調整ができない
- 髪の毛や動物の毛など、細かい部分はザックリ切り抜かれがち
- 保存先がクリップボード限定(写真アプリに透過PNGとして保存できない)
- 一度切り抜いたあとで「もう少しだけこっちを含めたかった」と思っても、やり直すしかない
つまり、標準機能は「切り抜き」はできても、「調整」にはまったく対応していないんです。
だからこそ、ここから先の「調整」テクニックを知っているかどうかで、仕上がりのクオリティがガラッと変わります。
切り抜きのクオリティを決める「調整」って具体的に何?
ここでいう「調整」とは、切り抜いた画像をもっと自然に、もっと魅力的に仕上げるための工程のこと。
具体的にはこんな感じです。
- 切り抜き範囲の修正(切りすぎた部分を戻す、残った背景を消す)
- 輪郭(エッジ)をなめらかにする
- 髪の毛など複雑な部分をキレイに整える
- 切り抜いた画像の明るさや色味を背景に合わせる
- 影をつけて立体感を出す
「そんなことまでできるの?」と思ったあなた。できます。しかも、iPhoneだけで。
そのカギを握るのが、専用の画像加工アプリです。
【徹底比較】切り抜き・調整に使えるおすすめiPhoneアプリ
それでは、実際に「切り抜き」と「調整」ができるおすすめアプリを紹介します。どれも無料で使えるものばかり(一部有料機能あり)なので、ぜひ試してみてください。
1. PhotoRoom|AI精度がズバ抜けて高い!プロ級の仕上がりに
こんな人におすすめ
- とにかくキレイに切り抜きたい
- 商品写真や人物写真をおしゃれに見せたい
- 影や背景を簡単に加工したい
PhotoRoomは、AIによる自動背景除去の精度がとにかく高いアプリです。しかも、切り抜いたあとの「調整」機能がめちゃくちゃ充実しています。
主な調整機能
- マスク編集:ブラシで「保持する部分」「削除する部分」を手動で指定できる
- エッジ調整:輪郭の「スムーズ」「ぼかし」「コントラスト」を数値で微調整
- 影の追加:自然なドロップシャドウをワンタップで追加。角度やぼかしも自由自在
- 背景の自動生成:AIが切り抜いた被写体に合う背景を提案してくれる
実際に使ってみると、髪の毛の一本一本までキレイに切り抜けるので、「標準機能だとどうしてもキワが汚くなる…」と悩んでいた人ほど感動するはず。
2. Adobe Photoshop Express|多機能さと信頼性ならコレ
こんな人におすすめ
- 切り抜きだけでなく、色調補正までしっかりやりたい
- Adobeのツールに慣れている
- とにかく多機能なアプリが欲しい
さすがは写真編集ソフトの元祖。Photoshop Expressは、切り抜き機能もさることながら、その後の色調調整機能が圧倒的に充実しています。
主な調整機能
- 背景の削除:ワンタップで被写体を認識して背景を消去
- 修復ブラシ:切り抜き後に残ってしまったゴミや不要な部分をキレイに消せる
- 色調補正:明るさ、コントラスト、彩度、色温度などを細かく調整可能
- レベル補正:より高度なRGB調整にも対応
「切り抜いたあとに、背景の写真と色味を合わせたい」というニーズに、これほど応えてくれるアプリは他にありません。
3. Background Eraser|手動調整の自由度ならコレが一番
こんな人におすすめ
- 自動認識に頼らず、自分の手で細かく調整したい
- シンプルで直感的な操作が好き
- 無料でしっかり使いたい
Background Eraserは、その名の通り背景を消すことに特化したアプリ。自動認識機能もありますが、手動での調整のしやすさが最大の魅力です。
主な調整機能
- 消しゴムツール:消したい部分をなぞって消去。ブラシサイズや透過度を変更可能
- 復元ツール:消しすぎた部分を戻せるので、失敗を気にせず大胆に作業できる
- エッジ検出:境界線を自動で検出して、より正確に切り抜き
- 透過PNGで保存:背景が透明な画像としてカメラロールに保存できる
「AIにお任せ」ではなく、自分の目で確認しながら納得いくまで調整したいという人には、このアプリがピッタリです。
シチュエーション別|目的に合わせた最適な切り抜き・調整テクニック
ここからは、実際のシーンを想定した「こういう時はどうする?」を解決します。
ケース1:人物の髪の毛をキレイに切り抜きたい
悩みのポイント
標準機能だと、髪の毛の部分がバッサリ切れたり、逆に背景が白く残って「ハロー現象」が起きたりしますよね。
解決策:PhotoRoomの出番
- PhotoRoomで写真を開き、自動背景除去を実行
- 「編集」→「マスク」を選択
- 「保持」ブラシで髪の毛の部分をなぞる(細かい部分はブラシサイズを最小に)
- 「エッジ調整」で「ぼかし」をほんの少し(0.5〜1.0程度)加える
ポイント
髪の毛のような複雑な部分は、自動認識+手動マスクのハイブリッドが正解。最初から完璧を目指さず、あとから少しずつ調整していくのがコツです。
ケース2:切り抜いた画像を別の背景になじませたい
悩みのポイント
切り抜き自体はキレイにできたのに、別の写真の上に乗せたらなんだか浮いて見える。これ、色味と光の向きが合ってないからなんです。
解決策:Adobe Photoshop Expressの出番
- Photoshop Expressで切り抜き画像を開く
- 「調整」タブから「明るさ」「コントラスト」を背景に合わせて調整
- 「カラー」→「色温度」で、背景の光源に合わせて暖かみ/冷たみを微調整
- どうしても気になるなら「レベル」でRGB各チャンネルを個別に補正
ポイント
特に重要なのは色温度。蛍光灯の下で撮った被写体を、夕日の背景に乗せると青白く浮いて見えます。これをオレンジ寄りに調整するだけで、グッとなじみます。
ケース3:切り抜いた画像に影をつけて立体的に見せたい
悩みのポイント
切り抜いただけの画像は、どうしても「ペラペラ」した印象に。特に商品写真やおしゃれな加工をするなら、影があるのとないのとでは大違い。
解決策:PhotoRoomの影機能
- PhotoRoomで切り抜き画像を開く
- 「レイアウト」→「影」を選択
- 好みの影のスタイルを選ぶ(「ドロップシャドウ」「ソフトシャドウ」など)
- 影の「角度」「強さ」「ぼかし」「距離」をスライダーで調整
ポイント
影は「強すぎ」「濃すぎ」が不自然さの原因。自然界では影は意外と薄くて、輪郭がぼんやりしているものです。「控えめかな?」と思うくらいが、ちょうど良かったりします。
切り抜き後の仕上げで知っておきたい「3つの神ワザ」
最後に、知っているだけで仕上がりがワンランク上がるテクニックを紹介します。
神ワザ1:輪郭の「ハロー現象」を消す方法
切り抜いたあとに、被写体の周りに白い縁取りみたいなものが残ること、ありませんか?これが「ハロー現象」。特に背景が白い写真で起こりやすいです。
対処法
- Background Eraserなどで、エッジ部分だけをブラシサイズ小さめの「消しゴム」でなぞる
- または、PhotoRoomの「エッジ調整」で「コントラスト」を上げて白い部分を引き締める
神ワザ2:切り抜いた画像を透過PNGとして保存する
せっかく切り抜いたのに、背景が白くなっちゃった…そんな経験、ありませんか?
透過PNG(背景が透明な画像)として保存できれば、どんな背景の上に乗せてもキレイに合成できます。
保存方法
- 標準機能では透過PNG保存はできません
- 上記で紹介したアプリなら、どれも「保存」または「共有」のオプションで「PNG(透過)」を選べます
- カメラロールに保存すれば、あとはもう自由自在
神ワザ3:切り抜き画像をLINEスタンプ風に使う
切り抜いた自分の顔や愛犬の写真、LINEのスタンプみたいに使いたくないですか?
やり方
- アプリで人物をキレイに切り抜き、透過PNGで保存
- LINEのスタンプ作成機能を使うか、またはメッセージ送信時に「+」ボタンから「写真」を選び、切り抜き画像を選択
- 送信すると背景透過のままスタンプっぽく使える(ただし相手の環境によっては背景が黒くなる場合も)
まとめ|iPhoneの切り抜きは「調整」で9割決まる
いかがでしたか?
iPhoneの標準機能だけでも「切り抜き」は十分できます。でも、本当に満足いくクオリティを目指すなら、やっぱり「調整」できるアプリの力が必要です。
この記事で紹介したアプリはどれも無料で始められます。最初はどれかひとつ、気になったものをダウンロードしてみてください。
- とにかくキレイに仕上げたいなら「PhotoRoom」
- 色味までしっかり追い込みたいなら「Adobe Photoshop Express」
- 手動で納得いくまで調整したいなら「Background Eraser」
あなたの「切り抜き」ライフが、もっと自由で楽しいものになりますように。
そして、切り抜いた画像を使ったおしゃれな加工や、友達との楽しいスタンプのやりとり、ぜひ存分に楽しんでくださいね!
