「iPhone X(エックス) 、今さら買うのはアリなの?」
友達からこんな質問をもらって、ハッとしました。
そういえば、街でもたまに見かけるこのモデル。2017年発売の“10周年記念モデル”は、ホームボタンをなくして顔認証を搭載し、iPhoneの歴史を大きく変えた名機です。
でも、もう発売から8年以上。最新のiPhone 16シリーズが当たり前になった2026年、iPhone Xはもう時代遅れなのか?それとも“あえて選ぶ”価値があるのか?
中古スマホ専門店で実際に触ってきた感覚と、2年以上使い続けているユーザーの口コミを交えて、めちゃくちゃ正直にレビューします。
2026年現在、iPhone X(エックス) の“本当の実力”
いちばん気になる「遅くない?」問題
まず結論から言うと、LINE・Instagram・YouTube・ネットサーフィン程度なら、まだまだサクサク動きます。
私が某大手リユースショップで店員さんに聞いた話では、
「A11 Bionicチップは発売当時モンスター級でしたから、軽めの用途ならストレスは感じないはずですよ」
とのこと。実際にデモ機でTwitter(X)をスクロールしてみましたが、カクつきはゼロ。サードパーティ製アプリも普通に動いていました。
ただし、重めの3Dゲーム(原神やApexモバイル)は設定を下げないと厳しいです。発熱もそれなりにします。あくまで“ライトユーザー向け”というのが正直なところ。
ディスプレイは「古さ」より「美しさ」が勝ってる
これには本当に驚きました。
有機EL(Super Retina HD)の発色は、現行のSEシリーズより明らかにキレイなんです。
- 黒は締まってる
- コントラストがはっきり
- HDR動画もちゃんと映える
「まだまだこの画面で映画見たい」と思わせるだけの完成度。サイズも5.8インチで片手に収まり、Pro Maxほど大きくない。「大きすぎないフラッグシップ」って、実は2026年現在かなり貴重です。
【比較】iPhone X(エックス)vs 迷いがちなあの機種
iPhone X vs iPhone SE(第3世代)
どっちにしようか、めちゃくちゃ迷いますよね。
| 視点 | iPhone X | iPhone SE(第3世代) |
|---|---|---|
| 画面の美しさ | ◎ 有機EL | △ 液晶 |
| サイズ感 | 5.8インチ(ベゼルレス) | 4.7インチ(ホームボタン) |
| 処理速度 | A11(普段使いOK) | A15(爆速) |
| カメラ | 望遠あり(光学2倍) | 広角のみ |
| iOSアップデート | iOS 16まで(更新停止) | iOS 18以降対応 |
デザインと画面を取るならiPhone X、長くサクサク使いたいならSEという住み分けです。
「予算3万円以内で“iPhoneらしい高級感”が欲しい」なら、Xは今でも有力な選択肢です。
iPhone X vs iPhone 11
こちらも中古市場ではガチンコ勝負。
- iPhone 11の勝ち:バッテリー持ち、超広角・ナイトモード、iOS最新対応
- iPhone Xの勝ち:有機EL、ステンレスフレーム、光学2倍ズーム、コンパクトサイズ
4万円以上の予算があるなら11を選ぶ人が多数派ですが、「2〜3万円台でデザイン重視」ならXに軍配が上がるケースも。
【ここが気になる】使ってわかった5つの“弱点”
いくつかレビューや口コミを集めてみました。
① バッテリーは「当たり外れ」がデカい
「中古で買ったら最大容量87%。朝フル充電でも、夕方には20%切ってる…。」(20代・女性)
中古iPhone Xを買うなら、バッテリー最大容量は90%以上が鉄則。80%台はモバイルバッテリー必須と覚悟しましょう。
交換費用はApple正規で9,800円。非正規なら5,000円台からできますが、防水性能はなくなると思ってください。
② Face ID、マスクで詰む
「電車の中でマスク外さないと認証されないのが地味にストレス」(30代・男性)
これ、ほんとにそう。iPhone 12以降はマスク対応しましたが、Xは非対応です。2026年、マスク生活がルーティン化してる現代では地味に効いてくる。
③ iOS 17以降、アップデート来ません
AppleはiOS 16でXのサポートを終了しました。
- 新機能は使えない
- 将来的にアプリの一部が非対応になる可能性
とはいえ、セキュリティアップデートはiOS 16.x.xで継続中。2026年現在、主要アプリはほぼ全部動きます。
「スマホに最新機能いらない」「LINEと電話だけできればいい」という層には、まだまだ現役です。
④ 夜の写真は苦手
「友達の11と並べて撮ったら、私のXだけ暗く写ってた…」(20代・女性)
ナイトモード非搭載。こればかりは世代の差が如実に出ます。
⑤ 角度ついたFace ID、認識イマイチ
机に置いたままロック解除しようとすると、顔を近づけなきゃいけない。Touch IDの復活を願うXユーザー、実は結構多いらしい。
逆に言うと…「この人には今でもドンピシャ」なケース
口コミやQ&Aサイトを調べてみると、満足してる人ほど“使い方”がハマってるんです。
✅ 初めてのスマホ・初めてのiPhone
「子どもに買い与えるのにX選びました。壊されても惜しくない値段だし、デザインも古く見えないので助かってます」(40代・女性)
10代・20代の“初めてのiPhone”需要は根強いです。ホームボタンがない今どきのデザインで、価格は2万円台。親としても安心感があります。
✅ サブ機・動画視聴専用機
「メインは15 Proだけど、寝る前のYouTubeはiPhone X。軽いし画面キレイだし、バッテリー劣化しても気にならない」(30代・男性)
メイン端末とは別に「リビング用」「布団用」としてもう1台。この使い方、Xの小ささと軽さがめちゃくちゃ生きるんです。
✅ 「どうせなら有機ELのiPhoneが欲しい」予算3万円の人
iPhone SEは確かに速い。でも「黒が締まった画面」に一度慣れると、液晶には戻れない…。
これを「ぜいたく」と言うか、「譲れないこだわり」と言うか。2〜3万円台で有機ELiPhoneを味わえるのは、2026年現在Xだけです。
【最重要】中古で買うときの“絶対チェック”5か条
ここを外すと、せっかくのXライフが台無しになります。
① バッテリー最大容量は90%以上を選べ
80%台後半は「予備バッテリーありき」の覚悟が必要です。通販サイトでは明記されてるか事前確認必須。店頭なら設定アプリで必ずチェック。
② SIMロック状態は必ず確認
ドコモ・au・ソフトバンク版の場合、今はSIMロック解除が義務化されてますが、旧機種は例外も。購入前に「 SIMロック解除済み」の表記を探してください。
③ 非正規修理端末は“保証内容”を読む
- 画面交換したらFace ID死んでた
- バッテリー交換したら防水機能ゼロ
こういう事例、珍しくありません。激安品ほど裏があります。
④ 信頼できる販売店か?
個人的に安心なのは:
- イオシス/じゃんぱら(6ヶ月保証、バッテリーレベル明記)
- ゲオ/ソフマップ(状態のランク付けが明確)
メルカリ・ヤフオクは自己責任。安いけど「不良品つかまされた」口コミも一定数あります。
⑤ 64GBか256GBか?
- 写真・ゲーム・アプリたくさん入れる人:256GB
- LINEと電話とたまに写真の人:64GBでもなんとかなる
ただ、中古市場では64GBと256GBで価格差が1万円程度。長く使うなら上位モデルも視野に入れてOK。
買うなら今?それとも待つべき?
2026年現在、iPhone Xの中古価格は底値圏と言われています。
- 美品(バッテリー90%以上)……2.8〜3.5万円
- 良品(80%台、小キズあり)……1.8〜2.5万円
- ジャンク品(画面割れ等)……5,000円〜
値下がりスピードはかなり落ちていて、ここから大きく下がる可能性は低い。
「欲しいな」と思ったタイミングが、実は買い時かもしれません。
総まとめ:2026年、iPhone X(エックス) は「買い」ですか?
これだけは最初に言いたい。
最新機能・最高性能を求める人には、絶対に買ってほしくない。
でも。
「高級感あるデザインのiPhoneを、できるだけ安く手に入れたい」
「サブ機・キッズ用・動画専用機として、あと2年くらい使えればいい」
「有機ELの美しい画面で、コスパよくApple製品デビューしたい」
こんな人には、2026年現在でも立派な“選択肢” です。
「iPhone Xなんて、もう終わったモデルでしょ?」
そう言うのは簡単です。でも、実際に手に取ってみると、「2017年のAppleが10年分の想いを詰め込んだ」と言われる完成度は、色あせていませんでした。
新しいものが正解とは限らない。中古のiPhone Xを手にした人が、意外に長く、そして愛着を持って使い続けている。そんなリアルが、そこにはあります。
あなたにとっての「ベストなiPhone」が見つかりますように。
※記事内の価格は2026年2月時点の中古市場参考価格です。販売店・状態により変動します。
