iPhone付属ケーブル完全比較。LightningからUSB-Cまでの種類と見分け方

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新しいiphoneを買ったら、箱の中に入っていたケーブル。「あれ、前使ってたやつと端子の形が違う?」って思ったこと、ありませんか?

実は、iPhoneに付属するケーブルはモデルによって種類が異なります。しかも、同じような見た目でも「充電だけできるタイプ」と「データ転送が高速なタイプ」があったりするんです。

この記事では、iPhoneの付属ケーブルについて「種類」「見分け方」「性能の違い」をまるっと解説します。「家に転がってるケーブル、どれが何用だっけ?」という疑問もスッキリ解決しますよ。

iPhone付属ケーブルの種類と歴史。まずは基本を押さえよう

iPhoneに同梱されてきたケーブルは、時代とともに大きく変わってきました。まずはその変遷をざっくり把握しておきましょう。

30ピンコネクタ時代(初代〜iPhone 4s)

初代iPhoneからiPhone 4sまでは「30ピンコネクタ」と呼ばれる、少し幅広の端子を採用していました。今のLightningと比べるとかなり大きく、向きも決まっていました。今見ると「ずいぶんレトロだな」と感じるかもしれませんね。

Lightning誕生(iPhone 5〜iPhone 14)

iPhone 5から登場したのが「Lightningコネクタ」。小さくて裏表どちらでも挿せる画期的な端子で、約10年もの間、iPhoneの標準として君臨しました。

初期の頃は「Lightning – USB-A」ケーブル(パソコンなどに付いている長方形のUSB端子につなぐタイプ)が主流。ところが、iPhone 11 Proあたりから「Lightning – USB-C」ケーブルが登場し、ちょっと混乱を招くことに。端子の形が違うのに、どちらも「iPhone用」として存在していたんです。

USB-Cへの大転換(iPhone 15シリーズ以降)

そして2023年、iPhone 15シリーズでついに「USB-C」に統一されました。 EUの規制もあり、今後はこの流れが続いていくでしょう。

ここで知っておきたいのは、iPhone 15シリーズでも、付属ケーブルの性能がモデルによって違うという点。Proモデルとそうでないモデルでは、データ転送速度に大きな差があります。このあたりは後ほど詳しく解説します。

端子の形状で見分ける。LightningとUSB-Cの違いをパッと見でチェック

「これ、どっちのiPhone用のケーブルだっけ?」と迷ったときは、まず端子の形を見れば一発でわかります。

Lightning端子の特徴

Lightningは8ピンの端子で、金属の接点がむき出しになっているのが特徴。小さくてコンパクトですが、端子部分をよーく見るとピンが並んでいるのがわかります。iPhone 14までの機種をお使いなら、これが付属していたはずです。

USB-C端子の特徴

USB-Cは24ピンで、端子の形が楕円形。中の基盤が見えるのが特徴です。ケーブルを挿すときに「カチッ」という感触があるのも、USB-Cならでは。最近のAndroidスマホやMacBookでも使われている規格なので、見たことがある方も多いでしょう。

USB-A端子は要注意

パソコンにつなぐ側の端子も大事。従来の長方形タイプはUSB-Aです。最近はUSB-C to USB-Cケーブルも増えているので、パソコン側の端子がUSB-Cしかない場合は、変換アダプタが必要になることもありますよ。

型番でわかる性能の違い。ケーブルに印字された文字を読み解こう

実は、ケーブル自体に印字されている「A○○○○」という型番を見ると、そのケーブルの性能がわかります。ちょっとした裏ワザみたいなものですが、知っておくと便利ですよ。

Lightningケーブルの型番例

Lightningケーブルには「A1443」や「A2249」といった型番が印字されています。

  • A1443:初期のLightning – USB-Aケーブル。充電とデータ転送(USB 2.0)に対応。
  • A2249:Lightning – USB-Cケーブル。iPhone 11 Proあたりから登場。急速充電に対応しているのが特徴です。

USB-Cケーブルの型番例(iPhone 15シリーズ付属品)

iPhone 15シリーズに付属するUSB-Cケーブルも、型番で見分けられます。

  • A2797:iPhone 15 / 15 Plusに付属。USB 2.0規格なので、データ転送速度は最大480Mbps。充電は最大60W程度まで対応します。
  • A2798:iPhone 15 Pro / Pro Maxに付属。USB 3.2 Gen 2規格に対応し、最大10Gbpsの高速データ転送が可能。4K HDRでの映像出力もケーブル1本でできます。

つまり、同じUSB-Cケーブルでも、Proモデルについてきたものは高速データ転対応で、標準モデルのものは従来と同じUSB 2.0相当ということ。パソコンに大量の写真や動画を移すことが多い人は、この違いが結構大きいんです。

急速充電とデータ転送。付属ケーブルでどこまでできる?

「付属のケーブルって、急速充電に対応してるの?」という疑問もよく聞きます。結論から言うと、ケーブルと電源アダプタの組み合わせ次第です。

急速充電の条件

急速充電(30分で最大50%程度の充電)をするには、2つの条件があります。

  1. 対応したケーブルを使うこと
  2. 18W以上の出力があるUSB-C電源アダプタを使うこと

Lightning – USB-Aケーブルは、従来の5Wや12Wアダプタでの充電が基本。急速充電には対応していません。
Lightning – USB-Cケーブルは、20W以上のUSB-C電源アダプタと組み合わせると、iPhone 8以降の機種で急速充電が可能です。
USB-C – USB-Cケーブル(iPhone 15以降)も同様に、20W以上のアダプタで急速充電できます。

ただし、ここで注意したいのは、iPhone 15/15 Plusに付属のA2797ケーブルでも充電性能自体は十分高いこと。充電だけなら、Proモデル用の高速ケーブルと差はありません。

データ転送速度の違い

データ転送は、ケーブルによって大きな差が出ます。

  • Lightningケーブル全般:USB 2.0規格なので、最大480Mbps。1GBの動画を転送するのに20秒以上かかる計算です。
  • iPhone 15/15 Plus付属USB-Cケーブル:こちらもUSB 2.0規格なので、速度はLightningと変わりません。
  • iPhone 15 Pro/Pro Max付属USB-Cケーブル:USB 3.2 Gen 2規格で最大10Gbps。理論上はUSB 2.0の約20倍の速さです。

この速度差を体感できるかは、使う人次第。毎日のように大容量の動画をパソコンに移すプロの動画制作者なら別ですが、普段使いでそこまでの速度が必要かと言われると「そこまで気にしなくてもいいかも」というのが正直なところです。

映像出力の可否

Lightningケーブルでは、そのままテレビやモニターに映像を映すことはできません。別途アダプタ(Lightning – HDMIなど)が必要でした。

一方、iPhone 15 Proシリーズに付属のUSB-Cケーブル(A2798)なら、ケーブル1本で外部ディスプレイに接続可能。4K HDRでの出力にも対応しているので、プレゼンや動画鑑賞がぐっと快適になります。

純正品とサードパーティー品の違い。選び方のポイント

「付属のケーブルが断線しちゃったんだけど、純正を買い直すべき?それとも安いサードパーティー品でいい?」という悩みもよく聞きます。

純正品のメリット

Appleの純正ケーブルは、品質と安全性が最大の強みです。

  • iOSのアップデートで突然使えなくなる心配がない
  • 過電流や発火のリスクが極めて低い設計
  • Appleの厳しい品質基準をクリアしている

特に「大事なiPhoneを守りたい」「トラブルは絶対に避けたい」という方は、純正品を選んでおくのが無難でしょう。

サードパーティー品のメリット

一方、サードパーティー製には純正にはない魅力がたくさんあります。

  • 価格が安い(純正の半額以下もザラ)
  • 長さのバリエーションが豊富(0.15mの短いものから3mの長いものまで)
  • ナイロン編み込み素材で断線に強い
  • カラーバリエーションが豊富でおしゃれ

MFi認証は必ずチェック

サードパーティー品を選ぶなら、「MFi認証」の有無は絶対に確認してください。MFiとは「Made for iPhone/iPad/iPod」の略で、Appleが品質を認証した証です。

認証がない製品は、iOSアップデート後に突然「このアクセサリーは対応していない可能性があります」と警告が出たり、最悪の場合、iPhone本体を故障させるリスクも。せっかく安く買っても、そんなトラブルが起きたら元も子もありません。

パッケージにMFiロゴがあるか、Appleの公式サイトで確認できるので、購入前には必ずチェックしましょう。

ユーザーが直面しがちなトラブルと解決策

実際のユーザーレビューやQ&Aサイトを見ていると、よくある悩みがいくつか見えてきます。

「すぐ断線した」問題

Apple純正の白いケーブル(ビニール製)について、「数ヶ月で端子の根元が切れた」という声は本当によく聞きます。これは経年劣化や、頻繁な抜き差し、折り曲げなどの物理的ストレスが原因。

対策としては、

  • 断線防止プロテクター(ばね状のカバー)をつける
  • ケーブルを強く引っ張らない
  • 適切に巻いて保管する(グルグル巻きはNG)
    といった工夫で、寿命を延ばせます。

どうしても気になるなら、最初からナイロン編み込みタイプのMFi認証ケーブルを選ぶのも手です。

「充電が遅い」「認識されない」問題

「せっかく新しいiPhoneにしたのに、充電がめっちゃ遅いんだけど?」という悩み。原因はたいてい、電源アダプタにあります。

  • 5Wの古いアダプタを使っていないか?
  • パソコンのUSBポートが、給電能力の低いもの(キーボードやハブ経由)ではないか?

また、長期間使っていると、端子部分が黒く変色したり、iPhone側の充電ポートにホコリが詰まったりすることも。爪楊枝などで優しくホコリをかき出すと、認識されるようになるケースも多いんですよ。

「USB-Cケーブルは全部同じだと思ってた」

これ、実は私も経験があります。「USB-Cならどれでも一緒でしょ」と適当に買ったら、データ転送がめちゃくちゃ遅くて愕然としたことが。

特にiPhone 15 Proを買ったのに、データ転送が遅いと感じたら、使っているケーブルが付属のものかどうか確認してみてください。付属のA2798は高速対応ですが、他のUSB-Cケーブル(例えばモニター給電用のもの)と取り違えている可能性があります。

まとめ。あなたにぴったりのiPhone付属ケーブルの選び方

iPhoneの付属ケーブル、ひと口に「iPhone用」と言っても、実はいろんな種類や性能があることがわかっていただけたでしょうか。

最後に、シーン別のおすすめをまとめておきますね。

  • とにかく安心・安全第一:Apple純正ケーブル(型番を確認して、自分の使い方に合ったものを)
  • コスパ重視で長持ちさせたい:MFi認証済みのナイロン編み込みケーブル
  • 大量のデータをパソコンに移したい:iPhone 15 Pro用の付属ケーブル(A2798)か、別売りのUSB 3対応ケーブル
  • 車載やモバイルバッテリー用:短めのケーブル(0.5m〜1m)が絡まりにくくて便利

ケーブルは地味な存在ですが、毎日使うものだからこそ、自分に合ったものを選びたいですね。この記事が、あなたのケーブル選びの参考になれば嬉しいです。

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