「初めて買ったスマホがiPhone 4Sだった」という方、結構多いんじゃないでしょうか。2011年の発売当時、Siriの登場に衝撃を受けた人もいるはず。
でも「そういえば押入れの引き出しに眠ってるな…」なんてこと、ありませんか?
実はこのiphone 4s、2020年代の今でも使い道があるんです。しかも単なる「懐かしいガラクタ」じゃない。工夫次第で日常生活に再び役立つ道具に生まれ変わります。
今回は発売から10年以上が経過したiPhone 4Sについて、今だからこそ語れる魅力と、現代での実用的な活用法をまとめてみました。
今さら聞けない!iPhone 4Sってどんなモデルだった?
まずは基本のおさらいから。
iPhone 4Sは2011年10月に発売された、iPhoneシリーズの第5世代目にあたるモデルです。外見は前作のiPhone 4とほぼ同じですが、中身は大幅にパワーアップしていました。
主なスペックをおさらい
- ディスプレイ:3.5インチRetina(960×640ピクセル)
- プロセッサ:Apple A5チップ(デュアルコア)
- カメラ:800万画素、1080p HDビデオ撮影対応
- ストレージ:8GB〜64GB
- OS:iOS 5(最終バージョンはiOS 9.3.6)
最大の目玉は何と言っても「Siri」の初搭載。音声で話しかけると天気を教えてくれたり、アラームをセットしてくれたり。「未来が来た!」って感動したのを覚えています。
当時は発売からたった3日間で400万台以上を売り上げる大ヒット。スマホ史上最速の販売記録を樹立したんですよ。
現代のメインスマホとしては正直キツイ…その理由
とはいえ、正直なところを言うと「2025年の今、メインのスマホとして使う」のは、かなり厳しいです。
ソフト面の限界
- iOS 9.3.6が最終バージョンで、今のアプリのほとんどが非対応
- セキュリティアップデートがもう提供されていない
- Safariで今のWebサイトを見ると表示が崩れること多数
特にLINEやInstagram、Twitter(X)といった主要アプリが動かないのは痛い。App Storeを開いても「このアプリは対応していません」って表示されることの方が多いでしょう。
通信面の課題
- 3Gネットワークの終了が迫っている
- VoLTE(高音質通話)に非対応
日本でも各キャリアの3Gサービスが順次終了しています。SoftBankは2024年1月末に3Gサービスを終了予定でしたが延期。ただ、いずれは完全に終わります。そうなると通話すらできなくなる可能性が高いんです。
ハード面の古さ
- バッテリーの劣化(10年経てば仕方ない)
- 3.5インチ画面は今の基準だと超小型
- A5チップでは動作がもっさり
バッテリーなんかは「充電してもすぐ減る」個体がほとんど。交換すればまだ使えますが、それでも処理のもっさり感は否めません。
「じゃあ完全にオワコンなの?」って思いますよね。
でも待ってください。使い方次第では、まだまだ活躍してくれるんです。
むしろ今だから楽しい!iPhone 4Sの現代的活用法7選
ここからが本題。押入れのiPhone 4S、こんな風に使ってみませんか?
1. 最高の音楽プレーヤーとして復活
これ、一番おすすめの使い方です。
iPhone 4Sは3.5mmイヤホンジャックが付いている最後の世代。最近のイヤホンジャックなしスマホに不満を感じている人、多いんじゃないでしょうか。
- ジムでの筋トレBGM専用機
- 車に繋ぎっぱなしのカーオーディオ用
- 寝室に置いて寝る前の音楽プレイヤーに
しかも軽くてコンパクト。ランニングのお供にもぴったりです。16GBモデルなら数千曲は余裕で入ります。
2. デジタルフォトフレームに変身
使わなくなったiPhone 4S、写真表示専用機として再生させましょう。
スタンドに立てかけて、iCloudフォトストリームやGoogleフォトと連携させれば、思い出の写真がスライドショーで流れ続けます。
「そういえばあんな写真撮ったな」って、家族との会話も弾むかも。
3. 子供の初めてスマホ体験に
「子供にスマホ持たせたいけど、最新機種は高すぎる…」そんな悩み、ありませんか?
iPhone 4Sなら壊されても惜しくない。機能制限(スクリーンタイム的なもの)も設定できるので、子供用の動画視聴機や学習アプリ専用機として最適です。
実際に我が家でも子供のおもちゃ代わりに使ってますが、YouTuberごっこで喜んでますよ。
4. 防犯カメラ・ベビーモニター化
「Manything」や「Presence」といったアプリを使えば、古いiPhoneを防犯カメラに変身させられます。
例えば…
- リビングに置いて外出先からペットの様子を見る
- 赤ちゃんの寝顔チェック用ベビーモニターに
- 玄関に置いて防犯カメラ代わりに
今使ってるスマホからリアルタイムで映像を確認できるので、わざわざ高価な防犯カメラを買う必要がありません。
5. 高級目覚まし時計に
これ、意外と快適なんです。
専用の目覚まし時計アプリを入れて、ベッドサイドにドッキングステーションごと置くだけ。
- 天気予報も一緒に表示
- 複数のアラーム設定も簡単
- スヌーズ機能もバッチリ
「2,000円くらいの目覚まし時計買うくらいなら、眠ってるiPhone 4Sを使おう」って発想です。
6. 非常用の予備電話として
メインスマホが壊れた、電池切れた…そんな緊急時、iPhone 4Sがあればとりあえず連絡手段を確保できます。
ただし注意点がひとつ。
3G回線が終了すると通話できなくなる可能性が高い。なので「あくまで緊急時のバックアップ」という位置づけで、車のグローブボックスや防災リュックに入れておくのがおすすめです。
7. 懐かしアプリのタイムカプセルに
これがマニアックな楽しみ方。
iOS 6のまま使っているiPhone 4Sには、今のApp Storeには存在しない「幻のアプリ」が入っていることがあります。
- 懐かしのゲームアプリ
- 初期バージョンのLINE
- 昔のUIのままのTwitterクライアント
「あの時よく遊んだゲーム、もう一度やってみたい」そんな願いを叶えてくれるのが、眠っているiPhone 4Sなんですよ。
もし今から中古で買うなら?選び方のポイント
「うちには眠ってないけど、話を聞いてたら欲しくなった」という方のために、中古購入時のチェックポイントもまとめておきます。
現在の中古相場
- 状態により異なるが、だいたい2,000円〜8,000円程度
- 未開封品や美品はもっと高い場合も
チェックすべき5つのポイント
- バッテリー状態
これが最重要。できればバッテリー交換済みの個体か、自分で交換できる人向けに安く買うか。 - iCloudロック
絶対に確認!ロックがかかっていると事実上使えません。購入時に「アクティベーションロック解除済み」を確認しましょう。 - キャリア
ドコモで使いたいのか、ワイモバイル系のSIMを挿すのか。対応周波数をチェックしておきましょう。 - 物理的損傷
画面割れは修理可能ですが、水没歴は後々トラブルのもとに。 - iOSバージョン
古いiOS(特にiOS 6)のままの個体は希少価値アリ。コレクター需要があります。
どうしてもメイン使いしたい人へ…限界と向き合う覚悟
「いや、俺はメインで使いたいんだ」という変わり者の方もいるでしょう。
その気持ち、わからなくもないです。コンパクトで握りやすいボディ、クラシカルなデザイン…今の大型スマホに疲れた人の気持ち、よくわかります。
ただ、その場合は以下の覚悟が必要です。
- アプリはほぼ使えない(電話とSMS、音楽プレーヤー専用と割り切る)
- セキュリティリスクは自己責任
- 3G終了後は通話できなくなる可能性大
- バッテリー交換はほぼ必須
要は「スマホというより、多機能ガラケー」くらいの感覚で使うならアリかもしれません。
実際、SNSでは「iPhone 4Sを現役で使ってます」という猛者がたまにいますが、みんな相当な割り切り派ですね。
iPhone 4Sが持つ“エモさ”の正体
最後に、ちょっと情感的な話を。
iPhone 4Sが今でも語り継がれる理由、それはやっぱり「あの頃の思い出」とセットになってるからじゃないでしょうか。
初めて自分で買ったスマホだったり、学生時代に使ってた一台だったり、青春の思い出が詰まってたり。
ジョブズが亡くなる前日に発表されたモデルという点も、どこかドラマチックですよね。
iPhone 4Sの歴史的価値
- Siri初搭載モデル
- 最後の3.5インチiPhone
- スティーブ・ジョブズが携わった最後のiPhone(諸説あり)
機能だけじゃない「物語」をまとったスマホって、実はそんなに多くないんです。
まとめ:iPhone 4Sは“使わない使い方”が正解かも
押入れからiPhone 4Sが出てきたら、こんな風に向き合ってみてください。
メイン使いはNG
サブ機・専用機としての再生が正解
音楽プレーヤー、フォトフレーム、子供用おもちゃ、防犯カメラ…使い道はたくさんあります。
「使えないから捨てよう」じゃなくて、「どうやったら今の生活に活かせるか」。
そんな風に考えると、古いガジェットとの付き合い方も楽しくなりますよ。
あなたの眠っているiphone 4sも、ちょっとした工夫で再び日の目を見るかもしれません。ぜひ一度、引き出しの中を覗いてみてください。
