みなさん、こんにちは。
突然ですが、あなたのiPhoneには「緊急連絡先」を設定してありますか?
「なんとなく存在は知ってるけど、まだ設定してないな…」
「ヘルスケアアプリに名前を入れただけで終わってるかも」
そんな声、よく聞きます。
でも、この機能。設定の仕方をひとつ間違えると、いざという時にまったく役に立たない「ただのデータ」になってしまうんです。
逆に言えば、正しく設定しておけば、事故や急病、災害時にあなたの命を救う「強い味方」になってくれます。
この記事では、iPhoneの緊急連絡先に関するすべての機能を、初心者の方でも迷わず設定できるように徹底解説します。
「ロック画面に表示する方法」から「SOS機能で自動通報する仕組み」、さらに「災害時に本当に役立つ活用法」まで、まとめてお伝えしますね。
5分だけ時間をください。
読み終わる頃には、あなたと大切な人のiPhoneが、もっと頼もしい存在になっているはずです。
そもそも「緊急連絡先」って何ができるの?知っておきたい3つの機能
iPhoneの「緊急連絡先」に関する機能は、実はひとつじゃありません。
大きく分けて、以下の3つの役割があります。
- 医療従事者や救助者に情報を伝える「医療ID」
- 家族や友人に現在地を知らせる「緊急連絡先への通知」
- 瞬時に警察や消防へ通報する「SOS機能」
「へえ、そんなにあったんだ…」と思った方、安心してください。
どれも難しい操作は必要ありません。
このあと、ひとつずつ具体的な設定方法を説明していきますね。
【最初にやること】ヘルスケアアプリで医療IDと緊急連絡先を設定する
まず最初に取り組むべきは、「ヘルスケア」アプリでの設定です。
ここに情報を登録しておくことで、万が一あなたが意識を失ったり、自分で伝えられない状況になっても、あなたを助けようとする人が必要な情報にアクセスできるようになります。
手順は本当に簡単です。
- iPhoneに最初から入っている「ヘルスケア」アプリを開きます。
- 画面右下にある「医療ID」をタップ。
- 右上の「編集」をタップします。
- ここで、あなたの情報を入力していきます。
入力する項目はこんな感じです。
- 病状(例:糖尿病、高血圧、喘息など)
- アレルギー(例:ペニシリン、蕎麦、蜂毒など)
- 服用している薬(例:〇〇mgを朝と夕方に服用)
- 血液型(知っている場合)
ここで一つ、超重要なポイントがあります。
それは画面一番上の 「ロック中に表示」を必ずONにすること。
これをONにしておかないと、iPhoneがロックされている状態では、せっかく入力した情報を見てもらえません。救助者はあなたの顔も名前も知らないかもしれません。手がかりはスマホだけ、という状況もありえます。
絶対に忘れずにONにしてください。
緊急連絡先の登録(ここで家族や友人を設定する)
同じ画面を下にスクロールすると、「緊急連絡先」という項目があります。
ここで「追加」ボタンをタップして、連絡先アプリに登録してある家族や親しい友人を選びましょう。
続柄も設定できます。「配偶者」「父」「母」「友人」など、状況がひと目でわかるものを選んでください。
ポイントは、複数人登録しておくこと。
1人だけだと、その人が電波の届かない場所にいたり、電話に出られない可能性もあります。できれば2人から3人は登録しておくと安心です。
登録が終わったら、右上の「完了」をタップ。これで基本設定は終わりです。
本当に見られる?ロック画面からの確認方法
設定しただけでは、ちゃんと表示されるか不安ですよね。
実際にロック画面から確認する方法も試してみましょう。
- iPhoneの電源ボタンを押して、ロック画面を表示します。
- 画面の右下にある「緊急」をタップ。
- 数字のダイヤル画面が出てきますが、左下にある「緊急情報」をタップします。
どうですか?さきほど入力したあなたの名前や病状、そして緊急連絡先が表示されましたか?
もし表示されなければ、設定の途中で「ロック中に表示」がOFFになっている可能性があります。もう一度ヘルスケアアプリを開いて確認してみてください。
もしもの時に自動で助けを呼ぶ「SOS機能」の使い方
ここからは、さらに一歩進んだ機能のご紹介です。
iPhoneには、あなたが声を出せない状況でも、操作だけで自動的に緊急通報機関(警察の110番、消防・救急の119番)に連絡してくれる「SOS機能」が搭載されています。
操作方法は主に2つ。
1. サイドボタンと音量ボタンの同時長押し
サイドボタン(電源ボタン)と、どちらかの音量ボタンを同時に押し続けます。
2. サイドボタンの5回押し
サイドボタンを素早く5回続けて押します。
どちらの方法でも、まずカウントダウンとともに大きな警告音が鳴り始めます。この音は、周囲に助けが必要なことを知らせるためのものです。
カウントダウンが終わると、自動で緊急通報機関に発信されます。
通報が終了した後(またはキャンセルしない限り)、iPhoneはあなたの現在地情報を、さきほど医療IDで設定した「緊急連絡先」の人たちに自動でメッセージ送信します。
もし位置情報が変わった場合には、更新情報も送られます。
「どこにいるのかわからない」という状況を防げるわけですね。
SOS機能に関するよくある質問
Q. 警告音は消せないの?
A. 残念ながら、消すことはできません。不審者に気付かれずに助けを呼びたい場合には逆効果に思えますが、周囲の人に異変を知らせるためには必要な機能とされています。
Q. 間違って操作してしまったら?
A. 落ち着いてください。カウントダウン中であれば、画面の指示に従ってキャンセルできます。もし発信してしまっても、通報を受けたオペレーターに「間違いです」と伝えれば問題ありません。
Q. 海外でも使えるの?
A. はい、使えます。iPhoneがその国や地域の緊急通報番号(アメリカなら911など)を自動で判断して発信します。
災害時に真価を発揮する!知っておきたい「+α」の活用法
ここまでの内容で、日常的な備えはバッチリです。
でも、日本は地震や台風などの自然災害が多い国。災害時にもこの機能が役立つシーンを想像してみましょう。
大地震が発生した直後
ケガをして動けない、でも家族は離ればなれ。そんな時、SOS機能で通報すれば、あなたの位置情報が自動で家族に伝わります。また、救助隊があなたのスマホを確認すれば、医療IDに書かれた持病やアレルギー情報が、適切な治療の助けになります。
「ロック中に表示」のもう一つの意味
災害時、あなたを助けるのは必ずしも医療従事者とは限りません。近所の人が、道端で倒れているあなたを発見するかもしれません。その時、iPhoneがロックされていても、先ほどの手順であなたの名前と緊急連絡先がわかれば、「この人の家族に連絡してあげよう」という行動が生まれます。
Apple Watchをお持ちの方はさらに強力に
もしあなたがApple Watchを使っているなら、iPhone単体よりもさらに高度な安全機能が使えます。
- 転倒検出: 激しい転倒を感知すると、Apple Watchが「大丈夫ですか?」と問いかけてきます。動きがなければ、自動で緊急通報機関に発信し、あなたの位置情報を知らせます。
- 衝突事故検出(iPhone 14以降、Apple Watchの一部モデル): 自動車での重大な衝突事故を感知すると、同様に自動で緊急通報を行います。
高齢の親御さんに持たせる場合や、一人で車を運転する機会が多い方には、これらの機能が大きな安心材料になりますね。
設定したら終わりじゃない!定期的な見直しと家族への共有
さて、ここまで読んで「よし、今すぐ設定しよう!」と思っていただけたでしょうか。
でも、最後にもうひとつだけお願いです。
それは、設定したことを家族や友人に伝えておくこと。
そして、定期的に内容を見直すこと。
緊急連絡先に設定した相手が、自分が緊急連絡先になっていることを知らなければ、突然届いた位置情報メッセージを見てかえってパニックになってしまうかもしれません。
「もしもの時はこんな機能で連絡がいくからね」と、あらかじめ伝えておくだけで、いざという時の対応がスムーズになります。
また、引っ越しをしたり、新しい薬を処方されたりした時は、必ず医療IDの情報も更新しましょう。古い情報は、時に誤った判断を招くこともあります。
年に一度、防災の日などをきっかけに、見直してみるのがおすすめです。
まとめ:今日、iPhoneの緊急連絡先を設定しよう
いかがでしたか?
iPhoneの緊急連絡先機能は、ほんの数分の設定で、あなたと大切な人の命を守る「盾」になります。
もう一度、今日やるべきことをまとめておきます。
- ヘルスケアアプリを開き、医療IDに病状やアレルギーを入力する
- 緊急連絡先を2~3人登録する
- 「ロック中に表示」を必ずONにする
- ロック画面から実際に情報が見られるか確認する
- SOS機能の操作方法(ボタン操作)を覚える
- 設定したことを家族や友人に伝える
「備えあれば憂いなし」という言葉があります。
今日この瞬間にも、どこかで誰かを助けているかもしれないこの機能。
あなたのiPhoneにも、必ず設定しておいてくださいね。
