「子どもに持たせたiphoneの使いすぎが心配」「アプリがダウンロードできなくて困っている」——こんな悩み、実はすごく多いんです。
「年齢制限」と一口に言っても、Appleの製品にはいくつかの種類があります。App Storeで年齢確認を求められるケースもあれば、保護者が設定した「スクリーンタイム」の制限がかかっているケースも。この記事では、iphoneの年齢制限を解除・変更したい人が知っておくべき方法を、シチュエーション別に徹底解説します。
「パスコードを忘れてしまった!」というトラブル対処法から、子どもの成長に合わせた賢い制限の緩め方まで、実際の画面操作をイメージしながら進めていきましょう。
そもそもiPhoneの年齢制限って何?仕組みを理解しよう
iPhoneの年齢制限、じつは大きく分けて2つの仕組みがあります。
ひとつはApple IDの生年月日に基づくもの。13歳未満はApple IDを単独で作れなかったり、一部サービスに制限がかかったりします。これはAppleのポリシーによるもので、ユーザー側で簡単に変更できるものではありません。
でも多くの人が「年齢制限を解除したい」と思うのは、もうひとつの方。それが「スクリーンタイム」の「コンテンツとプライバシー制限」です。
この機能をオンにすると、アプリのダウンロードや削除、アプリ内課金、さらにはWebサイトの閲覧まで、細かく制限をかけられるようになります。子どもにiphoneを持たせる保護者にとっては、まさに必須の機能。でも「かけすぎてしまった」「子どもが成長したので緩めたい」というときに、解除や変更の方法を知っておく必要があるんです。
【基本編】年齢制限の解除・変更、基本の3ステップ
では実際に、iphoneの年齢制限を解除・変更する手順を見ていきましょう。ここで登場するのが「スクリーンタイムパスコード」。通常のロック画面番号とは別物なので注意してください。
設定アプリから「スクリーンタイム」へ
まずはホーム画面の「設定」アプリを開き、少しスクロールすると「スクリーンタイム」があります。ここがすべての操作の起点です。
もし初めて設定するなら「スクリーンタイムをオンにする」をタップ。すでに設定済みなら、そのまま次のステップへ進みます。
「コンテンツとプライバシー制限」を確認
スクリーンタイムの画面を開くと、上部に「コンテンツとプライバシー制限」という項目があります。ここがオンになっていないと、そもそも年齢制限は機能していません。
もし制限を完全に解除したいなら、ここをオフにするだけでOK。すべての制限が一気に解除されます。でも、それじゃあ元も子もないですよね。「アプリのインストールだけ許可したい」「特定のWebサイトだけ見られるようにしたい」という場合は、個別に設定を変更していきます。
変更したい項目を選んで設定
「コンテンツとプライバシー制限」をタップすると、たくさんの項目が出てきます。
例えば「アプリがインストールできない!」という場合は、「iTunes & App Store での購入」→「Appのインストール」と進み、「許可」に変更します。「Appの削除」も同様です。
「成人向けのアプリをダウンロードしたい」なら、「コンテンツ制限」→「App」へ。ここで「12+」や「17+」など、許可する年齢区分を選べます。「すべてのAppを許可」にすれば、年齢による制限はなくなります。
Webサイトの制限を変えたいなら「Webコンテンツ」です。「制限なし」にすればすべてのサイトが見られますが、「成人向けWebサイトを制限」なら自動フィルタリングがかかります。さらに「許可されたWebサイトのみ」なら、子ども向けの限定されたサイトだけにアクセス制限できます。
【応用編】シチュエーション別!年齢制限の賢い解除・変更テクニック
ここからは、実際の生活シーンを想定した具体的な設定方法を紹介します。単なる解除方法だけでなく、「どう設定するのがベストか」まで考えてみました。
子どもが中学生になった。SNSの制限を少し緩めたい
小学生のうちはアプリのダウンロードも親の許可が必要だったけれど、中学生にもなれば友達とのコミュニケーションも大切。でも、完全に自由にするのはまだ心配…そんなときは、段階的な緩和がおすすめです。
「コンテンツとプライバシー制限」→「iTunes & App Store での購入」で、「Appのインストール」を「許可」に変えましょう。同時に「App内課金」は「許可しない」ままにしておくと、勝手に課金される心配がありません。
さらに「スクリーンタイム」のメイン画面に戻り、「ダウンタイム」を設定します。これは特定の時間帯(例:22時〜7時)は、電話など一部のアプリしか使えなくする機能。夜更かししてSNSをやっていないか心配なときにぴったりです。
家族旅行中だけ、特別にゲームのダウンロードを許可したい
旅行中の移動時間だけ、子どもに新しいゲームをダウンロードさせてあげたい。でも帰ったらまた制限を戻したい…そんなときは、スクリーンタイムを一時的にオフにするのが簡単です。
「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシー制限」をオフにするだけ。これで一時的にすべての制限が解除されます。旅行から帰ったら、再度オンにしておきましょう。
もし「パスコードを毎回入力するのが面倒」なら、「スクリーンタイム」の一番下にある「スクリーンタイムパスコードをオフにする」でもOK。ただしこれを行うと、設定していたすべての制限が解除されるので注意が必要です。
特定のWebサイトだけ見せたくない。逆にこのサイトだけは見せたい
学校の調べ学習では必要だけど、YouTubeはちょっと…という場合。あるいは逆に、子どもには安全なサイトだけを見せたい場合。
「コンテンツとプライバシー制限」→「コンテンツ制限」→「Webコンテンツ」で、「成人向けWebサイトを制限」を選びます。すると下に「常に許可」と「ブロック」という項目が出現。
「ブロック」に特定のURLを追加すれば、そのサイトだけを表示させないようにできます。「常に許可」に追加すれば、フィルターに引っかかる可能性があるサイトでも、例外として見られるようになります。
さらに厳しく制限したいなら「許可されたWebサイトのみ」を選択。あらかじめAppleが用意した子ども向けサイト(子ども向けYouTubeやディズニーなど)だけが表示されるようになります。自分でサイトを追加することも可能です。
【トラブル解決】スクリーンタイムのパスコードを忘れたらどうする?
これ、本当に多い相談なんです。「昔設定したパスコードを忘れてしまった」「中古で買ったiPhoneに前の持ち主の制限がかかっている」など、理由はさまざま。
でも安心してください。いくつか対処法があります。
方法1:Apple IDとパスワードでリセット(これが一番簡単)
iPhoneのOSが新しいバージョン(iOS 13.4以降)なら、スクリーンタイムのパスコード入力画面で「パスコードを忘れた場合」というリンクが表示されるはず。これをタップすると、Apple IDのパスワードを入力する画面になります。
ここで正しいパスワードを入れれば、新しいスクリーンタイムパスコードを再設定できます。これが公式が推奨する最もスマートな方法です。
ただし注意点がひとつ。この機能が使えるのは、そのiPhoneに設定してあるApple IDのパスワードがわかる場合だけ。もしApple IDのパスワードも忘れてしまったら、次の方法を試しましょう。
方法2:Apple IDのパスワード自体をリセットする
まずはAppleの公式サイト「iforgot.apple.com」にアクセスします。ここでApple ID(メールアドレス)を入力すると、登録してあるメールアドレスや電話番号にパスワードリセットの案内が届きます。
新しいApple IDのパスワードを設定したら、先ほどの「パスコードを忘れた場合」から再挑戦。今度はうまくいくはずです。
方法3:最終手段、iPhoneの初期化
どうしてもスクリーンタイムのパスコードが解除できない場合、最後の手段としてiPhoneを工場出荷状態に戻す(初期化する)方法があります。
ただしこれには大きな注意点が。バックアップからデータを復元すると、そのバックアップにもスクリーンタイムの設定が含まれている可能性があります。つまり、復元したらまた同じ制限がかかってしまう、という無限ループに陥ることも。
これを避けるには、コンピュータ(MacかWindows PC)にiPhoneを接続し、スクリーンタイムの設定を含まない「新しいiPhoneとして設定」する必要があります。データはすべて消えてしまうので、写真など必要なものは事前に保存しておきましょう。
正直なところ、この方法はかなりハードルが高い。だからこそ、パスコードはメモして安全な場所に保管しておくか、パスワード管理アプリに入れておくのがおすすめです。
【発展編】「ファミリー共有」で子どものiPhoneをリモート管理する
ここまで読んで「でも子どもにパスコード教えたくないな…」と思った保護者の方、安心してください。もっとスマートな方法があります。
それが「ファミリー共有」です。
ファミリー共有って何?
ファミリー共有とは、家族のApple IDをグループ化する機能。これを使うと、保護者のiPhoneから子どものiPhoneのスクリーンタイム設定をリモートで変更できます。
設定方法はこうです。
- 保護者のiPhoneで「設定」→「ファミリー」→「メンバーを追加」
- 子どものApple IDを追加(子ども用のApple IDは、13歳未満ならファミリー作成時に新規作成)
- 設定が完了したら、保護者の「スクリーンタイム」に子どもの名前が表示される
リモート管理の具体的なやり方
保護者のiPhoneで「設定」→「スクリーンタイム」を開くと、自分の名前の下に子どもの名前が表示されます。ここをタップすると、なんと子どものiPhoneのスクリーンタイム設定画面が現れるんです。
アプリの時間制限を変えたい、ダウンタイムを調整したい、特定のサイトをブロックしたい——すべて保護者のiPhoneから操作できます。子どもにパスコードを教える必要は一切なし。
子どもが「制限かかっててアプリ入れられない!」と訴えてきたら、その場で保護者が許可するかどうか判断できます。これが理想的ですよね。
スクリーンタイムのパスコード、忘れても安心
しかもファミリー共有を使っていると、万が一スクリーンタイムのパスコードを忘れても大丈夫。保護者のiPhoneから子どものスクリーンタイム設定に入り、パスコードを再設定できます。
「パスコード忘れた問題」の究極の解決策、それがファミリー共有なんです。
年齢制限は「禁止」より「対話」のために
最後に、ちょっとだけ心がけてほしいことを書きます。
iPhoneの年齢制限やスクリーンタイムは、子どもを縛るための道具ではありません。むしろ、デジタル機器との上手な付き合い方を親子で考えるきっかけにするためのもの。
「なんでこのアプリはダウンロードしちゃダメなの?」
「夜何時までならSNSをやってもいいと思う?」
こんな会話ができる関係性があれば、制限はただのルールではなく、子ども自身が考える力になります。
テクノロジーは使い方次第。iPhoneの便利な機能を活用して、子どもにとっても保護者にとっても、心地よいデジタルライフを目指しましょう。
どうしても解除方法がわからない、設定に迷ったときは、Appleの公式サポートページや、最寄りのApple Storeで聞くのも手です。操作に不安があるなら、店頭で実際に見てもらいながら設定するのが一番確実ですよ。
