「新しいiPhoneに機種変したから、古いレンズカバーを外したい」
「割れたレンズカバーをどうにかしたい」
「画質が落ちた気がするから、一旦外してみようかな」
こんな風に思って、iPhoneのレンズカバーを外そうと考えているあなた。ちょっと待ってください。
実はこのレンズカバー、正しい手順で外さないと、iPhone本体のカメラレンズを傷つけたり、修理が必要になるケースも少なくないんです。
でも安心してください。この記事では、スマホアクセサリーを50種類以上試してきた僕が、安全で確実なiPhoneレンズカバーの外し方を、実践的な手順とともに解説していきます。
なぜレンズカバーを外したいの?よくある理由と注意点
まず最初に、レンズカバーを外す理由によって、ちょっとだけ注意点が変わってくるんです。
こんな理由で外したくなることが多いよね
- 機種変更や端末下取りの準備
- カバーが割れた・ヒビが入った
- 写真の写りが悪くなった気がする
- デザインに飽きた・別のカバーに変えたい
- 純正の見た目に戻したい
特に端末下取りに出す場合、レンズカバーが付いていると査定対象外になることも。逆に、外すときに傷をつけてしまうと、それも減額理由になります。
ここだけは絶対に覚えておいて
レンズカバーを取り外すときに、いちばん気をつけるべきことは何だと思います?
それは「iPhone本体の純正レンズを絶対に傷つけない」こと。
iPhoneのカメラレンズには、反射を抑える特殊なコーティングが施されています。このコーティング、実はすごく繊細で、ちょっとした衝撃や間違ったお手入れで簡単に剥がれちゃうんです。
それに、iPhoneって基本的に防水機能が付いてますよね。レンズカバーを無理に剥がすと、本体のわずかな隙間から水が入りやすくなって、防水性能が落ちる可能性もあるんです。
【準備編】これだけ用意すれば安心
では、実際にレンズカバーを外す前に、必要な道具をチェックしていきましょう。
必ず用意するもの
- ヘアドライヤー(低温〜中温設定にできるもの)
- 薄いプラスチックカード(ポイントカードやギターピックが便利)
- マイクロファイバークロス(メガネ拭きでOK)
- ピンセット(あれば便利。先が細すぎないもの)
あると便利なもの
- ブロアー(レンズ用のゴム球。100均にもあります)
- IPA(イソプロピルアルコール)(接着剤跡取り用。少量でOK)
絶対に使ってはいけないもの
- 金属製の工具(ドライバーやカッター。傷の原因に)
- 除光液(アセトン)(コーティングが確実に溶けます)
- キッチン用アルコールスプレー(濃度が高すぎてコーティングを傷める可能性)
特に除光液は絶対にNG。友達がこれでレンズ曇らせて、カメラユニットごと交換することになったって話を聞いたことがあります。
【実践編】iPhoneレンズカバーの正しい外し方5ステップ
さあ、準備ができたら実際に外していきましょう。この手順通りにやれば、失敗する確率はグッと下がります。
ステップ1:レンズカバーをしっかり温める
ドライヤーを低温〜中温設定にして、レンズカバーから15〜20cmほど離して温風を当てます。
ポイントは30秒〜1分程度、まんべんなく温めること。これで接着剤が柔らかくなって、剥がしやすくなります。
「え、そんなに温めていいの?」って思うかもしれませんが、適度な温度なら大丈夫。でも、同じ場所に熱風を当て続けるのはNG。iPhoneのバッテリーは熱に弱いので、必ずドライヤーを動かしながら温めてくださいね。
ステップ2:端っこを持ち上げる
温めたら、レンズカバーの端っこに爪かプラスチックカードを優しく差し込みます。
このときのコツは、無理に力を入れないこと。「あれ?まだ固いな」って感じたら、もう一度温め直してください。焦りは禁物です。
ステップ3:ゆっくりと剥がす
プラスチックカードを差し込んだら、ゆっくりとカードを回しながら、周囲の接着を剥がしていきます。
全部の接着が緩んだら、指でつまんで垂直に引き上げるようにして外します。斜めに引っ張ると、レンズに負荷がかかって割れる原因になるので注意。
ステップ4:残った接着剤をキレイに除去
カバーが外れたら、レンズ周りに残っている接着剤をチェック。
マイクロファイバークロスで優しく拭き取ります。どうしても落ちない場合は、クロスの端っこにごく少量のIPAを含ませて拭いてみてください。
ここで絶対にやってはいけないのが、レンズ部分をゴシゴシ拭くこと。コーティングが剥がれて、写真が白っぽく写るようになるかもしれません。
ステップ5:仕上げと動作確認
最後に、キレイなマイクロファイバークロスでレンズ全体を優しく拭きます。
そして必ずカメラを起動してテスト撮影を。オートフォーカスがちゃんと効くか、画像に異常がないかをチェックしてくださいね。
【機種別のコツ】あなたのiPhoneはどれ?
実は、iPhoneの機種によってレンズカバーの外し方にちょっとしたコツがいるんです。
iPhone 11以降の複数レンズモデル(Proシリーズ含む)
最近のiPhoneって、カメラが3つとか4つ付いてますよね。これらのモデル用のレンズカバーは、たいてい全部のレンズを覆う一体型です。
外すときは、モジュール全体をまんべんなく温めて、全体に均等に力がかかるように剥がしてください。一部分だけに力が集中すると、レンズユニット全体が歪む可能性があります。
iPhone SE(第2世代以降)や以前のシングルレンズモデル
シングルレンズモデルはシンプルな構造なので比較的楽なのですが、レンズ周りのスペースが狭いことが難点。
このタイプは、ピンセットを使うと作業しやすいですが、ピンセットの先がレンズに当たらないように細心の注意を払ってください。
【トラブル別】こんなときはどうする?
どうしても外れない!固着がひどい場合
ドライヤーで温めても外れない場合、もう少し長めに温めてみましょう。ただし1分以上は危険です。それでもダメなら、釣り糸やデンタルフロスを使う方法もあります。
細い糸をレンズカバーと本体の隙間に通して、ノコギリのように動かしながら接着層を切っていくんです。でもこれは上級者向け。自信がなければ、プロに任せるのが安心です。
カバーだけ取れて接着剤が残った場合
これ、結構あるんですよね。そんなときは、プラスチックカードの角で優しくこするか、セロハンテープを貼って剥がす方法も効果的です。
どうしても固い接着剤は、IPAを染み込ませたクロスでしばらく湿布してから拭き取るとキレイになります。
レンズに傷がついちゃったかも…
もし、うっかりレンズ本体に傷をつけてしまったら…正直、自分で直すのはほぼ不可能です。そんなときは、スマホ修理専門店に相談してください。カメラユニットごとの交換になることもありますが、写真が撮れないよりはマシですからね。
【再発防止】新しいレンズカバーを選ぶなら
「でもやっぱりレンズは保護したい」というあなたに、次に選ぶときのポイントをお伝えします。
画質を落とさない選び方
- ARコーティング(反射防止加工)付きのものを選ぶ
- 光学ガラス使用の製品は透過率が高くてオススメ
- 極端に安いプラスチック製は避ける(白っぽく写る原因に)
次に外すときもラクな選び方
- 強力すぎない粘着シートの製品を選ぶ
- ゲル状で再利用可能な粘着タイプも取り外しやすい
- いっそのこと、ケース一体型にするのも手
信頼できるメーカーを見分けるコツ
Amazonとか楽天で買うときは、レビューをしっかりチェック。特に「画質」「密着感」「剥がれ」といったキーワードが入っている口コミは参考になります。
【まとめ】安全な取り外しでiPhoneカメラを長持ちさせよう
いかがでしたか?iPhoneレンズカバーの取り外しは、正しい手順を知っていれば、決して難しい作業じゃありません。
最後にもう一度、大事なポイントをおさらいしておきましょう。
- ドライヤーでしっかり温めてから作業する
- 金属工具は絶対に使わない
- 無理な力は禁物。焦らずゆっくり
- レンズコーティングを守ることが最優先
- 不安ならプロに任せるのも賢い選択
レンズカバーは、あくまでiPhoneを守るためのもの。その取り外しで本体を傷つけてしまっては、本末転倒ですよね。
この記事の手順を参考に、安全にレンズカバーを取り外して、あなたのiphoneのカメラを最高の状態で使い続けてください。
もし「やっぱり難しい」「自信がない」と思ったら、無理せずスマホ修理のプロに相談するのがいちばんです。数千円の出費で、数万円の修理代を防げるなら、決して高くない投資だと思いますよ。
