「大事な電話の内容、忘れちゃった…」
「商談のやり取り、正確に記録しておきたいんだけど…」
こんな経験、ありませんか?
Androidユーザーから「標準機能で通話録音できるよ」なんて話を聞くと、なんでiPhoneにはないんだろう?って思いますよね。
実はiPhoneで電話を録音する方法は、ちゃんと存在します。アプリを使う方法、Googleのサービスを使う方法、ちょっとした裏ワザ的な方法まで、いろいろあるんです。
でも、その前に絶対に知っておいてほしいことがあります。
通話録音、法律的に大丈夫なの?
この記事では、その不安や疑問をスッキリ解消しつつ、あなたにピッタリの録音方法が見つかるように、6つの選択肢を徹底比較していきます。
iPhoneで電話を録音する前に絶対に知っておくべき注意点
さて、具体的な方法を紹介する前に、ここだけは絶対に押さえておいてください。
法律とマナー、あなたはどう考える?
「相手に内緒で録音してもいいの?」これ、めちゃくちゃ気になるポイントですよね。
結論から言うと、日本の法律では、自分が参加している会話を自分の記録用に録音すること自体は、直接禁じている法律はありません。ただ、これはあくまで「法律的にはグレーゾーン」というのが正確なところ。
重要なのは、録音したデータをどう使うか。
- 第三者に無断で公開する
- 相手を脅すために使う
- 裁判の証拠として提出する
こうなると、ケースによっては違法行為になったり、証拠として認められなかったりする可能性が出てきます。
そして、何より大事なのはビジネスマナー。
「録音させてもらってもいいですか?」
この一言があるかないかで、相手に与える印象は大きく変わります。信頼関係を壊さないためにも、特にビジネスシーンでは、ひとこと断ってから録音を始めるのがスマートな大人の対応です。
なぜiPhoneには標準の録音機能がないのか?
そもそも、なんでiphoneには標準で通話録音機能が付いていないんでしょう?
これはAppleのプライバシーに対する考え方が大きく関係しています。ユーザーのプライバシーを守るため、サードパーティ製のアプリが通話アプリの音声データに直接アクセスすることを、iOSのシステムレベルで制限しているんです。
つまり、技術的に「標準機能として実装できない」わけではなく、「あえて実装していない」 というのが正解。このおかげで、悪意のあるアプリに通話内容を盗み聞きされるリスクは低くなっている、とも言えます。
【無料あり】iPhoneの通話を録音する6つの方法を徹底比較
それでは、具体的な方法を見ていきましょう。大きく分けて、アプリを使う方法、Google Voiceを使う方法、そしてアナログな方法があります。
1. Google Voice:完全無料で使える最強の選択肢
もしあなたがGmailアカウントを持っているなら、まず試してほしいのがGoogle Voiceです。
仕組みと特徴
Google Voiceは、Googleが提供する電話サービス。アメリカの電話番号を無料で取得し、その番号を使った通話を録音できます。
メリット
- 完全無料(データ通信費は別途かかります)
- アプリのインストールだけでOK
- クラウドに録音データが保存される
デメリット
- 設定が少し複雑
- アメリカの電話番号を取得する必要がある(日本語での案内は少なめ)
- 日本国内の電話番号同士の通話では使えない(Google Voice同士、またはGoogle Voiceへの着信を録音する形になる)
設定のカンタン手順
- Google Voiceアプリをインストール
- アメリカの電話番号を取得(設定はパソコンからの方がスムーズ)
- アプリの設定で「着信を録音」をオンにする
- 通話中に「4」キーを押すと録音開始
この方法なら、余計なコストをかけずにiPhoneで電話を録音する方法を手に入れられます。
2. Cube ACR:電話回線を録音できる数少ないアプリ
多くの録音アプリは、後述する「スピーカーホン方式」ですが、Cube ACRは少し違います。
仕組みと特徴
このアプリは、なんと電話回線の音声そのものを録音できると謳っている、かなり珍しいアプリです。
良いところ
- スピーカーホンにする必要がない
- 相手に気づかれにくい(ただし、仕組み上、ごく小さなノイズが乗る場合があるという報告も)
イマイチなところ
- 基本機能は無料だが、高度な機能はサブスクリプション(月額課金)
- 録音方式の特性上、iOSのアップデートで突然使えなくなるリスクがある
「どうしても相手に気づかれたくない…」というニーズに応えてくれるアプリですが、その分、技術的なリスクとコストは理解しておく必要があります。
3. TapeACall:老舗の定番アプリ
アプリストアで「通話録音」と検索すると、真っ先にヒットするのがこのTapeACallです。
仕組みと特徴
3人での通話(三者通話)の仕組みを利用しています。通話中にアプリを呼び出して、そのアプリとの通話を録音することで、会話を記録します。
良いところ
- 老舗だけあって、動作が安定している
- 操作方法が分かりやすい
- 録音したデータの共有や保存も簡単
イマイチなところ
- 無料トライアルはあるが、基本は有料(年間または月額課金)
- 通話中にワンステップ増えるため、操作が少し面倒
- スピーカーホン必須なので、周りの騒音が入りやすい
初めて録音アプリを使う人でも迷わず使える安定感が魅力です。
4. Rev Call Recorder:無料録音+有料文字起こしの組み合わせ
英語の議事録作成などで有名なRev社が提供するRev Call Recorder。
仕組みと特徴
TapeACallと同じく三者通話を利用したスピーカーホン方式です。
良いところ
- 録音機能は完全無料(時間制限なし)
- 音質がクリアで、文字起こしサービスの精度が高い
- アプリのインターフェースがシンプルで使いやすい
イマイチなところ
- 文字起こしを依頼する場合は有料(1分あたり〇円など)
- やはりスピーカーホン方式なので、静かな場所が必要
「とりあえず録音だけできればいい」という人には、このアプリが最もコストパフォーマンスが高いかもしれません。
5. 外部ボイスレコーダー:アナログだけど確実
テクノロジーに頼らず、最も確実な方法もあります。それが外部ボイスレコーダーを使う方法です。
やり方
- iphoneをスピーカーホンモードにする
- 別途用意したICレコーダーや、もう一台のスマホのボイスメモアプリで録音する
メリット
- アプリのトラブルやアップデートの影響を全く受けない
- 特別な設定が不要
- 法律的なグレーゾーンを回避しやすい(あくまで自分の耳で聞いた音を録音しているという認識)
デメリット
- 設備(レコーダーなど)が別途必要
- 音質が周囲の環境に大きく左右される
- 両手がふさがる
「確実性を重視したい」「たまにしか使わない」という人には、このシンプルな方法が意外と便利です。
6. 通話アプリの録音機能:LINEやSkypeなら標準搭載
意外と見落としがちなのが、通話アプリ自体に搭載されている録音機能です。
LINE
LINEのトークルームにある電話マーク(無料通話)の場合、通話画面上のメニューに「通話を録音する」ボタンがあります。ただし、これは通話開始前に相手に「通話を録音します」という案内が流れる仕組み。
Skype
Skypeの有料プラン(Skype with Recording)に加入すると、通話の録画・録音が可能です。こちらも、録音を開始すると相手にその旨が通知されます。
メリット
- 追加アプリ不要で、機能として安心
- 相手に確実に通知されるため、トラブルになりにくい
デメリット
- LINEは無料通話限定(通常の電話回線は対象外)
- Skypeは有料
- 相手に通知されるため、内緒ではできない
普段からLINEでやり取りする相手との通話なら、これが一番シンプルで揉めない方法かもしれませんね。
【完全比較】あなたにピッタリの録音方法はどれ?
さて、6つの方法を紹介しましたが、どれを選べばいいのか迷いますよね。それぞれの特徴を、もう一度整理してみましょう。
- 完全無料で、機能も十分使いたい
- Google Voiceが断然オススメ。設定の手間はあるけど、一度覚えてしまえば最強です。
- 通常の電話回線を、できれば相手に気づかれずに録音したい
- Cube ACRが候補になります。ただし、iOSのアップデートなどで突然使えなくなるリスクは頭の片隅に置いておいて。
- 安定した動作と分かりやすさを重視する
- TapeACallのような定番有料アプリが無難です。お金を払うだけの安心感があります。
- とりあえず録音だけできればOK、お金はかけたくない
- Rev Call Recorderがオススメ。無料で録音し放題です。後で文字起こししたくなったら、その時にお金を払えばOK。
- 確実さを求めるなら、あえてアナログで
- 外部ボイスレコーダー。原始的な方法ですが、どんなiOSアップデートにも影響されないのが最大の強みです。
- 相手との関係を考えて、オープンに録音したい
- LINEやSkypeの公式機能。相手に通知が行くので、信頼関係を損なう心配がありません。
まとめ:iPhone電話録音の選び方と最初の一歩
いかがでしたか?
iPhoneで電話を録音する方法は、決して夢物語ではなく、あなたの目的や状況に合わせて選べる現実的な選択肢です。
最初の一歩としては、まずGoogle Voiceを試してみるのが、コスト的にも機能的にもバランスが取れていてオススメです。
そして、どの方法を選ぶにしても、最後に心に留めておいてほしいのは、「使い方」と「マナー」。
- 録音したデータは、目的以外に使わない。
- できれば相手に一声かけてから始める。
この小さな気遣いが、後々のトラブルを防ぎ、あなた自身を守ることにもつながります。
この記事が、あなたの大切な通話を記録するための、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
