新しいiphoneを手に入れたとき、誰もが一度は不安になるのがデータ移行の問題です。「今までの写真や連絡先、ちゃんと新しいiPhoneに移せるかな」「LINEのトーク履歴が消えたらどうしよう」そんなふうに思ったこと、ありませんか?
実はiPhoneのデータ引き継ぎ、正しい手順さえ知っていればとても簡単なんです。この記事では、これから機種変更をするあなたに向けて、失敗しないデータ移行の方法をまるごと解説します。初めての方でも安心して進められるように、準備から実際の手順、そしてトラブルが起きたときの対処法まで、ぜんぶお伝えしていきますね。
データ引き継ぎの前に絶対に確認すべき3つのこと
いきなり移行作業を始めるのはNGです。ちょっとした準備不足が、データ消失の原因になってしまうことも。移行をスムーズに進めるために、まずは以下の3つを確認しておきましょう。
Apple IDとパスワードを忘れずに
Apple IDは、iPhoneを使う上でいわば「あなたの証明書」のようなもの。新しいiPhoneを設定するときに必ず必要になります。「そういえばパスワードなんだったっけ…」とならないよう、事前に確認しておきましょう。
パスワードを忘れてしまった場合は、Appleの公式サイトから再設定できます。また、二段階認証を設定している人は、信頼できる電話番号やデバイスも手元に用意しておくと安心です。
バックアップは「保険」として必ず取っておく
データ移行自体は直接新しいiPhoneにデータをコピーする方法が主流ですが、念のためのバックアップは必須です。万が一移行に失敗しても、バックアップがあれば元の状態に戻せますからね。
iCloudかパソコン、どちらでも構いませんが、特にパソコンを使ったバックアップは「暗号化バックアップ」という設定ができます。これをオンにすると、パスワードやヘルスケアのデータまで保存できるのでおすすめです。
ストレージとバッテリー残量をチェック
新しいiPhoneに十分な空き容量がないと、移行が途中で止まってしまうことがあります。特に古いiPhoneからたくさんのデータを移す場合は、新しいiPhoneの容量に余裕があるか確認しておきましょう。
それから、移行中にバッテリー切れを起こすと悲惨です。両方のiPhoneのバッテリーはなるべく満タンに近い状態にしておくか、充電ケーブルを繋ぎながら作業するのがベストです。
データ移行の王道3パターン、あなたに合うのはどれ?
iPhoneのデータ移行には主に3つの方法があります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分の状況に合った方法を選んでくださいね。
クイックスタートで直接移行する方法
これが今のところ一番ポピュラーで、簡単な方法です。新旧2台のiPhoneが手元にあるなら、ぜひこの方法を選んでください。
やり方は本当にシンプル。新しいiPhoneを起動して、画面の指示に従って進めていくと、「クイックスタート」という画面が出てきます。そこで古いiPhoneを新しいiPhoneの近くにかざすだけで、準備が始まるんです。
あとは画面に表示されるアニメーションを古いiPhoneで読み取ったり、いくつかの設定を確認したりするだけで、データの転送がスタートします。Wi-Fi環境が整っていれば、特に難しい操作は一切ありません。
データ量にもよりますが、だいたい30分から1時間程度で移行が完了することが多いです。ただし、移行中は両方のiPhoneの画面が消えないように注意してくださいね。自動ロックの設定をオフにしておくか、こまめに画面をタッチしておくと安心です。
iCloudバックアップから復元する方法
「古いiPhoneはもう手放しちゃったんだよね…」という場合は、この方法になります。あらかじめ古いiPhoneでiCloudにバックアップを取っておいて、新しいiPhoneでそのバックアップをリストアするイメージです。
この方法のポイントは、iCloudの空き容量。無料の5GBでは足りないことがほとんどなので、足りない場合は一時的に有料プランにアップグレードするか、バックアップするデータを選ぶ必要があります。
復元の手順自体は簡単。新しいiPhoneを起動して、「iCloudバックアップから復元」を選び、Apple IDでサインインすればOKです。あとは自動的にバックアップデータがダウンロードされて、元の状態に戻っていきます。
ただ、バックアップのアップロードとダウンロードには時間がかかることを覚悟しておいてください。特にデータ量が多いと、半日近くかかることも珍しくありません。Wi-Fi環境はもちろん、できれば電源に繋いだ状態で寝ている間にやるのがおすすめです。
MacやPCを使って復元する方法
「とにかく確実に、速く移行したい!」という人には、パソコンを使う方法が一番です。iTunes(macOS Catalina以降はFinder)を使ってバックアップを取り、新しいiPhoneに復元します。
やり方は、まず古いiPhoneをパソコンに接続して、バックアップを作成します。このとき、「iPhoneを暗号化してバックアップ」にチェックを入れるのを忘れずに。これでパスワードやヘルスケアデータまで保存されます。
その後、新しいiPhoneを同じパソコンに接続して、「バックアップから復元」を選べば完了。USB接続での作業なので、Wi-Fi環境に左右されず、大容量のデータでも比較的短時間で終わります。
注意点としては、復元元のバックアップが「このコンピュータから」にあることをしっかり確認すること。間違って古いバックアップを選んでしまうと、もっと前の状態に戻ってしまいますからね。
みんなが気になる「LINE」の引き継ぎ方
データ移行の中で、特に質問が多いのがLINEです。「トーク履歴が消えた!」という話、よく聞きますよね。実はLINEの引き継ぎにはちょっとしたコツが必要なんです。
LINE移行の絶対条件
まず大前提として、古いiPhoneで必ずやっておくことがあります。それは「トークのバックアップ」と「アカウントの引き継ぎ設定」です。
LINEアプリを開いて、設定から「トークのバックアップ」を選び、最新の状態にバックアップしておきましょう。同時に「アカウント引き継ぎ」の設定もオンになっているか確認してください。これがオフだと、新しいiPhoneでログインできてもトーク履歴が復元できません。
それから、LINEは電話番号認証が基本なので、新しいiPhoneにSIMカードを入れ替えるか、電話番号を使える状態にしておく必要があります。機種変更のタイミングによっては、ここでつまずく人も多いので注意してくださいね。
新しいiPhoneでの復元手順
新しいiPhoneにLINEをインストールして開くと、「ログイン」画面が出てきます。ここで「電話番号でログイン」を選び、古いiPhoneと同じApple IDではなく、自分の電話番号とパスワードでサインインしましょう。
ログインが成功したら、次に「トーク履歴を復元しますか?」というメッセージが出てきます。ここで「復元」をタップすれば、さっきバックアップしたトーク履歴が戻ってくるという仕組みです。
ここでよくある失敗が、古いiPhoneでのバックアップを忘れているパターン。機種変更の直前に慌ててバックアップを取ろうとしても、データ量が多いと時間が足りないことも。余裕を持って、前日までには済ませておくのが理想ですね。
データ引き継ぎ中のトラブル、どうする?
せっかく順調に進んでいたのに、途中で止まってしまったりエラーが出たりすると焦りますよね。よくあるトラブルとその対処法をまとめておきます。
移行が途中で止まってしまったら
クイックスタート中に進捗バーが動かなくなった…そんなときは、まず焦らずに30分ほど待ってみてください。大容量のデータを扱っていると、見た目以上に時間がかかることがあります。
それでも動かないようなら、両方のiPhoneを再起動してみましょう。強制再起動の方法は機種によって少し違いますが、音量ボタンと電源ボタンの組み合わせでできることが多いです。
それでもダメなら、一度移行を中断して、古いiPhoneの不要なデータを整理してから再度チャレンジするのも手です。動画や使っていないアプリを削除すると、スムーズにいくことがありますよ。
新しいiPhoneが熱くなるんだけど…?
データ移行中は、iPhoneのプロセッサがフル稼働しています。それに加えて充電ケーブルを繋いでいると、どうしても本体が熱を持ちやすくなります。ある程度の発熱は「正常な範囲」と考えていいでしょう。
でも、「触っていられないほど熱い」「画面が暗くなったまま戻らない」という場合は要注意。一度ケーブルを抜いて、涼しい場所で本体を冷ましてから再開してください。直射日光の当たる場所での作業は避けたほうが無難です。
特定のアプリだけデータが移ってない?
データ移行が完了したはずなのに、なぜか銀行系のアプリやゲームアプリが元の状態に戻っていない…これ、実はよくあることなんです。
セキュリティの関係で、一部のアプリはデータ移行の対象外になっていることがあります。特に金融系のアプリは、新しい端末だと再ログインや再設定が必要になるケースが多いですね。
また、アプリ本体は移行されても、アプリ内でダウンロードしたコンテンツ(ゲームの追加データなど)は別途ダウンロードが必要なことも。気になるアプリはひとつずつ開いてみて、問題がないか確認するのがおすすめです。
古いiPhoneを手放す前に絶対やること
新しいiPhoneへの移行が無事に終わったら、次は古いiPhoneの処分や下取りの準備です。ここを適当にやると、個人情報流出のリスクがあるので注意してくださいね。
「iPhoneを探す」をオフにする
下取りに出したり、人に譲ったりする前に、必ず「iPhoneを探す」機能をオフにしましょう。これがオンになっていると、新しい持ち主が初期設定を進められなくなってしまいます。
設定アプリを開いて、自分の名前が表示されている部分をタップ。「探す」を選んで、「iPhoneを探す」をオフにしてください。Apple IDのパスワードを求められるので、忘れずに入力しましょう。
すべてのコンテンツと設定を消去する
最後に、本体のデータを完全に消去します。設定アプリから「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」の順に進んでください。
しばらくすると「iPhoneを消去しています」という表示が出て、自動的に再起動。最初の「こんにちは」画面が出てくれば、初期化完了です。
この状態なら、あなたの個人情報は完全に消えているので安心して手放せます。SIMカードも忘れずに取り出しておきましょうね。
まとめ:準備がすべてのカギ
iPhoneのデータ引き継ぎ、実際にやってみるとそんなに怖くないものです。でも、やっぱり一番大事なのは「準備」。特にバックアップをちゃんと取っておくことと、Apple IDの情報を確認しておくこと。この2つさえ押さえておけば、どんな移行方法を選んでも安心です。
この記事で紹介した方法を参考に、あなたの大切なデータをまるごと新しいiPhoneに連れて行ってあげてくださいね。新しいiPhoneでの生活が、より快適で楽しいものになりますように。
