「iPhoneのMACアドレスって何?」「どこで確認できるの?」「最近なんかWi-Fiの設定が変わった気がする…」
こんな疑問を持ったことはありませんか?実は今のiPhoneには、知らないうちにあなたのプライバシーを守ってくれる便利な機能が搭載されています。でもそのせいで「急にWi-Fiにつながらなくなった」「家のルーターで登録したはずなのに認識されない」といったトラブルに遭遇することも。
今回はiphoneのMACアドレスについて、基礎から最新のプライバシー設定、困ったときの対処法までまるっと解説します。これを読めば、ネットワーク周りの設定も怖くなくなりますよ。
iPhoneのMACアドレスってそもそも何者?
まずは基本からいきましょう。MACアドレスとは、ネットワーク機器に割り当てられた世界に一つだけの個体識別番号のこと。
IPアドレスが「今住んでいる住所」だとすれば、MACアドレスは「あなたの本名や戸籍」みたいなイメージです。同じローカルネットワークの中で、どのデバイスがどこにデータを送ればいいのかを判断するときに使われています。
表記は「A1:B2:C3:45:67:89」みたいな12桁の英数字。最初の6桁はメーカーを示すコードなので、実はMACアドレスを見ると「あ、これはAppleの製品だな」ってわかっちゃうんですよね。
で、iphoneの設定画面では「MACアドレス」ではなく「Wi-Fiアドレス」って表示されることがほとんど。これはiPhoneが持っている無線LAN用のMACアドレスのことです。Bluetooth用とかも別にあるんですけど、私たちが普段気にするのはこのWi-Fiアドレスですね。
iPhoneでMACアドレスを確認する方法(超カンタン3ステップ)
実際に自分のiPhoneのMACアドレスを調べてみましょう。手順は驚くほど簡単です。
- 「設定」アプリを開く(あの歯車のアイコンです)
- 「一般」 をタップ
- 「情報」 を開く
- 画面を少し下げたところにある 「Wi-Fiアドレス」 をチェック!
これだけです。「え、もう終わり?」ってくらい簡単でしょ。
ここで表示されるのが、あなたのiPhoneに刻まれた本来のMACアドレス。あとで説明する「プライベートWi-Fiアドレス」機能がオンでもオフでも、この画面では常に本当のアドレスが表示されます。ややこしいですが、ここは覚えておいてくださいね。
MACアドレスが必要になる場面ってどんなとき?
「で、この数字いつ使うの?」って話ですよね。実際にMACアドレスを調べる必要があるのは、主にこんなシーンです。
家や会社のWi-FiでMACアドレスフィルタリングを使うとき
ルーターには「登録したMACアドレス以外は接続させない」っていうセキュリティ機能がついていることがあります。これが「MACアドレスフィルタリング」。
新しいiphoneを買ったときとか、友達が遊びに来てWi-Fiを貸すときに「MACアドレス教えて」って言われたら、さっきの手順で調べて教えてあげればOKです。
不審なデバイスが接続されていないか確認するとき
ルーターの管理画面を見ると、今つながっている全デバイスのMACアドレスが表示されます。「見覚えのない機器がいるな…」と思ったら、自分のiPhoneのMACアドレスと照らし合わせて確認できるわけです。
ホテルや空港のWi-Fiに初めて接続するとき
あのブラウザが開いて利用規約に同意するタイプのWi-Fi(キャプティブポータルって言います)の中には、MACアドレスで端末を識別しているものがあります。ただ、最近は次に説明する機能のおかげで、その辺りの動きも変わってきているんですよね。
プライバシーを守る最強機能「プライベートWi-Fiアドレス」って何?
ここからが現代のiPhone理解の核心です。iOS 14以降、Appleはとんでもなく画期的な機能を搭載しました。それが「プライベートWi-Fiアドレス」。
昔のiPhoneは、どのWi-Fiにつないでも常に同じMACアドレスを使っていました。つまり、スタバで使った時も、自宅で使った時も、会社で使った時も、全部同じ「顔」でネットワークに接していたんです。
これが何を意味するかというと…例えばスタバのWi-Fi事業者と、自宅近くの商業施設のWi-Fi事業者が裏でデータを共有していたら、「このMACアドレスの人は、朝はAカフェ、夜はB駅前によくいるな」って簡単に行動を追跡できちゃうわけです。怖い話ですよね。
そこで登場したのがプライベートWi-Fiアドレス。この機能をオンにすると、iphoneは接続するWi-Fiネットワークごとに異なるMACアドレスを自動生成して使うようになります。
つまり、スタバ用のMACアドレス、自宅用のMACアドレス、会社用のMACアドレスが全部バラバラになるんです。これでネットワーク事業者をまたがった追跡は不可能に。Appleらしい、ユーザー目線の素晴らしい機能だと思いません?
設定の確認と切り替え方
この機能はWi-Fiネットワークごとにオン/オフを選べます。
- 「設定」→「Wi-Fi」と進む
- 今つながっているネットワークの右側にある青色の「i」アイコンをタップ
- 「プライベートWi-Fiアドレス」のスイッチを切り替える
オンならそのネットワークでは仮のMACアドレスが使われている状態。オフなら本来のMACアドレスが使われます。
この便利機能が原因で起こるトラブルと解決法
でもね、便利な機能には必ず落とし穴があります。このプライベートWi-Fiアドレス機能が原因で「Wi-Fiにつながらない!」って泣いてる人、結構多いんです。
トラブル1:MACアドレスフィルタリングに引っかかる
自宅のルーターでMACアドレスフィルタリングを設定している場合、本来のMACアドレスしか許可リストに入れていませんよね。でもiPhoneがプライベートアドレスを使って接続しようとするから、「登録外の端末です」って拒否されちゃう。
解決策は2つ:
- iPhone側でそのWi-Fiネットワークの「プライベートWi-Fiアドレス」をオフにする
- ルーターの許可リストに、そのネットワーク用に生成されたプライベートアドレスを追加する
ちなみにプライベートアドレスは、そのネットワークの設定を消さない限り基本的に変わりません。一度登録すればずっと使えます。
トラブル2:会社や学校のWi-Fiで認証できない
企業や大学のネットワークには、端末登録時にMACアドレスを預かるタイプがあります。そんな環境でプライベートアドレスがオンだと、毎回違うMACアドレスで接続しようとするから「お前誰だ?」ってなっちゃう。
この場合は、そのネットワークに限ってプライベートWi-Fiアドレスをオフにしましょう。
トラブル3:「セキュリティ推奨」って表示が出る
Wi-Fi設定画面に「セキュリティ推奨」ってメッセージが出ることがあります。これは「プライベートWi-Fiアドレスがオフになってるよ。プライバシーのためにはオンにした方がいいよ」っていうAppleからのお知らせです。深刻なトラブルじゃないので安心してください。
MACアドレスに関するよくある疑問(Q&A)
最後に、読者のみなさんからよく聞かれる質問をまとめておきます。
Q. MACアドレスって変えられるの?
A. 物理的なMACアドレス(本物)は変えられません。ハードウェアに焼き付けられたものなので、変更は不可能です。
ただ、プライベートWi-Fiアドレス機能を使えば、ネットワークごとに「別人のように振る舞う」ことはできます。「偽装」というより「使い分け」ですね。
Q. 機種変更したらMACアドレスは変わる?
A. もちろん変わります。MACアドレスは個体識別番号なので、別のiPhoneになれば別の番号です。これは仕方ないですね。
Q. iPhoneを初期化したらMACアドレスはどうなる?
A. 物理MACアドレスは変わりません。でも、プライベートWi-Fiアドレスはリセットされます。つまり、初期化後に同じWi-Fiにつなぐと、新しい仮のMACアドレスが生成されることに。ルーターにプライベートアドレスを登録していた場合は、再登録が必要になるかもしれません。
Q. 「MACアドレスを変更するアプリ」ってあるけど使っていい?
A. 絶対にやめておきましょう。iOSのセキュリティの仕組み上、アプリでシステムのMACアドレスを変えることは不可能です。「MACアドレスチェンジャー」みたいな名前のアプリは、単にネットワーク情報を表示するだけか、最悪の場合悪質なものの可能性もあります。App Storeにあるから安全、とは限りませんからね。
まとめ:MACアドレスを味方につけて快適ネットライフを
iphoneのMACアドレス、最初は難しそうに感じるかもしれません。でも基本は「世界に一つだけのID」で、プライベートWi-Fiアドレスは「プライバシーを守るための仮装」みたいなもの。
Wi-Fiにつながらないトラブルに遭遇したら、まずは「プライベートWi-Fiアドレス」のオンオフを試してみてください。それだけで解決すること、本当に多いんです。
私たちの生活に欠かせないiPhone。そのちょっとした仕組みを理解するだけで、セキュリティも快適さもグッと上がります。この記事があなたのネットワークライフの役に立てば嬉しいです。
何か困ったことがあれば、またいつでも調べにきてくださいね。
