みなさん、こんにちは。iPhoneを買い替えるとき、新しいモデルが発表されるとき、いつも気になるのが「チップ」のことじゃないですか?
「A17 Proってどれだけすごいの?」
「iPhone 13とiPhone 15、実際のところ体感できる差はある?」
「ゲームするならどれを選べばいい?」
こんな疑問、一度は考えたことありますよね。実はiPhoneのチップ選びって、普段の使い方によって「正解」が変わってくるんです。今回はiphoneに搭載されているAシリーズチップを、実用的な視点から徹底比較していきます。
iPhoneのチップってそもそも何?基礎知識をおさらい
iPhoneに搭載されているチップは、Appleが自社で設計している「Aシリーズ」と呼ばれるものです。これは単なるCPU(頭脳部分)だけじゃなくて、GPU(画像処理)、Neural Engine(AI処理)、メモリコントローラなんかが全部ひとつにまとまった、いわば「超小型のコンピューター」なんですね。
毎年9月に新型iPhoneが発表されるタイミングで、新しいチップも登場します。最新モデルには最新チップが、その前のモデルにはひとつ前のチップが搭載されるのが基本パターン。2020年以降は「Pro」モデルに最新のフルスペック版、標準モデルにはワンランク下のチップを載せる戦略が取られるようになってきました。
【2019年以降】主要iPhoneチップをスペックで比較
A13 Bionic(2019年):今でも現役で戦える名器
搭載モデル:iPhone 11シリーズ、iPhone SE(第2世代)
A13 Bionicは6コアCPUと4コアGPU、8コアNeural Engineを搭載。製造プロセスは7nmです。
このチップのすごいところは、シングルコア性能の高さ。発売から5年近く経った今でも、SNS見たり動画見たりする日常使いなら全くストレスを感じません。iOS 17にも対応しているし、中古でiphone 11を狙うなら十分アリな選択肢です。
A14 Bionic(2020年):5nm時代の幕開け
搭載モデル:iPhone 12シリーズ、iPad Air(第4世代)
スマホ用チップとして世界で初めて5nmプロセスを採用したのがこのA14。トランジスタ数は118億個に達しました。
A13からの性能向上はCPUで約16%、GPUで約8%と控えめでしたが、電力効率が大きく改善。Neural Engineのコア数が倍の16コアになったことで、写真の夜間モードやディープフュージョンといった高度な画像処理がより速くなっています。
A15 Bionic(2021年):Proと非Proで差がついた分岐点
搭載モデル:iPhone 13シリーズ、iPhone SE(第3世代)、iPhone 14 / 14 Plus
ここから面白いのが、Proモデルと非ProモデルでGPUコア数が違うこと。Proモデルは5コアGPU、非Proモデルは4コアGPUになってます。CPUはどちらも6コアで共通。
A14と比べてCPU性能は約10%、GPUはProモデルで約20%向上。特に省電力性能は高く評価されていて、iphone 13のバッテリー持ちの良さはこのチップあってこそ。シネマティックモード(動画のフォーカスを自動調整する機能)もこの世代から使えるようになりました。
A16 Bionic(2022年):熟成の4nmプロセス
搭載モデル:iPhone 14 Proシリーズ、iPhone 15 / 15 Plus
TSMCの4nmプロセスを採用し、トランジスタ数は160億個。CPUのクロック向上と効率コアの改良で、競合に対する優位性をキープしています。
GPUは5コア構成ですが、メモリ帯域幅が50%増加。高負荷なゲームでの描画がよりスムーズになりました。また、常時表示ディスプレイやProMotion(可変リフレッシュレート)の制御専用エンジンが搭載されていて、iphone 14 proならではの機能を支えています。
A17 Pro(2023年):3nmで次元が変わった
搭載モデル:iPhone 15 Pro / 15 Pro Max
スマホ用チップとして初めて3nmプロセスを採用したのがこのA17 Pro。トランジスタ数は190億個、GPUは6コアに強化されました。
何よりすごいのが、ハードウェアアクセラレーテッド・レイトレーシングに対応したこと。光の反射や影の表現をハードウェアレベルで処理できるようになって、コンソール級のゲーム体験がiphone 15 proで楽しめるようになりました。
Neural Engineの処理能力も毎秒35兆回と倍増。USB 3コントローラの統合で最大10Gbpsのデータ転送にも対応しています。
A18 Pro(2024年予測):さらなる進化の予感
搭載モデル:iPhone 16 Proシリーズ(予測)
2024年9月発表予定のA18 Proは、TSMCの改良版3nmプロセスを採用すると言われています。特にAI処理能力の大幅強化が噂されていて、iOS 18で導入される生成AI機能の基盤になる可能性が高いですね。
実はここが違う!チップごとの性能差を実用視点で比較
処理性能:ベンチマークで見る実力差
Geekbench 6のスコア(概算値)で見ると、こんな感じです。
A13:シングルコア約1,330 / マルチコア約3,300
A14:シングルコア約1,590 / マルチコア約4,050
A15:シングルコア約1,720 / マルチコア約4,650
A16:シングルコア約1,880 / マルチコア約5,350
A17 Pro:シングルコア約2,900 / マルチコア約7,200
数字だけ見るとA17 Proが圧倒的ですが、大事なのは「普段使いで差を感じるかどうか」。
SNS、動画視聴、ネットサーフィン程度なら、A13以降なら正直どれでも快適です。「アプリの起動がコンマ数秒速い」くらいの差で、体感できるほどの違いはありません。
差が出るのは、4K動画編集、3Dゲーム、機械学習バリバリ使うアプリなど。例えば同じ動画を書き出すのに、A17 ProはA13の半分以下の時間で終わったりします。
グラフィックス性能:ゲーム好きは要チェック
GPUの進化は年々すごくて、特にA15以降のProモデルとA17 Proは別格です。
原神やCall of Duty Mobileみたいな高負荷ゲームを最高設定でやるなら、A15 Proモデル以上は欲しいところ。特にA17 Proはハードウェアレイトレーシング対応で、対応ゲームなら光の表現が段違いにリアルになります。
カジュアルゲームだけならA13でも十分だから、自分のプレイするゲームに合わせて選ぶといいですね。
AI処理能力:写真の仕上がりにも影響
Neural Engineの進化は、実は写真の品質に直結してます。
A13:毎秒5兆回演算
A14:毎秒11兆回演算
A15:毎秒15.8兆回演算
A16:毎秒17兆回演算
A17 Pro:毎秒35兆回演算
この演算能力で、被写体認識の精度、ポートレートモードの境界検出、ライブテキストの読み取り速度なんかが決まってきます。新しいチップほど、暗い場所での写真がキレイに撮れる傾向にあるのはこのためです。
バッテリー持ちと発熱の関係
製造プロセスが細かいほど省電力
チップの製造プロセスが細かくなるほど、同じ性能なら消費電力が減り、同じ消費電力なら性能が上がります。
A13:7nm
A14:5nm(初)
A15:5nm(改良)
A16:4nm
A17 Pro:3nm(初)
実際、iphone 15はバッテリー容量がiPhone 13より若干少ないのに、駆動時間は同等かそれ以上。これはA16の省電力性能のおかげなんです。
発熱とパフォーマンスの落ち方
高性能なチップほど発熱も気になるところ。特にA17 Proは初期に発熱が話題になりましたが、その後のiOSアップデートで改善されてます。
長時間ゲームするなら、放熱に有利なPro Maxモデルが安定してます。Plusモデルも筐体が大きいから同じ理由でおすすめ。逆にminiモデルは発熱の影響を受けやすいから、ヘビーゲーマーには不向きかも。
メモリ容量も実は大事なポイント
チップとセットで考えたいのがメモリ(RAM)の容量。
iPhone 11シリーズ(A13):全機種4GB
iPhone 12シリーズ(A14):通常4GB、Proは6GB
iPhone 13シリーズ(A15):通常4GB、Proは6GB
iPhone 14シリーズ(A15/A16):全機種6GB
iPhone 15シリーズ(A16/A17 Pro):通常6GB、Proは8GB
Proモデルと非Proモデルでメモリに差がついたのはiPhone 12から。そしてiPhone 15 Proで初めて8GBになりました。
メモリが多いほど、アプリをたくさん開いても再読み込みが減るし、カメラの画像処理にも余裕が出ます。長く使うなら、このメモリ差は意外と大きいんです。
目的別!あなたにぴったりのiPhoneチップはどれ?
コスパ重視ならA15(iPhone 13 / 14 / SE第3世代)
A15 Bionicは2024年現在でも必要十分な性能。特にiPhone 13はバランス良くて、中古市場でも価格がこなれてます。日常使いからゲームまで、9割の人はこれで満足できるはず。
バランス重視ならA16(iPhone 15 / 14 Pro)
A15からの進化は控えめだけど、最新機能への対応や将来のOSアップデートを考えると安心感があります。iPhone 15ならUSB-Cだし、14 ProならProMotionディスプレイも魅力的。
最高性能を求めるならA17 Pro(iPhone 15 Pro / Pro Max)
最新ゲームを最高設定で、動画編集もバリバリ、将来のAI機能も全部使いたい。そんな人にはA17 Pro一択。特にPro Maxはバッテリー持ちと放熱性能がピカイチです。
4年以上長く使いたいならA16以上
スマホを4年、5年と使うなら、なるべく新しいチップがおすすめ。特に2024年発売予定のiPhone 16シリーズ(A18 Pro搭載予測)は、AI機能が大幅強化される可能性が高いから、長く使うほど恩恵がありそうです。
まとめ:iPhoneチップ比較で大切なこと
結局のところ、iPhoneのチップ選びで大事なのは「自分の使い方に合ってるかどうか」。
SNSと動画視聴がメインなら、A13以降ならどれでも快適。でも、ガチでゲームしたい、動画編集したい、最新機能を全部楽しみたいなら、予算を奮発してProモデルを選ぶ価値は十分にあります。
あとは「どれだけ長く使うか」も重要なポイント。2〜3年で買い替えるならコスパ重視のA15でいいけど、4年以上使うならA16以上を選んだほうが、結果的に満足度は高いかもしれません。
自分にぴったりのiphoneチップを見つけて、快適なiPhoneライフを送ってくださいね。
