「iPhone SE2 と SE3、どっちを選べばいいんだろう?」
「見た目がそっくりだけど、何が違うの?」
「値段の差はあるけど、その分の性能差はある?」
こんな風に迷っているあなたに、この記事では、iPhone SE2 と iPhone SE3 のあらゆる違いを、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。外見はほとんど同じでも、その中身と「将来性」には大きな差があるんです。賢い選択をするための判断材料を、余すところなくお届けします。
iPhone SE2 と SE3 の「核心の違い」はたった3つ
結論から言うと、この2台の決定的な違いは主に次の3点です。この違いが、あなたの使い方に直結します。
- プロセッサの性能差: 未来に耐えうるチップかどうか。
- 通信方式の違い: 5Gを使えるか、使えないか。
- サポート期間の差: どのくらい長く安心して使えるか。
まずはこの大きな枠組みを頭に入れて、詳しく比較していきましょう。
基本スペックを一気に比較
両方とも、懐かしいiPhone 8やSE(第1世代)と同じ親しみやすいデザインが特徴です。手の小さい方や、片手で操作したい方にはぴったりのサイズ感です。
共通している点(ほぼ同じ部分)
- デザインとサイズ: 高さ、幅、厚さ、重さはほぼ同一。4.7インチの液晶ディスプレイで、ホームボタン(Touch ID)付きです。
- 基本カメラ: メインカメラはどちらも1200万画素の単眼カメラです。
- 防塵防水性能: どちらもIP67等級(水深1mで最大30分)に対応しています。
- 充電: Lightning端子での有線充電と、ワイヤレス充電(Qi規格)に対応。
大きく違う点(ここが選択の分かれ道)
- 心臓部「プロセッサ」: iPhone SE2 は「A13 Bionic」、iPhone SE3 は「A15 Bionic」を搭載。数字が2つ違うだけで、処理速度やグラフィック性能は格段に向上しています。
- 通信方式: SE2は4G(LTE)まで、SE3は5G(サブ6GHz)に対応。通信速度の理論値が大きく上がります。
- バッテリー容量: SE3の方が少し容量がアップしており、公式の動画連続再生時間はSE2の13時間から、SE3は15時間に伸びています。
- カラー名: SE2の「ブラック」「ホワイト」は、SE3では「ミッドナイト」「スターライト」に少し色味が変化しています。
気になる「実感できる違い」を深掘り
スペックだけではわからない、実際に使って感じる違いについて見ていきます。
パフォーマンスと使い心地
「A15 Bionic」を積んだSE3は、アプリの起動や切り替えが確実に速く、滑らかです。特に複数のアプリを同時に開いていたり、高負荷なゲームをプレイしたりする場合に、その差を実感するでしょう。また、より高性能なチップは、将来的なiOSの大型アップデートにも余裕を持って対応できることを意味します。SE2のA13チップも十分速いですが、「これから3〜4年、快適に使い続けたい」と考えるなら、SE3のアドバンテージは無視できません。
カメラの写り(計算写真学の進化)
ハードウェア(レンズやセンサー)自体は同じでも、写真の「処理能力」が全く違います。SE3のA15チップはより高度な画像処理エンジンを内蔵しているため、次のような点で優れています。
- スマートHDR 4: 逆光の人物写真でも、顔が暗くつぶれず、背景も白飛びせずにきれいに写ります。
- Deep Fusion(ディープフュージョン): 暗い場所で撮影した時、質感(毛糸の服の感触や木目など)のディテールが驚くほどくっきりと表現されます。
- フォトグラフィックスタイル: 撮影前に好みの色味やトーンを設定でき、フィルターを使わなくても自分好みの雰囲気の写真が撮れます。
「SNSに上げる写真にもう少しこだわりたい」という方は、SE3のカメラシステムは確実に向上を約束してくれます。
5G対応のメリット・デメリット
SE3の最大の売りの一つが5G対応です。対応エリアで5Gネットワークに接続すると、動画のダウンロードや高画質ライブ配信が格段に速く、遅延も少なくなります。ただし、注意点もあります。
- まだエリアが限定的: 都市部では問題ありませんが、郊外や地方ではまだ5Gの電波が届かない場所もあります。
- 通信料(データ量)が増えやすい: 高速なので、あっという間に大量のデータを使ってしまう可能性があります。使い放題プランでない場合は注意が必要です。
- バッテリー消費: 通信速度が上がる分、バッテリーへの負担は4Gより少し大きくなる傾向があります。
あなたの生活圏に5Gがしっかり届いているか、そしてそれを活かす使い方をするかどうかが、この機能の価値を決めます。
これが決め手!どちらを選ぶべきかシチュエーション別アドバイス
迷ったら、以下のケースに当てはめて考えてみてください。
iPhone SE3 が断然おすすめな人
- これから3年以上、長く使い続けたい人: 新しいチップと長いサポート期間が、将来の安心材料になります。
- 5Gを使って、高速通信を体感したい/将来に備えたい人: キャリアの5Gプランを契約予定なら、SE3は必須です。
- 普段からゲームや動画編集をする人: 高性能なチップの恩恵を存分に受けられます。
- 写真をもっと上手に撮りたい、と少し思っている人: 計算写真学による画質向上は確実です。
- バッテリー持ちの良さを重視する人: 容量アップと省電力チップで、1日の持ちが確実に向上します。
iPhone SE2 でも十分という人
- とにかく予算を最小限に抑えたい人: 中古市場では、SE3よりもかなり安く入手できます。
- 電話、メッセージ、SNS、ネット検索、動画視聴が主な用途の人: A13チップの性能でも、これらの日常使いは全く問題なく快適です。
- 5Gに全く興味がない/契約しない人: 4G(LTE)の速度で十分満足できる方。
- 2年程度の使用を考えている人: 短期的な利用なら、コストパフォーマンスが極めて高くなります。
賢く購入するための市場価格と注意点
現在、両モデルともAppleによる新品販売は終了しています。購入先は主に「整備済み品(リファービッシュ品)」や「中古品」の市場になります。
現在の相場感(2026年2月現在の目安)
- iPhone SE2 の整備済み品: 15,000円〜25,000円前後(容量や状態による)
- iPhone SE3 の整備済み品: 25,000円〜35,000円前後(容量や状態による)
購入時に絶対に確認すべき3つのポイント
- 「SIMロック」の状態: 「SIMフリー」かどうかを必ず確認しましょう。キャリアのロックがかかっていると、他の通信会社のSIMが使えません。
- バッテリーの健康状態: 「バッテリー最大容量」が何%なのかを販売元が明記しているかをチェック。80%を大きく下回るものは、すぐにバッテリー交換が必要になる可能性が高く、おすすめできません。
- 保証期間: 信頼できる整備済み品販売店(アップル公認のサービスプロバイダや大手家電量販店のオンラインショップなど)では、独自の保証(1年など)を付けている場合が多いです。保証の有無は安心材料として非常に重要です。
最終結論:iPhone SE2 と SE3 の選択は「未来への投資」をどう考えるか
ここまでの比較を一言でまとめると、iPhone SE2 と SE3 の選択は、「近い未来の性能とサポート」に対して、今いくら追加投資するかを考える選択です。
価格差以上の価値を感じるなら、迷わずiPhone SE3を選びましょう。
5G対応、圧倒的な処理性能、長いソフトウェアサポートは、2〜3年後も快適に使い続けたいあなたの強い味方になります。特に整備済み品市場では、両者の価格差が縮まっている傾向もあり、SE3のコストパフォーマンスは年々高まっています。
「とにかく今安くiPhoneが欲しい」「基本機能だけでじゅうぶん」という方は、iPhone SE2の選択は今でも十分アリです。
A13チップは現在でも決して古くなく、日常のあらゆる作業を快適にこなしてくれます。予算を抑えつつ、iPhoneのエコシステムを楽しみたい方には、今なお最高のコストパフォーマンスを誇る選択肢です。
どちらも、コンパクトボディに詰め込まれた本格派のiPhoneであることに変わりはありません。あなたのライフスタイル、使い方、そして何よりも「この先、どう付き合っていきたいか」という視点で、納得の一台を見つけてくださいね。
