「新しいiPhoneを買った!さあ、データを移してSIMを入れ替えよう!」
そんな風に意気込んでみたものの、「あれ?順番ってどうするんだっけ?」「データ移行とSIM交換、どっちを先にやるのが正解?」と一瞬で不安になったことはありませんか?
この記事では、iPhoneの機種変更で誰もが一度は悩む、「SIM入れ替え」と「データ移行」のベストな順序と、失敗しない具体的な手順を、とことん分かりやすく解説していきます。
最初の疑問:SIM交換とデータ移行、どっちを先にする?
結論から言うと、「データ移行を先に、完全に終わらせてからSIMカードを入れ替える」 のが、最も安全で失敗が少ない黄金の順番です。
なぜこの順序が推奨されるのでしょうか?
それは、万が一データ移行に時間がかかったり、エラーが出たりした場合に、旧iPhoneがそのまま使える状態にあることが、トラブル解決の大きなカギになるからです。データ移行中は、旧iPhoneをWi-Fiにつないだ状態にしておく必要がありますが、先にSIMを新iPhoneに移してしまうと、旧iPhoneがインターネットに接続できなくなり、問題が起きた時の復旧作業がとても面倒になってしまいます。
データ移行完了の確認をしてからSIMを移せば、たとえ新iPhoneで何か設定に手間取っても、旧iPhoneには電話番号が残ったまま。安心して次のステップに進めますよ。
シチュエーション別!データ移行の最適な方法を選ぼう
データ移行にはいくつか方法があります。あなたの環境にぴったりの方法を見つけましょう。
1. 最速で楽ちんな「クイックスタート」
これは、新旧両方がiPhoneで、新しいiphoneがまだ初期設定前の状態である場合に使える、Apple公式の最強の移行方法です。2台を近づけるだけでセットアップが始まり、アプリの配置まで含めてほとんど全てをコピーしてくれます。
事前にバックアップを取る必要も、パソコンもいりません。
<クイックスタートが使える条件>
<具体的な手順>
- 新しいiphoneの電源を入れ、「こんにちは」画面でスワイプ。
- 旧iPhoneの近くに置くと、旧iPhoneに「新しいiPhoneを設定」と出るので「続ける」をタップ。
- 新iphoneの画面に表示されるアニメーションを、旧iPhoneのカメラで読み取ります。
- 新しいiphoneに、旧iPhoneのパスコードを入力します(ここは絶対に間違えないで!)。
- 「データを転送」画面で 「iPhoneから転送」 を選択。
- あとは完了するまで放置。データ量によりますが、コーヒーを一杯飲むくらいの時間を想定しておきましょう。
2. 確実に保管したいなら「iCloudバックアップ」
クイックスタートが何らかの理由で使えない、または「とにかくバックアップを取ってから移行したい」という安心派の方にはこちらがおすすめです。Wi-Fiさえあればできるので手軽ですが、大量のデータがある場合は有料のiCloudストレージが必要になったり、転送に時間がかかる点には注意です。
3. Androidから乗り換えるなら「iOSへ移行」アプリ
Androidからiphoneに機種変更する場合は、Google PlayストアでApple公式の 「iOSへ移行」 アプリをインストールしましょう。このアプリが、連絡先やメッセージ、写真などの主要データを新しいiphoneに引っ越ししてくれます。
ここがポイント!物理SIMカードの安全な入れ替え手順
データ移行が無事終わったら、いよいよSIMカードの引っ越しです。慌てず、丁寧に作業しましょう。
<絶対に守ってほしい、たった一つのルール>
それは、「SIMカードの抜き差しは、必ずiphoneの電源を完全にオフにしてから行う」 ことです。電源が入ったままの抜き差しは、端末やSIMカードを破損させる可能性があります。面倒でも、必ず電源オフ!
<ステップバイステップ手順>
- 準備:iphone付属のSIM取り出しピン(なければ、まっすぐに伸ばしたペーパークリップの先)を用意。
- 取り出し:iphoneの側面にある小さな穴に、ピンをまっすぐ差し込み、軽く押します。SIMトレイが少し飛び出すので、指で引き抜きましょう。
- 交換:トレイから古いSIMカードを取り外し、新しいSIMカードを正しい向きでセットします。切り欠きの位置を確認して、無理に押し込まないでくださいね。
- 戻す:SIMカードをセットしたトレイを、もとの向きのまま本体にゆっくりと押し込み、完全に収まるまで入れます。
最新モデルはここが違う!eSIM移行の基本
最近のiphone、特にiPhone 14以降の一部モデルでは、物理的なSIMカードトレイがなく、全て 「eSIM」 というデジタルSIMで対応する機種が出てきました。
eSIM対応機種同士であれば、データ移行(クイックスタート)の過程で、画面の指示に従うだけで古い番号を新しいiphoneのeSIMに転送できる 「eSIMクイック転送」 が利用可能です。小さなカードを扱う必要がないので、よりシンプルになったと言えるでしょう。
ただし、キャリアによって対応状況や手続きが異なります。eSIMへの切り替えに不安がある場合は、契約しているキャリアのサポートに確認するか、店舗でサポートを受けることをおすすめします。
移行前後にやるべき!超重要なチェックリスト
移行の本番前後には、以下のことを必ず確認してください。これをやるかやらないかで、後のストレスが全然違います。
■ 移行「前」に旧iPhoneでやること
- Apple IDとパスワードの確認:これは命綱です。忘れていたら、今すぐ「設定」の一番上をタップして確認を。
- LINEの引き継ぎ設定:旧iphoneのLINEアプリ内で、「設定」→「アカウント」→「アカウント引き継ぎ設定」を必ず済ませておきましょう。移行には電話番号認証(SMS)が必要なことが多いので、SIMを交換する前に終わらせておくのが理想です。
- 個別アプリの準備:銀行アプリやGoogle Authenticatorなどの認証アプリ、Suicaなどの決済機能は、データ移行だけでは引き継げないことがほとんどです。新しい端末でログインする際に「旧端末での認証」が必要な場合があるので、心の準備を。
- 「iPhoneを探す」の解除:旧iphoneを売却・下取りする予定があるなら、「設定」→Apple ID →「探す」で「iPhoneを探す」をオフにしましょう。これをやらないと、初期化後に「アクティベーションロック」がかかり、端末が使えなくなってしまいます。
■ 移行「後」に新iPhoneで確認すること
- 通信テスト:電話(時報117など)、メッセージの送受信、モバイルデータ通信(Wi-Fiをオフにしてウェブ閲覧)ができるか確認。
- アプリの再ログイン:特にメール、SNS、金融系アプリは、ほぼ確実に再ログインが必要です。一つひとつ開いて確認しましょう。
- Appleサービス確認:iMessageやFaceTimeが正しい電話番号でアクティベートされているか、Walletのカードは使えるかなどをチェック。
もしもトラブルが起きたら?よくあるお困りごと対策
最後に、起こりがちなトラブルとその対処法を紹介します。
- 「SIMなし」や「圏外」と表示される
- まずは再起動。これで解決することも多いです。
- SIMトレイを開けて、カードがしっかりセットされているか確認し、抜き差しし直す。
- 設定アプリから「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」を試してみる(保存したWi-Fiパスワードは消えます)。
- データ移行(クイックスタート)が途中で止まる
安心して完了!iPhoneのSIM入れ替えとデータ移行のまとめ
いかがでしたか?初めての機種変更は誰でも緊張するものですが、手順とポイントさえ押さえておけば、決して難しい作業ではありません。
この記事でお伝えしたように、成功のカギは 「データ移行を先に完了させる」 という順序と、「移行前後の細かい準備と確認」 にあります。特にLINEや認証アプリなど、個別対応が必要なものは見落としがちなので、チェックリストをぜひ活用してください。
このガイドが、あなたの新しいiphone生活の、スムーズで楽しいスタートのお手伝いとなれば嬉しいです。ぜひ、焦らずに一歩一歩進めてみてくださいね。
