「毎朝、手がふさがっていてロックを解除するのが面倒」
「スーパーで支払いをするとき、暗証番号を打つのが少し手間」
「顔認証って本当に安全なの?」
そんなお悩みや疑問はありませんか? あなたのiphoneには、安全で超便利な認証機能、Face IDが搭載されています。今回は、Face IDの安全な設定方法から、日常で役立つ活用法、うまくいかない時のトラブルシューティングまで、わかりやすくお伝えします。この記事を読み終わる頃には、あなたもFace IDの達人になっているはずです。
Face IDの仕組み:なぜ安全で便利なのか?
まずは、Face IDがどういうものなのか、その仕組みを知っておきましょう。そうすることで、より安心して、そして賢く使いこなせるようになります。
Face IDは、iPhone X以降の多くのiphoneモデルに搭載されている顔認証システムです。画面の上の小さな「ノッチ」の中にある「TrueDepthカメラ」が、あなたの顔を3次元的にスキャンして、約3万箇所の特徴点を読み取ります。
ここで知っておきたいのは、この顔のデータは「Secure Enclave」というiphone内の超安全な隔離領域に暗号化されて保存される点です。つまり、このデータがAppleのサーバーに送られたり、iCloudにバックアップされたりすることは一切ありません。あなたの顔はあなたのiphoneの中だけにある、最高の鍵なのです。
他人が誤ってあなたのiphoneのロックをFace IDで解除してしまう確率は、なんと約100万分の1。桁違いの安全性を持っています。さらに、ただカメラに顔が映っているだけではダメで、ちゃんと目を開けて画面を見ているかもチェックする「注意認識機能」も備わっています。寝ている間に勝手に解除される心配も、まずありません。
Face IDを設定するまでの準備とステップバイステップ手順
それでは、いよいよ設定に入りましょう。実はとても簡単ですぐに終わります。
まず、大前提としてFace IDを設定するには、先に数字6桁以上のパスコードを設定しておく必要があります。これは万が一、Face IDでうまく認証できないときの、最後の砦(そして法律でも定められたセキュリティの要)です。まだ設定していない方は、「設定」→「Face IDとパスコード」から先にパスコードを設定してください。
準備ができたら、さっそくFace IDの登録です。
- 設定アプリを開く:まずはホーム画面から「設定」アプリをタップします。
- Face IDとパスコードを選択:設定一覧の中から「Face IDとパスコード」を選び、先ほど設定したパスコードを入力します。
- 「Face IDを設定」をタップ:画面に表示される「Face IDを設定」という青い文字をタップしましょう。
- 顔をスキャン(1回目):画面の指示に従い、iphoneを顔の前(目から約25〜50cm程度)に構えます。顔が画面中央のフレームに収まったら、ゆっくりと頭を円を描くように動かします。一周したら自動的に次のステップに進みます。
- 顔をスキャン(2回目):今度は同じように、もう一周頭を動かします。これで登録は完了です! 「完了」をタップして終了しましょう。
設定を成功させるちょっとしたコツ:
- 環境は明るく:直射日光や真っ暗な部屋は避け、適度に明るい場所で行いましょう。
- 普段のスタイルで:普段メガネをかける方は、かけたまま登録するのがベストです。そうすることで、メガネをかけている時も、外している時もスムーズに認識してくれます。
- 帽子やマスクは外して:顔全体がカメラにしっかり映るように、登録時は帽子やマスクは外しましょう。
マスクをしていても使える? 日常生活での活用法
ここ数年で一番多くなった質問が「マスクをしている時、Face IDは使えるの?」です。答えは 「使えます!」 です。
iPhone 12以降のモデルで、iOS 15.4以降にアップデートしていれば、「マスク着用時Face ID」 という機能が使えます。設定は簡単。「設定」→「Face IDとパスコード」を開き、「マスク着用時Face ID」のスイッチをオンにするだけ。
この機能は目の周りの特徴を重点的に読み取るので、マスクをしていてもサッとロック解除が可能です。普段メガネをかける方は、この設定をオンにする時に透明なメガネをかけて行うと、より精度が高まりますよ。
さて、Face IDが設定できたら、その便利さを存分に味わいましょう。
- ロック解除:これが一番の使い道。画面を見上げるだけで、サッとホーム画面に戻れます。手がふさがっている朝の支度中など、本当に重宝します。
- App StoreやApple Payでの決済:アプリを購入したり、iphoneでお支払いをする時、顔を向けるだけで認証完了。暗証番号を打つ手間が省けます。
- アプリのログインに応用:多くの銀行アプリやパスワード管理アプリがFace IDでのログインに対応しています。面倒なパスワード入力を、顔を向けるだけの簡単動作に置き換えられます。
- パスワードの自動入力:Safariでサイトにログインする時、保存したIDとパスワードをFace IDで認証して自動入力することができます。これも超便利な機能のひとつです。
認識しない? 設定できない? よくあるトラブルの解決法
便利なFace IDですが、時々「なかなか認識してくれない」ということもあります。そんな時は、慌てずに次のステップを試してみてください。
まずはここをチェック! 基本的な確認事項:
- カメラはキレイですか?:画面の上のノッチ部分(TrueDepthカメラ)に、保護フィルムがずれていたり、ホコリや指紋がついていたりしませんか? 柔らかい布で軽く拭いてみましょう。
- 距離と角度は大丈夫?:iphoneと顔の距離は、腕を伸ばしたくらい(25〜50cm)がベストです。極端に近づけすぎたり、横向きに持ちすぎたりしていませんか?(横向き対応はモデルによります)
- 顔全体が映っていますか?:マスク、スカーフ、サングラスなどで顔の一部が隠れていると認識が難しくなります。特に「マスク着用時Face ID」をオンにしていない状態では、口元が見えていることが重要です。
それでもダメな時の対策ステップ:
- 再起動してみる:どんな電子機器にも共通するおまじない、再起動を試してください。その後、パスコードを入力してから再度Face IDを試します。
- もう一つの容姿を登録する:髪型を大きく変えた、いつもと違うメガネをかけ始めた、といった外見の変化が原因かも。「設定」→「Face IDとパスコード」→「もう一つの容姿を設定」から、新しいスタイルで追加登録できます。
- Face IDを最初から設定し直す:上記で改善しない場合は、一度データを消して最初からやり直すのが有効です。「Face IDをリセット」をタップし、もう一度最初の章で説明した手順を最初から行ってみてください。
もしもハードウェアの問題が疑われる場合:
「TrueDepthカメラに問題があります」といった警告が出たり、上記すべてを試しても全く反応がない場合は、TrueDepthカメラシステム自体に物理的な問題が発生している可能性があります。その際は、必ずAppleの正規サポートに相談してください。非正規の修理店では、安全性や今後のiOSアップデートでの動作が保証されない場合があります。
今日から始める! iPhoneのFace ID設定で快適スマホライフを
いかがでしたか? Face IDの設定は思った以上に簡単で、一度設定してしまえば、その便利さはもう手放せなくなるはずです。
安全面でも、あなたの顔のデータはiphoneの中に厳重に守られ、外部に漏れる心配はありません。マスク生活にも対応した柔軟性を持ち、アプリのログインから決済まで、あらゆる場面で「手間」を省いてくれる最高の相棒です。
もし設定や使い方でつまずくことがあれば、この記事をまた読み返してみてください。あなたのスマートフォンライフが、Face IDの設定によって、より安全に、よりスムーズに、より楽しくなることを願っています。
さあ、あなたも今日から、顔を向けるだけの快適な世界を体験してみませんか?
