タブレットを選ぶとき、見落とされがちだけど意外と重要なのが「メモリ(RAM)」です。
最近では4GBや6GBといった容量が主流になっていますが、実際どのくらい違うのか、どちらを選ぶべきなのか迷う人も多いはず。
この記事では、4GBと6GBの違いをわかりやすく解説しつつ、自分の使い方に合った選び方を紹介します。
メモリ(RAM)ってそもそも何?
まずは基礎から。
メモリ(RAM)は、タブレットが作業中に一時的にデータを置くための場所です。
アプリを開いたり、動画を再生したり、Webページを読み込むとき、タブレットはメモリ上に必要な情報を展開して処理します。
つまり、**メモリが多いほど「同時にたくさんの作業をスムーズにこなせる」**ということ。
一方で、メモリが少ないと、アプリを切り替えたときに再読み込みが発生したり、動作が重く感じたりする場合があります。
タブレットのメモリ4GBと6GB、実際の差は?
では、4GBと6GBではどれほどの差があるのでしょうか。
4GBメモリの特徴
4GBは現在のタブレットにおける標準的な容量です。
Web閲覧、YouTubeなどの動画視聴、SNS、メールなどの一般的な使い方なら、特にストレスを感じることは少ないでしょう。
動作も安定しており、価格も抑えめなモデルが多いのが魅力です。
ただし、同時に複数のアプリを開いて作業したり、3Dゲームを楽しんだりする場面では、メモリの余裕が足りずに再読み込みが発生しやすくなります。
6GBメモリの特徴
6GBは、4GBよりもワンランク上の快適さを得られる容量です。
マルチタスクやアプリの同時使用に強く、複数のアプリを開いたままでもスムーズに切り替えができます。
高解像度の動画編集や3Dゲームなど、負荷の高い作業にも比較的余裕を持って対応できます。
価格は4GBモデルよりやや高くなりますが、長く快適に使いたい人にとってはコストパフォーマンスが良い選択肢といえます。
動作の快適さはどう違う?
日常的な使い方では大きな差はない
インターネットの閲覧、動画視聴、電子書籍など、日常的な使い方なら4GBでも十分です。
アプリの動作も安定しており、頻繁に再読み込みが発生することはほとんどありません。
マルチタスクになると差が出る
一方で、複数のアプリを行き来するような使い方をする人は6GBの恩恵を感じやすいです。
4GBでは、バックグラウンドに置かれたアプリがメモリ不足で終了し、再度開くときに時間がかかることがあります。
6GBならより多くのアプリを同時に保持できるため、アプリの切り替えがスムーズでストレスが少ないです。
ゲームやクリエイティブ用途では6GBが有利
ゲームやイラスト制作、動画編集などメモリ消費が大きいアプリを使う場合は、6GBを選んだ方が快適です。
4GBではフレームレートが落ちたり、アプリが強制終了するケースもあるため、重い処理をする人ほど6GBがおすすめです。
メモリ以外の要素も忘れずに
メモリは確かに重要ですが、タブレットの性能を決めるのはそれだけではありません。
実際の快適さは、CPU(プロセッサ)やストレージ速度、OSの最適化によっても大きく左右されます。
たとえば、同じ6GBでもCPUの性能が低ければ処理が追いつかず、体感速度は上がりません。
逆に、CPUが高性能でOSの最適化が優れているモデル(たとえばiPadシリーズなど)は、4GBでもサクサク動くことがあります。
つまり、「メモリ容量=性能のすべて」ではなく、総合的なバランスを見ることが大切です。
長く使うなら6GBが安心な理由
タブレットはスマホより買い替えサイクルが長い傾向にあります。
そのため、今は4GBで十分でも、数年後にはアプリやOSの要求スペックが上がり、動作が遅くなることがあります。
6GBなら、将来的にアプリが重くなってもある程度余裕を持って対応できるため、**「長く使いたいなら6GB」**というのが現実的な選択です。
一方で、短期間だけの使用やサブ機としての利用なら、4GBでも十分です。
要は「どのくらいの期間・どんな使い方をするか」で判断するのがポイントです。
自分に合った容量を選ぶポイント
ここで、用途別におすすめをまとめてみましょう。
- Web閲覧・動画視聴・SNS中心 → 4GBでOK
- マルチタスクや複数アプリの切り替えが多い → 6GBがおすすめ
- ゲームやイラスト制作、動画編集など重い作業 → 6GB以上が望ましい
- 長く快適に使いたい → 6GBを選ぶと安心
このように、自分がタブレットを「どんな使い方をしたいか」を具体的にイメージすると、選択がスムーズになります。
実際のユーザーの声
ネット上の口コミや掲示板を見ても、次のような意見が多く見られます。
- 「4GBでも普段使いは問題なし。ただしゲームするときはもたつきを感じる」
- 「6GBにしてからアプリの切り替えが早くなった」
- 「長く使うことを考えて6GBを選んで正解だった」
実際に使っている人たちの声を見ると、4GBでも困らないという人もいれば、6GBの快適さに満足している人も多くいます。
つまり、どちらが「正解」かは一概には言えず、自分の使用スタイルに合うかどうかがポイントになります。
タブレットのメモリ4GBと6GBの違いを比較!どちらを選ぶべきか結論
最後にまとめましょう。
- 4GBはライトユーザー向け。
価格を抑えたい人、Web閲覧や動画視聴が中心なら十分。 - 6GBはバランス重視派に最適。
マルチタスクやゲーム、長期利用を考えるならこちら。
つまり、「今を快適に使うなら4GB」「未来も見据えて安心したいなら6GB」です。
タブレットは毎日触れる相棒のような存在です。
性能に少し余裕を持たせておくことで、数年後もストレスなく使い続けられるはず。
迷ったときは、あなたの使い方とライフスタイルに照らして、最適なメモリ容量を選びましょう。
