iPhoneのエントリーモデルとして多くの人に愛されてきたiPhone SEシリーズ。気になるのがその発売日と、どのモデルがいま手に入るのかということですよね。
「そろそろスマホを買い替えたいけど、最新のProは高すぎる…」
「昔のコンパクトなiPhoneが好きだったのに、今はどれを選べばいい?」
「噂の新型SEはいつ出るの?」
そんな疑問をお持ちの方に、初代から最新の実質的な後継機であるiPhone 16eまでの発売履歴を、時系列でわかりやすく解説します。それぞれのモデルの特徴や価格帯の変化も合わせてご紹介するので、あなたの買い替え計画の参考にしてください。
歴代iPhone SEと後継機の発売日一覧
まずは、これまでに発売されたモデルとその発売日を一気にご紹介します。iPhone SEという名前のモデルは全部で3世代、そしてその系譜を継ぐ最新モデルが1機種あります。
- iPhone SE(第1世代):2016年3月31日発売
懐かしのiPhone 5sのデザインを継承した、最初のSE。コンパクトな4インチ画面ながら、当時最新のA9チップを搭載した「小さな巨人」でした。 - iPhone SE(第2世代):2020年4月24日発売
4年ぶりに登場した第2世代。デザインはiPhone 8と共通の4.7インチで、ホームボタン(Touch ID)を残しつつ、A13 Bionicチップを搭載しました。 - iPhone SE(第3世代):2022年3月18日発売
デザインは前モデルを継承し、性能をA15 Bionicにアップグレード。5G通信に対応したモデルです。2025年2月に後継機の発表に伴い、販売を終了しています。 - iPhone 16e:2025年2月28日発売
iPhone SEシリーズの実質的な後継機として登場した最新モデル。名称が「SE」から「数字+e」に変更されました。これが2026年現在、新規で購入できる公式の最新エントリーモデルです。
発売間隔を見ると、約2年から4年という間隔でモデルチェンジが行われてきたことがわかります。Appleが市場の状況や部品調達の都合を見ながら、エントリーモデルの刷新タイミングを計ってきたのでしょう。
各モデルの特徴と進化の軌跡
それぞれの発売日とともに、そのモデルが当時どのような特徴を持っていたのかを知ることは、今後のモデルを予想する上でも役立ちます。
iPhone SE(第1世代):コンパクトサイズの復活
2016年春に登場した初代SEは、当時大型化が進んでいたiPhoneラインアップにおいて、「まだコンパクトなサイズがいい」というユーザーの要望に応える形で誕生しました。iPhone 5sとほぼ同一のデザインでありながら、当時最新のiPhone 6sと同じA9チップを搭載。性能を妥協せずに手頃な価格とサイズを実現したことで、根強い人気を獲得しました。
iPhone SE(第2世代):パンデミック下でのサプライズ
2020年4月の発売は、世界的なパンデミックの影響でサプライチェーンが大きく乱れた時期と重なりました。多くの人が在宅勤務やオンライン授業へと移行する中、手頃な価格で高性能なiPhoneを求める声に応える形での登場でした。デザインを当時すでに成熟したiPhone 8のものに変更することで、開発コストを抑え、その分最新のA13チップを搭載する戦略を取っています。
iPhone SE(第3世代):5G時代への対応
2022年発売の第3世代は、前モデルから2年という比較的短い間隔で登場しました。最大の進化は、5G通信への対応です。デザインや画面サイズは変わらず、ホームボタンを残したまま、内部性能と通信機能をアップデートすることで、5G時代に適応できるエントリーモデルとしての位置付けを明確にしました。
iPhone 16e:新たな「e」の時代へ
2025年2月末に発売されたiPhone 16eは、SEシリーズの系譜を継ぎながらも、大きな変化を遂げたモデルです。まず名称が「SE」から「16e」へと変更されました。Appleはこの「e」について、「特定の単語の略称ではない」としつつも、「多くの人に届けたい」という製品の本質を表すものと説明しています。
デザイン面では、ついにホームボタンが廃止され、6.1インチのフルスクリーンディスプレイとFace IDを採用。ベースとなったのはiPhone 14のデザインと言われています。パフォーマンスはiPhone 16シリーズと同じA18チップを搭載し、Apple Intelligenceにも対応。性能面ではフラグシップに引けを取りません。
しかし、価格には大きな変化がありました。128GBモデルの発売時価格は119,088円(税込)。iPhone SE(第3世代)の同容量モデルが63,800円だったことを考えると、実に約1.9倍への価格上昇です。これにより、iPhone 16eは従来の「廉価版」という位置付けから、「高性能を手頃な価格で提供するエントリーモデル」へとその性格を大きく変えたのです。
なぜ発売日とサイクルを知っておくべきか
iPhone SEの発売日やモデルチェンジのサイクルを知っておくことは、賢い購入計画を立てる上で非常に有効です。
買い替えタイミングの最適化
Apple製品は、新型が発表されると前モデルの価格が下がったり、小売店で在庫整理セールが行われることがよくあります。過去の発売パターンから次の新型が予想できれば、今使っている機種をいつまで使うか、あるいは新型を待つか、それとも前モデルをお得に購入するかといった判断がしやすくなります。
自分のニーズに合ったモデルの選択
iPhone SEシリーズは、長年「古いが完成されたデザインに最新のチップを搭載する」という一貫したコンセプトを持っていました。しかし、iPhone 16eではそのコンセプトが大きく変更されています。発売の歴史と各モデルの特徴を知ることで、「自分が本当に求めているのは、最新機能を詰め込んだ新型なのか、それとも旧来の操作感を残したモデルなのか」を見極める判断材料になります。
予算計画の立案
特にiPhone 16eでの大幅な価格上昇は、今後のエントリーモデル購入を考える上で無視できない要素です。過去の発売日と価格の推移を知ることで、次の買い替え時にどの程度の予算が必要になるのか、前もって準備しておくことができます。
ユーザー調査から見えるiPhone SEの人気の秘密
ある調査会社が2025年8月に行ったiPhoneユーザー200名へのアンケートでは、興味深い結果が明らかになっています。それによると、利用者が最も多いシリーズは「iPhone SEシリーズ」で19%、最新のiPhone 16シリーズ(18.5%)をわずかに上回るという結果でした。
この数字が示すのは、SEシリーズが単なる「安価な入門機」ではなく、多くのユーザーに選ばれ続ける「実用的な本命機」としての地位を確立しているということです。
ユーザーがSEシリーズに求めるものとして挙げられたのは:
- 長いOSサポート期間による「長く使える安心感」
- 過不足ない十分な性能
- 手に馴染むコンパクトサイズ(第3世代まで)
- ホームボタンとTouch IDによる直感的な操作性(第3世代まで)
また、同じ調査では、ユーザーの買い替えサイクルが「3〜4年ごと」が51%、「4年以上」が30%と、約8割が3年以上同じ端末を使い続けていることもわかりました。買い替えの最大の理由は「端末の故障」です。
これらのデータから、SEユーザーは最新機能を追い求めるよりも、信頼性が高く、長期間快適に使える実用的な端末を求めている傾向が強いと言えるでしょう。
2026年現在、あなたはどのモデルを選ぶべき?
では、2026年2月現在、新しくiPhoneを購入または買い替えようと考えている方は、どのモデルを選べばよいのでしょうか?
最新技術と長期的なOSサポートを求める方 → iPhone 16e
新規購入を考えるのであれば、iPhone 16eが現在唯一の正式な選択肢です。最新のチップを搭載しているため、今後数年間のOSアップデートにも確実に対応します。画面が大きくなり、操作方法もFace IDに変わっていますが、これが現在のAppleのエントリーモデルのスタンダードです。
Touch IDとコンパクトサイズにこだわりたい方 → 中古のiPhone SE(第3世代)
もし従来のSEシリーズの特徴であるホームボタンとコンパクトサイズに強いこだわりがある場合は、中古市場でiPhone SE(第3世代)を探すという選択肢もあります。ただし、販売終了から1年が経過しているため、新品はほぼ流通しておらず、OSサポートの残存期間やバッテリーの状態には十分注意が必要です。あくまで「どうしてもこだわりたい場合」の選択肢と考えるべきでしょう。
購入前のアドバイス
特にこれまでSEシリーズを使っていた方がiPhone 16eへの買い替えを検討する場合は、その「変化の大きさ」を認識しておくことが重要です。画面サイズ、操作方法(Touch IDからFace IDへ)、価格のすべてが大きく変わっています。可能であれば、量販店などで実機を手に取り、自分の手に馴染むか、Face IDの使い勝手はどうかを実際に確かめてみることをおすすめします。
次期モデルはいつ?発売サイクルからの予想
過去の発売日とサイクルから、次の実質的なSE後継機(iPhone 17e?)がいつ頃登場するか、大まかな予想を立ててみましょう。
歴代の間隔は:
- 第1世代(2016年)→ 第2世代(2020年):約4年
- 第2世代(2020年)→ 第3世代(2022年):約2年
- 第3世代(2022年)→ iPhone 16e(2025年):約3年
このパターンから推測すると、次のモデルはiPhone 16e発売から2年から4年後、つまり2027年から2029年頃に登場する可能性があります。ただし、これはあくまで過去のパターンに基づく推測に過ぎません。
より確実な情報を得るためには、毎年9月の新型iPhone発表会と、年初の春の発表会(2月から3月にかけて行われることが多い)に注目することが大切です。エントリーモデルは、春の発表会で公開される可能性が高いからです。
iPhone SEの発売日から見えるAppleの戦略
iPhone SEシリーズとその後継機の発売日とその変遷を振り返ると、Appleの市場戦略の一端が見えてきます。
当初のSEは、「コンパクトで高性能、手頃な価格」という明確なコンセプトで、スマートフォン市場の特定の層を狙っていました。しかし時代とともに、コンパクトサイズ自体の需要が減少し、代わりに高性能なチップをより多くの人に提供するという方向に重点が移ってきたようです。
iPhone 16eへの変更は、その転換点を明確に示しています。かつての「過去のデザイン+最新チップ」という公式は終わりを告げ、「現代的なデザイン+最新チップ+アクセシブルな価格(従来比では高額だが)」という新たな公式が確立されつつあります。
これは裏を返せば、ユーザーの選択肢が「コンパクトで旧デザイン」から「現行デザインで高性能」にシフトしたとも言えます。私たち消費者は、この変化を理解した上で、自分の優先順位(価格、サイズ、性能、デザイン)に合ったモデルを選ぶ必要があります。
まとめ:発売日を知り、賢い選択を
iPhone SEの発売日とその歴史をたどることで、Appleのエントリーモデルに対する考え方の変化がよくわかります。初代の登場から約10年、その姿とコンセプトは時代とともに進化してきました。
現在新規購入を考えるのであれば、iPhone 16eが唯一の公式ルートです。従来のSEシリーズからは大幅な変化がありますが、それはスマートフォン市場全体のトレードとユーザーニーズの変化を反映した結果でしょう。
大切なのは、発売日やスペックだけでなく、そのモデルが生まれた背景と、自分自身の使い方や優先事項を照らし合わせて選択することです。かつてのSEシリーズのように、長く愛用できる一台を見つけられることを願っています。
iPhoneの買い替えは数年に一度の大きな出費です。発売日の歴史とモデルの特徴を理解することで、後悔のない、満足のいく選択をしてくださいね。
