「あれ、AirDropがつながらない…」
せっかく見つけた素敵な写真を、すぐに友達のiphoneに送りたい時や、仕事で書類を素早く共有したい時に、iPhone 6sのAirDropが反応してくれないと、もどかしいですよね。一見シンプルな機能なのに、なぜかうまくいかないことがあるAirDrop。特に、もう少し新しい機種に比べて古いiPhone 6sでは、設定の違いや環境が原因でつまずいてしまうことも少なくありません。
でもご安心ください。この記事では、iPhone 6sでAirDropがうまく使えない時に、自分でできる確実な解決策を、順を追って詳しくご説明します。基本的な確認から、見落としがちな深い設定まで、まるで隣でサポートしているようにご案内しますので、ぜひ最後まで読んで試してみてください。
iPhone 6sでAirDropを使うための3つの絶対条件
トラブルシューティングの前に、まずはAirDropが機能するための「絶対条件」を押さえましょう。どれかひとつでも欠けていると、根本的に繋がりません。
1. BluetoothとWi-Fiが両方オンであること
AirDropは、Bluetoothでデバイスを発見し、Wi-Fiで高速なデータ転送を行います。どちらか一方だけでは動きません。コントロールセンターから、両方のアイコンが青色になっているかを必ず確認してください。
2. 機内モードがオフであること
当たり前と思われるかもしれませんが、機内モードがオンになっていると、BluetoothとWi-Fiがオフに固定され、AirDropは完全に使えなくなります。
3. 双方のデバイスが「見える」状態であること
これは最も重要なポイントです。送信側も受信側も、以下のいずれかの状態にある必要があります。
- 画面がオンで、ロックが解除されている状態
- または、画面はロックされているが、「設定」→「一般」→「AirDrop」で「すべての人」が選択されている状態
iPhone 6sの画面がスリープ状態でロックされているのに、AirDropの受信設定が「連絡先のみ」になっていると、相手から全く見えなくなってしまいます。まずはこの3点を確実にチェックしましょう。
まず試したい! AirDrop接続不良の基本対処3ステップ
絶対条件を満たしているのに繋がらない時は、以下の基本的な手順を試してください。多くの場合はここで解決します。
ステップ1: 再起動を試みる
電子機器の万能対処法、再起動です。iPhone 6sと、相手のデバイス(iphoneやipad)を両方とも再起動してください。一時的なソフトウェアの不具合が解消されることが非常に多いです。
ステップ2: AirDropの受信設定を「すべての人」に変更する
「連絡先のみ」に設定していると、お互いの連絡先情報(Apple IDに登録したメールアドレスや電話番号)が完全に一致していないと発見できません。トラブル時は、一旦「すべての人(10分間のみ)」 に変更して試してみましょう。この設定は10分後に自動で「連絡先のみ」に戻るので、プライバシー面も安心です。
ステップ3: 距離と向きを確認する
AirDropが機能するのは、デバイス同士が約9メートル以内であることが推奨されています。また、電子レンジやワイヤレススピーカーなど、強い電波を発する機器の近くにいると干渉を受ける可能性があります。お互いのデバイスを近づけ、環境を変えてみてください。
それでもダメ? 実はよくある「連絡先設定」の問題
基本対処を試しても解決しない場合、特に「連絡先のみ」設定で使いたい時に多いのが、連絡先情報の不一致です。
AirDropが「連絡先のみ」を正しく機能させるには、送る側と受け取る側の双方が、お互いを「Apple IDとして認識している連絡先」として登録されている必要があります。具体的には:
- あなたのiPhone 6sの「連絡先」アプリに、相手の姓名と、その相手がApple IDで使用しているメールアドレスまたは電話番号が正確に登録されていること。
- 相手のデバイスにも、同様にあなたの情報が登録されていること。
よくあるのは、ニックネームだけ登録していたり、古いメールアドレスが登録されたままになっていたりするパターンです。お互いの「設定」→「自分の名前」の上部に表示されている情報(電話番号とメールアドレス)を確認し、その通りに連絡先に登録し直してみてください。
もう一歩踏み込んだ上級者向け解決策
上記をすべて試しても改善しない、そんな頑固なトラブルには、以下のさらに踏み込んだ対処法を試してみましょう。
1. ネットワーク設定をリセットする
これは効果的な方法ですが、これまで接続したすべてのWi-Fiネットワークのパスワードが削除されるので注意が必要です。
「設定」→「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」をタップします。iPhone 6sが再起動したら、Wi-FiとBluetoothを再度オンにし、AirDropを試してみてください。システム内部のネットワークスタックがリフレッシュされ、接続が復旧することがあります。
2. iCloudからサインアウト&再サインインする
「連絡先のみ」の認識は、iCloudの認証状態に依存しています。一度iCloudからサインアウトして再びサインインすることで、この認証状態をリフレッシュできます。
「設定」→「自分の名前」の最下部にある「サインアウト」をタップ。データはiPhone 6sに保持することを選択し、その後、再度Apple IDとパスワードでサインインします。
3. コンテンツ制限(スクリーンタイム)を確認する
お使いのiPhone 6sでスクリーンタイムの「コンテンツとプライバシーの制限」が有効になっている場合、AirDropが無効にされている可能性があります。
「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」を開き、「許可されるApp」の一覧で「AirDrop」がオンになっているか確認してください。
まだ表示されない? 最終チェックリストと古い機種ならではの注意点
ここまで試していただいた方は、ほぼあらゆる可能性に対処したことになります。最後に、見落としがちなポイントと、iPhone 6sのような古い機種に関する注意点をまとめます。
- ストレージ容量は足りていますか?
受信側のiPhone 6sの空き容量が極端に少ないと、転送が失敗することがあります。「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で空き容量を確認し、必要に応じて不要なファイルを削除しましょう。 - 「インターネット共有」はオフですか?
古いiOSバージョン(iOS 12以前)を使用している場合、「インターネット共有」(テザリング)がオンになっているとAirDropに干渉することが報告されています。設定アプリでオフにしてみてください。 - ソフトウェアは最新ですか?
iPhone 6sは最新のiOSバージョンには対応していませんが、利用可能な範囲内で最新の状態に保つことは重要です。「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で確認しましょう。
また、iPhone 6sは最新機種に比べて処理速度や無線チップの性能が異なります。非常に容量の大きなファイル(数GBを超える動画など)を転送しようとすると、時間がかかったり失敗したりしやすくなります。大きなファイルを送る必要がある時は、分割するか、別の共有方法を検討するのが確実です。
安全に使おう! AirDropのプライバシー設定の心得
最後に、AirDropを安心して使うためのプライバシー設定についておさらいしましょう。特に「すべての人」設定で使用した後は、以下の点を習慣にしてください。
- 使い終わったら「受信しない」に戻す
公共の場など不特定多数がいる場所では、AirDropの設定を「受信しない」にしておくことで、見知らぬ人からのファイル送信を完全にブロックできます。 - 基本的には「連絡先のみ」を維持する
日常的には「連絡先のみ」設定にしておくことで、プライバシーを保護しながら、必要な人とのファイル共有をスムーズに行えます。そのためには、先ほど説明した連絡先情報の正確な登録がカギになります。
iPhone 6sのAirDrop問題をスマートに解決
いかがでしたか? iPhone 6sでAirDropが使えない原因は、単純な設定の見落としから、連絡先情報の微妙な不一致、古い機種ならではの特性まで、実に様々です。
この記事でご紹介したステップは、基本的な確認から始まり、徐々に高度な対処法へと進む流れになっています。ぜひ最初から順番に試してみてください。ほとんどの問題は「再起動」と「受信設定の確認」、そして「連絡先情報の見直し」で解決するはずです。
iPhone 6sは今でも十分に使い続けられる名機です。ちょっとしたコツを知っていれば、AirDropのような便利な機能も問題なく楽しめます。この記事が、あなたのiPhone 6sライフを、もう少しだけ快適でスムーズにする手助けとなれば嬉しいです。
