こんにちは、スマホのコスパにこだわるあなたへ。
「iPhone Xを中古で買おうかな…」
「でも、発売から8年も経った今、まだ使えるの?」
「どんなところをチェックすれば失敗しない?」
そんな疑問が頭をよぎっていませんか?
2017年に登場し、iPhoneの歴史を塗り替えた伝説的なモデル、iPhone X。あの衝撃的なフルディスプレイとFace IDは、今のiPhoneの礎となりました。時は流れて2026年——中古市場では1万円〜4万円前後という驚きの価格で出回っているこの機種に、今、改めて注目が集まっています。
「最新機種の10分の1以下の価格で、あの革新を体感できる」
これはある意味、最高のコスパではないでしょうか。
でも待ってください。古い機種ならではの落とし穴もあります。この記事では、iPhone Xを中古購入する全てのメリット・デメリット、そして「絶対に外さないチェックポイント」を余すところなくお伝えします。最後まで読めば、あなたがiPhone Xと最高の付き合い方をできるか、きっと答えが見つかるはずです。
iPhone Xの2026年現在における総合力
まずは基本情報からおさらいしましょう。iPhone Xは2017年11月に発売された、iPhone生誕10周年を記念したモデルです。当時としては画期的な5.8インチ有機EL(OLED)の「スーパー・レティナHDディスプレイ」を採用し、ホームボタンを廃止。生体認証もTouch IDからFace IDへと大きく舵を切りました。
性能面での現在地
心臓部である「A11 Bionic」チップは、2026年現在でもSNS、ウェブブラウジング、動画視聴、メッセージの送受信といった日常的な作業を、十分快適にこなしてくれます。多くの方が感じる「スマホでよく使う機能」は、まだまだ余裕で処理できるパワーを秘めています。
ただし、正直にお伝えすると、最新のハイエンド3Dゲームや本格的な動画編集には、やはり時代の差を感じるかもしれません。あくまで「日常使いのスマートフォン」としての性能と考えてください。
デザインと手触り
ステンレススチールのフレームにガラスバック——この高級感のある佇まいは、今見てもまったく古さを感じさせません。約174gという重量バランスも手になじみやすく、片手で扱いやすいサイズ感が魅力です。
中古iPhone Xを選ぶ最大のメリット3選
では、なぜ今あえてiPhone Xを選ぶのか。その理由を3つにまとめました。
1. 圧倒的なコスパで最新体験の入口に立てる
これが最大の魅力です。最新のiPhoneが10万円を超える時代に、その基本形ともいえる体験を数万円で手に入れられる。フルディスプレイでの動画視聴や、顔を見るだけでロックが解除されるFace IDの便利さは、今でも新鮮に感じます。「とりあえずiPhoneを使ってみたい」「予算を抑えつつ、それなりの体験がしたい」という方には、これ以上ない選択肢です。
2. 手になじむ絶妙なサイズと普遍的なデザイン
近年の大型化したスマホに疲れた方には、むしろこのコンパクトさが福音に感じられるかもしれません。ポケットにもすっと収まり、片手操作もしやすい。そして何より、そのデザインは時代を超えて洗練されています。
3. ワイヤレス充電という現代のスタンダードに対応
iPhone XはiPhoneとして初めてワイヤレス充電(Qi)を標準搭載した機種です。自宅やオフィスにワイヤレス充電スタンドを置いて、置くだけで充電——この便利さは2026年現在でも全く色あせていません。Lightningケーブルを挿す手間から解放されたい方には、うれしい機能です。
知っておくべき4つのリスクと注意点
メリットばかりではありません。購入前にしっかりと理解しておくべき現実があります。
1. 公式サポートの終了——これが最大のデメリット
iPhone Xへの最新iOS(2026年現在ではiOS 18相当)の提供は終了しています。つまり、最新の機能アップデートや、重要なセキュリティアップデートが受けられない可能性が高いのです。ただし、多くの主要アプリはしばらくの間、古いOSでも動作し続ける傾向があります。すぐに使えなくなるわけではないものの、「最新」を求める方には不向きという事実です。
2. バッテリーの状態——購入の成否を分ける最重要項目
発売から8年以上。ほとんどの個体でバッテリーの劣化が進んでいます。中古購入で最も重視すべきは、「バッテリー最大容量」 の表示です。設定アプリから確認できるこの数値が、80%以上あるものを強く推奨します。80%を切ると、「充電の減りが早い」「急にシャットダウンする」といった日常的なストレスに繋がります。もし80%を下回るものを購入する場合は、購入後に数千円〜1万円程度でバッテリー交換を行う必要がある、というコストを覚悟してください。
3. Face IDと現代の生活様式
iPhone XのFace IDは、マスクを着用したままでは認証できません。コロナ禍以降、マスク生活が定着した今、これは無視できない不便さです。マスクを外すか、都度パスコードを入力する必要があります。電車の中やオフィスでサッと確認したいときに、少しだけ手間がかかる点は理解しておきましょう。
4. 後継機種には及ばない部分
技術の進歩は確実です。iPhone Xの後を継いだ機種では、防水性能の向上(IP68)、暗所での写真が驚くほど明るくなる「ナイトモード」の搭載、より高速なチップなど、様々な進化がありました。iPhone Xのカメラは日中や室内ではとてもきれいな写真を撮れますが、暗いレストランや夜の街中では、最新機種のような明るさやノイズの少なさは期待できません。
失敗を防ぐ! 購入前の6大チェックリスト
ここからは実践編。中古iPhone Xを選ぶときに、絶対に確認すべきポイントを6つにまとめました。これさえ守れば、大きな失敗は避けられます。
チェック1:動作確認は「画面」「カメラ」「ボタン」の三点
実機を手に取れるなら、あるいは動画レビューがあるなら、必ず確認してほしいことです。
- ディスプレイに傷や焼け付き(特定の画像が残って見える現象)はないか
- 前面・背面のカメラを起動し、ピントが合うか、撮影できるか
- サイドボタンや音量ボタンがきちんと押し込めるか、反応するか
小さな傷は仕方ないとしても、動作に影響する不具合は絶対に避けたいところです。
チェック2:バッテリー最大容量「80%」をボーダーラインに
繰り返しになりますが、これが命綱です。信頼できる中古販売店では、商品説明にこの数値を記載している場合があります。「記載なし」は要注意。可能であれば、80%以上のものを選びましょう。あなたの日常的なストレスレベルを左右します。
チェック3:「ネットワーク利用制限(赤ロム)」の保証付きか
これは、前の所有者が端末代金の分割払いを滞納したため、キャリアによって使用をブロックされてしまった状態です。こうなると、どんなSIMを挿しても通信できず、ただの文鎮と化します。
購入するお店が 「赤ロム永久保証」 を掲げているか必ず確認を。万一購入後に発覚しても、無償で交換や返金に対応してくれる安心材料です。
チェック4:「アクティベーションロック」は大丈夫?
前の所有者のApple IDが端末に紐付いたまま(「iPhoneを探す」がON)だと、初期設定自体が不可能です。これは個人売買で特に多いトラブル。信頼できる専門店なら、出庫前に確実に解除しています。店舗の評価や保証内容で判断しましょう。
チェック5:SIMロックの状態——「SIMフリー」が理想
キャリアの「SIMロック」がかかっていると、他の通信事業者のSIMが使えません。理想的には 「SIMロック解除済み」または「SIMフリー」 と記載されたものを選びましょう。これで、あなたが好きな格安SIM(MVNO)を挿して、月額料金を大幅に節約できます。
チェック6:販売店の保証内容を読み比べる
メーカー保証が効かない中古品では、販売店独自の保証が唯一のセーフティネットです。保証期間(例:30日間なのか、180日間なのか)と、保証の対象(初期不良? 自然故障? 赤ロムは?)をくまなく比較してください。長く、広く保証してくれるお店を選ぶのが賢明です。
購入先どうする? タイプ別おすすめ選択肢
あなたの「リスク許容度」と「求める安心感」によって、購入先は変わってきます。
リスクは承知でとにかく安く!(個人売買)
メルカリやヤフオクなどのフリマアプリ・オークションサイトは、最も安く入手できる可能性があります。しかし、上記のチェックポイントのほとんどを、画像と説明文だけから自分で判断しなければなりません。特にアクティベーションロックや赤ロムのリスクが高く、中古スマホ購入に不慣れな方には、あまりおすすめできません。どうしてもという場合は、評価が高く実績のある売り手から、細かい質問をしてから購入しましょう。
バランスが取れたおすすめルート(中古専門店)
「イオシス」や「にこスマ」といった中古スマホ専門店は、整備・検品を経た商品を販売し、しっかりとした保証を付けてくれます。価格.comで最安値を探すのも有効な手です。店舗によっては、バッテリー容量を個別に記載していたり、保証期間が長かったりと特徴があります。先ほどのチェックリストを片手に、条件に合うお店を探してみてください。多少個人売買よりは高くても、安心には代えられません。
安心を最優先するなら(Apple認定整備済製品)
Apple自社が整備し、新品同様の外装とバッテリー(実質100%に近い)を与え、1年間のメーカー保証を付けた製品です。ただし、iPhone Xのような古い機種は在庫そのものがほぼなく、価格も中古相場よりかなり高額になります。「絶対の安心が欲しい」「予算に余裕がある」という方だけの選択肢と言えるでしょう。
購入後のカスタマイズとライフハック
無事にiPhone Xを手に入れたら、最後の一押しで使い心地を最大化しましょう。
格安SIM(MVNO)でトータルコスパを勝ち取る
SIMロックフリーの最大の強みです。IIJmioやLINEMO、楽天モバイルなど、様々な格安SIM事業者から、あなたの通信量にぴったりのプランを選べます。月額2,000円〜3,000円程度で済ませられれば、端末代と合わせても非常にリーズナブル。設定は各事業者の指示に従い、APN設定を正しく行えば簡単です。
もし持っているなら、古い端末は買取に出す
今回の購入で、今使っているスマホが不要になるなら、迷わず買取査定に出しましょう。多くの専門店がオンラインで無料査定をしています。中古購入の費用の一部を、これでまかなえれば、実質負担はさらに軽くなります。
結論:iPhone X中古は、こんなあなたに最高の相棒になる
さて、ここまで長い道のりでした。結局のところ、iPhone Xの中古は誰に向いているのでしょうか?
心からおすすめできるのは、こんな方です。
- 何よりも「予算」を最優先に考えている方。
- 「最新のiPhoneの形を、とにかく体験してみたい」という好奇心旺盛な方。
- メイン機としては最新機種を使いつつ、サブ機や仕事用として最低限の機能があれば十分という方。
- この記事で挙げたリスク(サポート終了、バッテリーなど)を理解し、納得した上で購入できる方。
逆に、あまりおすすめできないのは…
- 最新のOS機能やセキュリティアップデートがどうしても必要な方。
- スマホで高負荷なゲームや、本格的な写真編集をメインにしたい方。
- マスクをしたままでも、顔認証でストレスなくロック解除したい方。
これらの方には、もう一世代新しいiPhone XS以降や、iPhone SE(第3世代)などの中古を検討することをお勧めします。
iPhone Xは、革新の「過去」と、実用性の「現在」が交差する、少し不思議な存在です。最新の速度や機能は求めず、ある種の「倹約」と「トレードオフ」を受け入れる覚悟があれば、2026年になっても、それは十分に輝くスマートフォンであり続けます。
この記事が、あなたとiPhone Xとの良い出会いの一助となれば幸いです。少しでも多くの方が、コスパと満足度の高いスマホライフを送れますように。
