企業のデジタル化が進むなかで、タブレットを業務に取り入れる企業が増えています。営業現場や店舗、イベント、研修、リモートワークなど、あらゆるシーンで活躍するタブレット。しかし、導入にはコストや管理の問題も付きまといます。
そんなときに注目されているのが「法人向けタブレットレンタルサービス」。今回は、レンタルを活用するメリットや選び方、人気サービスの比較ポイントをわかりやすく紹介します。
なぜ今、法人向けタブレットレンタルなのか
タブレットを「購入」する場合、初期費用が一気に発生します。1台あたり5万〜10万円程度が一般的で、10台導入すれば数十万円の出費になります。これに設定や管理の手間を考えると、導入をためらう企業も少なくありません。
一方、レンタルであれば初期費用を抑えながら、必要な期間・台数だけ柔軟に使えます。たとえば、展示会や短期プロジェクト、期間限定の店舗イベントなど、「必要なときだけ」利用することが可能です。契約期間も1日単位から数ヶ月単位まで選べるため、導入のハードルが低いのが魅力です。
さらに、レンタル端末はサポートや保証も整備されており、故障時の代替機対応や初期設定（キッティング）を代行してくれる会社も多くあります。社内のIT担当者が少ない中小企業でも安心して利用できます。
レンタル・リース・購入の違いを知っておこう
タブレットを導入する方法は主に「レンタル」「リース」「購入」の3種類。それぞれの特徴を押さえておくと、自社に合った選択がしやすくなります。
レンタル
・所有権はレンタル会社にあり、必要な期間だけ借りる形式
・短期利用に向いており、台数や期間の変更も柔軟
・経費処理がしやすい（資産計上不要）
・長期利用ではコストがやや割高になる場合も
リース
・3〜5年程度の長期契約が前提
・途中解約が難しい
・契約終了後は返却または買取を選択
・長期間安定して同じ機種を使いたい企業向け
購入
・自社資産として所有でき、自由度が高い
・初期投資が必要だが、長期的には割安
・メンテナンスや廃棄まで自社で対応
短期間で柔軟に使いたい場合や、最新機種をその都度使いたい場合はレンタルが圧倒的に便利です。逆に、長期間同一モデルを使い続けたい場合はリースや購入が向いています。
タブレットを導入することで得られる業務効率化の効果
タブレットはノートPCよりも軽く、スマートフォンよりも画面が大きい。だからこそ、現場業務や商談、プレゼンテーションなど多様なビジネスシーンで活躍します。
1. モビリティの向上
営業担当者が外出先で資料を確認したり、顧客にプレゼンしたりする際に便利。ペーパーレス化が進み、資料の印刷や持ち運びの手間を削減できます。
2. 現場のDX推進
工場や物流、医療、建設現場などでは、点検報告や在庫確認をタブレットで完結できるように。入力データがリアルタイムで共有され、作業ミスの減少や報告のスピードアップにつながります。
3. 会議や研修の効率化
社内研修での動画教材閲覧や、会議中の資料共有もスムーズ。1人1台のタブレット環境があれば、コミュニケーションの質が高まります。
4. 顧客対応のスムーズ化
店舗やショールームでは、商品説明や在庫検索、顧客アンケートの入力に活用できます。紙を使わずにデジタルで完結できるため、作業スピードと顧客満足度の両方が向上します。
人気の法人向けタブレットレンタルサービス
ここでは、代表的な法人向けレンタルサービスを紹介します。料金やサポート体制、得意分野を理解しておくことで、自社に合った業者を見つけやすくなります。
Belong One
中古端末を再整備してレンタルするため、価格が安いのが魅力。1台から数千台まで対応でき、月額660円〜と導入しやすい。キッティング、データ消去、サポート体制も充実。
e-TAMAYA
イベントや展示会など短期レンタルに強い。前日到着・即日発送などスピード対応が魅力で、タイトなスケジュールの企業にもおすすめ。
レンタルバスターズ
PCや周辺機器もまとめて借りられる総合レンタルサービス。大量導入時のボリュームディスカウントに強く、オフィス立ち上げや大規模研修向き。
カリナイト
最短0泊1日から利用でき、急な利用にも対応。補償サービスも用意されており、短期イベント向けに人気。
横河レンタ・リース
IT機器のレンタルとリースを両方提供。長期利用や定期入れ替えを前提とした企業におすすめ。セキュリティ面も安心。
これらのサービスはいずれも法人契約に対応しており、導入・返却・データ処理までワンストップで任せられる点が共通しています。特に、データ消去や代替機サポートの有無は、安心して利用するための大切なチェックポイントです。
Lenovo Yoga Tabシリーズの魅力と法人利用の相性
レンタルする端末選びで人気なのが、Lenovo（レノボ）の「Lenovo Yoga Tab」シリーズ。独自のスタンド付きデザインで、設置場所を選ばずに使えるのが特徴です。
1. 多彩な使い方ができる構造
Yoga Tabは「タブレット」「スタンド」「ハング（吊り下げ）」など4通りの使い方が可能。営業のプレゼンから社内会議、展示会ブースのデモ機まで、シーンを問わず対応できます。
2. 高性能とコストバランス
Snapdragonシリーズのチップを搭載したモデルは、軽快な動作と長時間バッテリーを両立。高解像度ディスプレイにより、資料や動画も鮮明に表示できます。
法人利用では「使いやすさ」「視認性」「拡張性」が評価され、タフな現場にも適しています。
3. セキュリティと管理性
Android OS搭載モデルでは、MDM（モバイルデバイス管理）ツールとの連携も容易。社内ネットワーク制限やリモートワイプなどの設定もスムーズに行えます。
こうした特徴から、Yoga Tabは「見せる・触れる・共有する」用途に最適。デザイン性と実用性を兼ね備えた法人利用向けタブレットとして、レンタル市場でも人気です。
レンタル導入を成功させるためのポイント
レンタルを活用する際は、単に料金の安さで決めるのではなく、業務との相性とサポート体制を重視することが大切です。
1. 利用目的を明確にする
営業支援、イベント利用、研修、リモート対応など、目的によって必要なスペックや台数が異なります。まずは利用シーンを整理し、どの程度の性能・期間が必要かを明確にしましょう。
2. 契約期間とコストのバランスを見る
短期利用なら日割り・週単位のレンタル、長期なら月額割引プランを検討。延長料金や途中解約時の条件も確認しておくと安心です。
3. キッティングとサポートを重視する
アプリのインストールや設定作業を自社で行うのは意外と大変。初期設定を任せられるキッティングサービスや、故障時の代替機対応がある会社を選ぶことで、運用負担を減らせます。
4. セキュリティ対策を忘れずに
レンタル端末であっても、自社データを扱う以上は情報管理が必須。返却時のデータ消去や、MDMによる遠隔管理の有無を必ず確認しましょう。
法人向けタブレットレンタルサービス比較！業務効率化を進める第一歩に
タブレットを「買う」から「借りる」へ。
レンタルという選択肢は、コストを抑えながら最新のデバイスを柔軟に活用できる、いまの時代にぴったりの導入方法です。
Lenovo Yoga Tabのように多機能で使いやすい端末を選び、信頼できるレンタル会社と契約すれば、業務効率化だけでなく、社員の働き方そのものがスムーズになります。
短期利用も長期運用も自在に対応できるレンタルサービスを上手に活用し、企業のデジタル活用を次のステージへ進めていきましょう。
