ドコモのタブレットを使っているけれど、「もうあまり使っていない」「Wi-Fiだけで十分かも」と感じている人も多いのではないでしょうか。実はタブレットの解約は意外とシンプル。ただし、やり方やタイミングを間違えると無駄な料金が発生することもあります。
この記事では、ドコモのタブレット回線を解約する方法や注意点、手数料などをわかりやすく紹介します。
ドコモのタブレットを解約する主な方法
ドコモのタブレットを解約する方法は大きく2つあります。
「オンラインでの手続き」と「ドコモショップ（店頭）での手続き」です。
1. My docomo（オンライン）で解約する
もっとも手軽なのがオンライン解約です。
手順は以下の通り。
- My docomoにログイン
- 「契約内容・手続き」メニューを開く
- 「回線の解約」を選択
- 注意事項を確認して進める
本人確認ができれば、最短で即日解約が完了します。24時間いつでも手続きできるので、忙しい人にも便利です。
ただし、契約内容によってはオンライン解約ができないケースもあります。たとえば、ドコモ光とのセット契約や家族シェアグループ代表回線などが該当します。この場合はショップに行く必要があります。
2. ドコモショップで解約する
ショップでの解約も可能です。本人確認書類（運転免許証やマイナンバーカードなど）とSIMカードを持参しましょう。
店頭スタッフが手続きを代行してくれますが、混雑しやすいのでWeb予約をしてから来店するのがスムーズです。
代理人による解約も可能ですが、委任状と本人確認書類のコピーが必要です。
解約にかかる費用と手数料
気になるのが「解約時にお金がかかるのか」という点ですよね。
2021年以降、ドコモの多くの料金プランでは解約金（違約金）は廃止されています。2年契約プランを利用していた人でも、現在では解約金なしでやめられることがほとんどです。
ただし、2025年時点で一部プランには短期解約料が設定されています。契約から1年未満で解約すると、**1,100円（税込）**の手数料が発生するケースがあります。
1年以上利用していれば無料で解約できます。
また、端末を分割払いで購入している場合、残債の支払いは継続される点に注意。解約しても端末代金の支払い義務は消えません。分割のまま支払い続けるか、一括で完済するかを選ぶことになります。
解約月の料金は日割りにならない
ドコモの料金は、解約月が日割りにならない仕組みです。
つまり、月の途中で解約してもその月の基本料金は満額請求されます。
たとえば、月初に解約しても月末に解約しても、支払う金額は同じ。
そのため、少しでもお得にしたい場合は月末に解約するのがベストです。
もし他社に乗り換える（MNP）予定がある場合は、乗り換え先の契約開始日とのバランスを考えてタイミングを決めましょう。
MNP（番号そのまま乗り換え）をする場合
「番号をそのまま他社で使いたい」という場合は、MNPの手続きが必要です。
この場合、ドコモでMNP予約番号を取得し、乗り換え先で申し込みを行うと、自動的にドコモの回線は解約となります。
MNP予約番号の取得方法は3通り。
- My docomo（24時間対応）
- ドコモインフォメーションセンター（電話）
- ドコモショップ（店頭）
オンラインでの取得が一番早く、10分ほどで完了します。
MNPを利用しても解約金は基本的に発生しませんが、前述の短期解約料がかかる場合があります。
解約後も残る支払いと確認すべきポイント
解約を済ませたあとも、以下の支払いが発生する可能性があります。
- 端末の分割残債
- 解約月の月額料金（満額）
- 付随するオプション料金
特に端末代は「回線を解約しても残る」点を忘れがちです。
解約前にMy docomoで残債の有無を確認しておきましょう。
また、dポイントについては、dアカウントを持っていれば解約後も利用できます。
ただし、アカウント未発行のままだとポイントが失効する可能性があるので注意してください。
オンラインで解約できないケース
以下のような場合、オンラインでの解約手続きはできません。
- ドコモ光とのペア設定がある回線
- シェアグループ代表回線
- 一括請求代表回線
- 契約者本人が亡くなっている場合
- 法人契約や特殊プラン
これらに該当する場合は、ドコモショップでの手続きが必須になります。
手間はかかりますが、スタッフがその場で丁寧に案内してくれるので安心です。
解約後のタブレットはどうなる？
解約後のタブレットは、Wi-Fi接続で引き続き使用できます。
ただし、ドコモのSIMカードが使えなくなるため、モバイル通信（4G／5G）は利用不可です。
自宅のWi-Fiやモバイルルーターがあれば、動画視聴やSNS、電子書籍の閲覧は問題ありません。
また、SIMフリー端末であれば、他社の格安SIMを入れて使うことも可能です。
8日以内キャンセル制度も知っておこう
ドコモでは契約後8日以内であれば、一定の条件のもとで契約をキャンセルできます。
これは「初期契約解除制度」と呼ばれ、解約とは異なり契約そのものを取り消す仕組みです。
ただし、申し込み形態や契約内容によって対象外の場合もあるため、利用したい場合はドコモ公式サイトで条件を確認しましょう。
「契約したばかりだけど思っていた内容と違う」と感じたら、早めの対応が大切です。
解約時に準備しておくもの
スムーズに解約するために、以下を準備しておきましょう。
代理人が手続きを行う場合は、委任状と本人確認書類のコピーも必要です。
ドコモのタブレットを解約するときの注意点まとめ
ドコモのタブレットを解約するときに押さえておきたいポイントは次のとおりです。
- 解約はオンラインまたは店頭で可能
- 解約金は原則不要（ただし短期解約料に注意）
- 解約月の料金は日割りにならない
- 端末代の残債は支払い継続
- 月末解約がお得
- オンラインでできないケースもある
これらを理解しておけば、トラブルなく手続きできます。
ドコモのタブレットを解約する方法を正しく理解して、無駄なくスッキリ！
ドコモのタブレットを解約するのは決して難しくありません。
ただし、「日割りにならない」「端末代は残る」「短期解約料がある」など、知っておくべき細かいルールがいくつかあります。
しっかり準備してから解約すれば、余計な費用を払わずにスムーズに回線を整理できます。
自分の利用状況に合わせて、オンラインか店頭かを選び、ベストなタイミングで手続きを進めてください。
