タブレットを落として画面が割れた、充電できなくなった、バッテリーの減りが早い…。そんなときに気になるのが「修理費用ってどのくらい?」「どこに依頼すればいいの?」という点ですよね。
この記事では、タブレット修理の費用相場から依頼先の選び方、さらに修理費用を安く抑えるコツまで、実体験や最新情報をもとにわかりやすくまとめます。
タブレット修理の主なトラブルと修理の基本
タブレットは精密機器なので、ちょっとした衝撃や経年劣化でも故障が起こります。
特に多いのが次の5つです。
- 画面割れ・液晶の表示不良
- バッテリーの劣化
- 充電端子(コネクタ)の不具合
- 水没や内部腐食
- 電源が入らない、起動しない
まず大切なのは、故障の程度を確認し、修理が必要かどうかを見極めること。
たとえば軽いヒビなら操作に支障がない場合もありますが、放置するとヒビが広がり、液晶が壊れるリスクもあります。バッテリーが膨張しているなら、早めの交換が安全です。
修理費用の相場をざっくり把握しよう
修理費用は「故障箇所」と「修理先」によって変わります。ここでは代表的な目安を紹介します。
画面割れ・液晶交換
修理件数が最も多いのがこのタイプ。
一般的な相場は以下のとおりです。
- iPad miniシリーズ:15,000円〜40,000円前後
- Androidタブレット:10,000円〜25,000円前後
- ハイエンドモデル(Apple 11インチiPad Proなど):30,000円〜50,000円超
タブレットのサイズや世代が新しいほど、部品が高価で修理費も上がる傾向があります。
バッテリー交換
充電してもすぐ切れる場合や、バッテリー膨張が見られる場合は交換が必要。
費用はおおむね8,000円〜15,000円程度が相場です。
充電コネクタ・電源トラブル
充電ケーブルを差しても反応がない場合、コネクタ部の接触不良や基板の損傷が原因のことも。
修理費は10,000〜20,000円ほど。
重度の基板修理になると3万円を超えるケースもあります。
水没・内部清掃
うっかり水をこぼした、雨で濡らしたといったトラブルは意外と多いです。
水没修理はクリーニングを含めて5,000〜10,000円程度。
ただし、内部の腐食が進んでいると交換部品が増え、さらに高くなることもあります。
修理を依頼できる主な3つのルート
タブレットの修理先には、大きく分けて3つの選択肢があります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解しておくと安心です。
1. メーカー公式サポート
AppleやSamsungなど、メーカーの正規修理サービスを利用する方法。
正規部品を使うため品質が高く、修理後の保証も付くのが最大の利点です。
- メリット:品質・信頼性が高い、純正部品使用、修理保証あり
- デメリット:費用が高め、修理に日数がかかる場合がある
Appleの場合、AppleCare+加入者なら画面修理などが割安で受けられます。未加入でも、公式サイトから簡単に修理依頼が可能です。
2. キャリア・量販店の修理サービス
docomo、au、SoftBankなどの携帯キャリアや、大手家電量販店が修理を受け付けています。
契約時に加入している保証プランがあると、負担額がぐっと下がることもあります。
- メリット:契約者向けサポートが充実、店舗受付で安心感あり
- デメリット:保証未加入だと費用が高め、修理日数がかかる
キャリア保証を使うと、1回あたり数千円で修理できるケースもあります。
3. 街の修理専門店(非公式)
駅前や商業施設内にあるスマホ・タブレット修理専門店。
スピード対応が魅力で、即日修理に対応している店舗も多いです。
- メリット:即日対応が多い、料金が比較的安い、柔軟な対応
- デメリット:品質にばらつきがある、店舗によって技術差がある
修理技術や部品の品質は店舗によって差があるため、「登録修理業者」など信頼性を確認することが大切です。
修理前に必ず確認しておきたいポイント
修理を依頼する前に、次の点をチェックしておきましょう。
- 保証・保険の有無
メーカー保証や延長保証、クレジットカード付帯保険などを確認。適用できれば費用が大幅に軽減されます。 - データのバックアップ
修理時にデータが消える可能性があるため、クラウドやPCにバックアップを取っておく。 - 見積もりを複数取る
同じ修理内容でも店舗やメーカーで価格差が大きいため、最低でも2〜3件比較する。 - 修理後の保証内容
修理箇所に対する保証期間や再修理対応の有無も確認しておきましょう。
修理費用を安く抑えるためのコツ
保証や保険を積極的に活用する
AppleCare+や量販店の延長保証、キャリア保証などに加入していれば、画面交換などが格安で済むケースがあります。未加入の場合も、クレジットカードに付帯している損害補償が適用できる場合があるため、一度確認してみましょう。
複数店舗の見積もりを比較
街の修理店は価格競争が激しく、同じ機種・同じ症状でも1万円近く違うことがあります。
時間が許すなら、2〜3店舗に見積もりを出してもらうとよいでしょう。
互換部品を選ぶ(自己責任)
純正部品にこだわらなければ、互換部品を使用することで修理費を抑えられます。
ただし、品質にばらつきがあるため、評判の良い店舗を選ぶことが重要です。
保護対策で「そもそも壊さない」
保護フィルムや衝撃吸収ケースを使うのは、最も手軽で効果的な予防策。
修理費を払うより、日常のケアでリスクを減らすほうがずっと経済的です。
買い替えも視野に入れる
古いタブレットの場合、修理費用が高くつくことがあります。
バッテリーや基板修理で3万円以上かかるようなら、新しいモデルを検討するのも選択肢のひとつです。
信頼できる修理店を選ぶポイント
街の修理店を利用する場合、次のような点をチェックしておくと安心です。
- 修理実績が豊富で口コミ評価が高い
- 修理後の保証(3カ月〜6カ月など)が明示されている
- 見積もりが明確で追加料金がない
- 登録修理業者(総務省登録)である
「安いけど対応が雑」「修理後に再び不具合が出た」などのトラブルを避けるためにも、価格だけで判断せず、信頼性を重視しましょう。
タブレット修理の費用相場と依頼先まとめ|安く直すコツも紹介
タブレット修理は、故障箇所・機種・修理先によって費用が大きく変わります。
おおよそ2万円〜3万円台が目安ですが、保証や保険を活用すれば数千円で済むことも。
修理を検討するときは、
- 保証や保険を確認する
- 複数店舗で見積もりを取る
- 信頼できる業者を選ぶ
この3ステップを意識すれば、ムダな出費を抑えながら安全にタブレットを復活させることができます。
そして何より大切なのは、「壊れてから慌てる」のではなく、日頃から保護フィルムやケースなどで予防すること。
あなたの大切なタブレットを長く使うために、今回の内容をぜひ参考にしてみてください。
