スマホの置き忘れやどこにしまったかわからなくなること、誰にでもありますよね。特に大事な連絡手段でもあるiphoneをなくしてしまうと、焦って何をすればいいかわからなくなってしまうことも。
でも大丈夫。実は、あなたのiPhoneには「紛失した自分を探す」ための強力な機能が最初から備わっています。この機能のことを「iPhoneを探す」と呼びます。
この記事では、あなたがもしiPhoneを紛失してしまった時に、一歩ずつ何をすべきかを、はじめの設定から実際の対処法、さらには見つからない時の最終手段まで、まるっとご紹介します。
「iPhoneを探す」を今すぐ確認!事前設定がすべてのカギ
最も重要なことは、紛失が起こる「前」に準備をしておくことです。これは保険のようなもの。使わないに越したことはないけれど、いざという時にこの設定がなければ、せっかくの機能も役に立ちません。
まずは今、手元にあるiphoneで次の設定がオンになっているか確認してみてください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 一番上に表示されているあなたの名前(Apple ID)をタップします。
- 「探す」という項目を選択します。
- 「このiPhoneを探す」のスイッチが緑色(ON) になっていることを確認してください。
- さらに、「正確な位置を送信」と「最後の位置を送信」もONにしておくことを強くおすすめします。
この設定さえ完了していれば、たとえスマホの電源が切られたり、通信ができない場所にあったりしても、最後に通信できた場所を知ることができる「最後の位置」の情報が残ります。
ここまで設定できていれば、あなたはもう最も有効な対策を講じたことになります。次は、いざという時にどう動くかを知っておきましょう。
今すぐ実践!iPhoneを紛失した時の4ステップ行動マニュアル
「あれ?iPhoneがない!」と気づいた時、パニックになるのは当然です。ですが、まず深呼吸をして、落ち着いて次の順番で行動してみてください。パソコンや友人のスマホなど、手元にある別のデバイスからできることがほとんどです。
ステップ1: まずは「探す」アプリやiCloudにアクセスする
あなたが別のApple製品(iPadやMac)を持っているなら、そこにある「探す」アプリを開きます。あるいは、近くにあるパソコンやスマホ(Androidでも可)のブラウザから、iCloud.comにアクセスしてください。
Apple IDとパスワードでサインインし、「デバイスを探す」を選びます。ここに、あなたが登録しているすべてのAppleデバイスが地図上に表示されるはずです。
ステップ2: 紛失したiPhoneの位置を地図で確認する
デバイスの一覧から、紛失したiphoneを選択します。地図上に緑色の丸で現在地(または最後の位置)が表示されます。
位置が特定できたら、以下の3つのアクションが取れます。状況に応じて使い分けてみてください。
ステップ3: 状況に応じて「音を鳴らす」「紛失モード」「消去」を使い分ける
「探す」機能では、位置を確認するだけでなく、遠隔からiPhoneに対して3つの重要な行動を起こすことができます。
- 音を鳴らす
iPhoneが近くにあるのに、ソファの隙間やカバンの奥などで見つからない時に最適です。これを選択すると、あなたのiPhoneが最大音量で約2分間「ピーピー」と音を鳴らします。マナーモードやサイレントモードにしていても、この音は鳴ります。自宅やオフィスで探す時は、まずこれを試してみましょう。 - 紛失モード
電車内やカフェなど、外出先で置き忘れた可能性が高い時に使います。このモードをオンにすると、あなたのiPhoneのロック画面に直接メッセージ(「○○に連絡してください」など)と電話番号を表示できます。拾った善意のある人が、あなたに連絡を取れる道筋を作れるのです。同時に、クレジットカードやSuicaなどApple Payの決済もロックされ、第三者に使われるリスクを減らせます。 - デバイスの消去
これだけは、最終手段として取っておいてください。盗難にあったなど、iPhoneがもう二度と戻ってこないと判断した時に行います。リモートであなたのiphoneのデータをすべて消去し、第三者によるデータの覗き見を防ぎます。ただし、消去を実行すると「探す」による追跡自体もできなくなってしまう場合があるので、慎重な判断が必要です。
ステップ4: 必要に応じて警察やキャリアに連絡する
公共の場所で盗難の可能性が高い場合や、紛失モードで連絡が来ない場合は、最寄りの警察署に遺失物届を出すことを検討しましょう。また、電話会社(キャリア)に連絡してSIMカードの利用停止手続きをすれば、通信を止められ、不正利用を防げます。
うまく見つけられない?そんな時に試したいトラブルシューティング
「探す」アプリを使っても位置が表示されない、あるいは「オフライン」と表示されてしまう。そんな時は、次のような状況が考えられます。
- 電源が切られている、またはバッテリーが切れている
この場合、位置は更新されず、「最後に確認された位置」が表示されたままになります。定期的にチェックし、誰かが電源を入れたり充電したりしてネットワークに接続すれば、位置が更新される可能性があります。「電源オフのまま探す」機能が有効なら、バッテリーが切れる前の最後の位置がより精度高く記録されています。 - 機内モードになっている、または圏外
電波が届かない場所にあると、オンラインでの追跡は困難です。やはり「最後の位置」を手がかりに、その周辺を探してみてください。 - そもそも「探す」機能がオフだった
冒頭で確認した設定がオフだった場合、残念ながらこの方法で位置を追跡することはできません。この場合は、物理的に考えられる場所を思い出して探すか、他の対処法に移る必要があります。
こんな時はどうする?よくある悩みQ&A
- 家の中なのに音が鳴らないのはなぜ?
もしかすると、バッテリーが完全に切れているか、非常に微弱な状態にあるかもしれません。充電器に接続されると再起動する場合もあるので、家中の充電スポットをチェックしてみましょう。 - Androidスマホからでも探せますか?
はい、できます。先述の通り、Android端末のブラウザからiCloud.comにアクセスし、Apple IDでログインすれば、同じ操作が可能です。 - 見知らぬ場所(位置)が表示される…盗難?
まず落ち着いて。家族や友人があなたのデバイスを間違って持って行った可能性もあります。まずは身近な人に確認してみましょう。それでも心配なら、音を鳴らしてみるか、すぐに「紛失モード」をオンにして連絡先を表示させ、状況を確認するのが良いでしょう。 - 絶対に戻ってこないと覚悟したら、まず何をすべき?
データの安全を最優先に考えましょう。すぐに「デバイスの消去」を実行してください。その後、キャリアに連絡して回線の停止手続きをし、新しい端末を用意する際は、iCloudのバックアップから復元を試みましょう。
もう慌てない!紛失に備えた日頃の習慣と豆知識
「iPhoneを探す」機能は本当に心強いですが、これに頼り切る前に、紛失そのものを防ぐ習慣を身につけることが一番です。
- 定位置を決める
自宅では、帰ったら必ず充電ドックに置く。外出先では、カバンの特定のポケットに入れるなど、置き場所を習慣化するだけで紛失リスクは激減します。 - Bluetoothトラッカーを活用する
AirTagなどのアイテムをカバンやキーに付けておけば、iphoneの「探す」アプリでそれらも追跡できるようになります。iPhoneと連携した便利なアイテムです。 - バックアップはこまめに取る
iCloudやパソコンへのバックアップを定期的に行っていれば、仮に端末が戻らなくても、写真や連絡先などの大事なデータは守れます。これは紛失対策の基本中の基本です。
万が一に備えて知っておきたい「iPhoneを探す」の奥の手
今回ご紹介した「iPhoneを探す」機能は、あなたが思っている以上に高性能です。最後に、知っているとさらに安心できる豆知識をいくつか。
- 家族と位置を共有
「ファミリー共有」を設定すると、家族の間でお互いのデバイスの位置を確認し合うことができます。お子さんやご家族の安否確認にも役立ちます。 - 消去後も追跡可能
iOS 15以降のバージョンでは、iPhoneをリモート消去した後でも、「探す」ネットワークを介した追跡が継続できる場合があります。これは、消去が最終判断ではないことを示す、心強い進化です。 - サポートの力も借りよう
どうしてもわからないことがあれば、Appleの公式サポートサイトや、お使いの通信キャリアの窓口に問い合わせることも有効な手段です。専門家のアドバイスが得られるかもしれません。
このように、iPhoneには紛失というピンチを乗り切るための準備がたくさん整っています。一番怖いのは「知らないこと」です。
今、この記事を読んでいるあなたのiphoneは大丈夫ですか?これを機会に、ぜひ「設定」を開いて「iPhoneを探す」機能が有効になっているか確認してみてください。その5分の行動が、将来の大きなパニックからあなたを守ってくれるはずです。
