タブレットって動画を見るだけじゃもったいない。
実は“リモコン代わり”として使うことで、家のテレビやエアコン、照明までも操作できる便利アイテムになるんです。
「リモコンどこ行った?」なんて探す時間ともお別れ。この記事では、タブレットをリモコンにする具体的な方法と、今すぐ使えるアプリを紹介します。
タブレットをリモコン化する仕組みを理解しよう
タブレットをリモコンにするには、家電と通信する「方法」を選ぶ必要があります。
主な方式は次の3つです。
- 赤外線(IR)方式
テレビやエアコンのリモコンと同じ仕組み。タブレットから赤外線信号を出して家電を操作します。
ただし最近のタブレットは赤外線機能を搭載していないモデルが多く、利用できるのは限られた機種だけ。
もし赤外線非対応でも、後述する「外付けリモコンデバイス」を使えば代用できます。 - Wi-Fi/Bluetooth方式
スマートテレビやネット対応家電なら、同じWi-Fiに接続するだけで操作可能。
公式アプリを使えば、タブレットの画面がそのままリモコンに早変わりします。
Google TVやSamsung SmartThingsなどが代表的です。 - スマートリモコン方式
家中の家電をまとめて操作したいなら、スマートリモコン機器が便利。
タブレットに専用アプリを入れるだけで、赤外線リモコン家電をWi-Fi経由で一括管理できます。
赤外線方式で操作する方法
赤外線対応タブレットを持っているなら、最もシンプルなのがこの方法です。
- 赤外線対応を確認
タブレットのスペック表に「IRブラスター」や「赤外線ポート」と記載されているか確認しましょう。
Huawei MediaPadや一部のXiaomi端末などが対応しています。 - 専用アプリをインストール
「Mi Remote」や「Universal TV Remote Control」などを利用すれば、テレビやエアコン、DVDプレーヤーまで操作可能。
アプリを開き、メーカーを選ぶだけで自動的に信号を登録してくれます。 - 操作確認
アプリのボタンを押すと、赤外線信号が送られて家電が反応します。
もし動かない場合は、距離や角度を変えると改善することもあります。
赤外線方式のメリットは、ネット環境がなくても動作すること。
災害時やWi-Fiが不安定な場面でも使えるのが強みです。
Wi-Fi/Bluetooth方式でスマートに操作
最近のテレビや家電はネットワーク対応が進んでおり、タブレットとWi-Fi接続するだけで操作できます。
リモコンのように赤外線を送るのではなく、ネット経由で直接コマンドを送る仕組みです。
代表的なアプリを紹介します。
- Google TV アプリ(Android/iOS)
Android TVやGoogle TV対応テレビを、画面タッチで操作可能。
音量調整やアプリ起動、文字入力もスムーズです。 - Samsung SmartThings
サムスンのスマートテレビや家電をまとめて管理できるアプリ。
家電のON/OFFだけでなく、照明の明るさ調整、冷蔵庫の温度確認なども可能。 - Roku アプリ
ストリーミングデバイス「Roku」シリーズの公式アプリ。
番組検索や音量操作、タップやスワイプでの直感的な操作に対応しています。
この方式は、リモコンをなくしてもアプリからすぐに代用できる点が魅力。
外出先から家電を操作できるモデルもあり、スマートホーム化を一歩進められます。
外付けスマートリモコンを活用する
タブレットに赤外線がなくても、あきらめる必要はありません。
外付けスマートリモコンを導入すれば、Wi-Fi経由で赤外線家電をまとめて操作できます。
例えば「Nature Remo」や「SwitchBot Hub Mini」などが人気。
これらは一度Wi-Fiに接続しておけば、タブレットやスマホから自由に家電を操作できます。
使い方は簡単。
- スマートリモコンをコンセントに接続し、アプリで初期設定。
- 家電のリモコン信号を登録する。
- タブレットアプリからワンタップで操作。
学習機能があるため、赤外線リモコンならほとんどの家電を登録できます。
シーン設定やスケジュール機能を使えば、「朝7時にエアコンON」といった自動化も可能です。
タブレットをリモコン化するメリット
- リモコンを探す手間がなくなる
テーブルの上が散らからず、操作もワンタップで完結。 - 一台で家中の家電を管理できる
複数リモコンをまとめられるため、省スペースでスマート。 - 音声アシスタントと連携できる
Google アシスタントやAlexaと連携すれば、「OK Google、テレビつけて」と話すだけで操作可能。 - 遠隔操作で快適生活
外出前に照明を消す、帰宅前にエアコンをつけるなど、便利な使い方が広がります。
導入前に注意しておきたいポイント
- 対応機種の確認
アプリやリモコン機器によっては特定メーカーしか対応していないことがあります。
購入前に必ず対応一覧をチェックしましょう。 - ネット環境の安定性
Wi-Fi方式では、接続が不安定だと操作に遅延が出ることがあります。
ルーターの位置や通信環境を整えるのがポイントです。 - セキュリティ設定
スマート家電を外出先から操作する場合、パスワード管理やアプリの認証設定を忘れずに。
安易な共有設定は避けましょう。
タブレットをリモコンにする実例アイデア
- リビングのマルチコントローラーとして
テレビ・照明・スピーカー・エアコンを一括で操作。
ソファに座ったまま全部コントロールできます。 - 壁掛けタブレットでスマートホーム操作パネル化
タブレットを壁に固定し、リモコンアプリを常時表示。
家族みんなが使いやすい“家のコントロールセンター”になります。 - 高齢者サポートにも
シンプルな画面でボタンを大きく配置すれば、操作が苦手な方にも優しい設計に。
音声操作を組み合わせれば、より安心です。
まとめ|タブレットをリモコンとして使う方法で生活をスマートに
タブレットをリモコンとして使う方法は、大きく分けて3つ。
- 赤外線で直接操作する
- Wi-Fi/Bluetoothでスマート家電を操作する
- 外付けスマートリモコンで一括管理する
どの方法も設定は簡単で、アプリを入れるだけで始められます。
「リモコンが多すぎて面倒」「スマートホームに興味がある」という人には、まさにぴったりの活用術です。
タブレットの使い道を“動画視聴”だけで終わらせず、家中をコントロールする新しいリモコンとして使ってみませんか?
今日からあなたのタブレットが、生活をもっと快適にするパートナーになります。
