お気に入りのタブレットを持ち歩くとき、「傷つけたくない」「かわいいケースが欲しい」と思ったことはありませんか?
でも、気に入るデザインがなかなか見つからない…。そんなときこそ、手作りキルティングのタブレットケースに挑戦してみましょう。
キルティング生地ならふんわりした厚みでクッション性があり、縫いやすく初心者にもぴったり。今回は、裁縫があまり得意じゃなくても作れる、簡単でおしゃれなタブレットケースの作り方を紹介します。
キルティング生地の魅力と手作りケースの良さ
キルティングとは、表布と裏布の間に綿を挟み、ステッチで縫い止めた生地のこと。ふっくらしていて、見た目もかわいらしいのが特徴です。
タブレットケースに使うと、
・衝撃を和らげてくれる
・型崩れしにくい
・見た目に高級感が出る
といったメリットがあります。
また、既製品ではサイズやデザインが限られますが、手作りなら自分のタブレットにぴったり合わせられるのが最大の魅力。好きな柄や色を選んで、自分だけのケースが作れます。
用意する材料と道具
初心者が作りやすい基本セットを紹介します。
- キルティング生地(外側用)
- 裏布(内側用。ツイルやオックス生地がおすすめ)
- バイアステープ(ふちどり用)
- マジックテープ(面ファスナー)またはスナップボタン
- ミシン糸・ミシン針(厚手用)
- 定規、チャコペン、まち針(またはクリップ)
- ミシン、アイロン、裁ちばさみ
キルティング生地は中綿入りで厚みがあるので、あまり硬すぎないタイプを選ぶと縫いやすいです。柄はドット、チェック、北欧風などが人気。ナチュラルな雰囲気にしたいなら無地の生成りも素敵です。
サイズの決め方と裁断のコツ
まず、タブレットの縦・横・厚みを測ります。
そのサイズに縦・横それぞれ5cm前後の余裕をプラスして裁断すると、入れやすく仕上がります。
例:
タブレットサイズが縦25cm×横18cmの場合、
生地サイズは縦30cm×横23cmくらいが目安です。
ふた付きタイプにしたい場合は、背面側の布をさらに5cmほど長めにカットしておきましょう。
裁断するときは、ずれ防止にまち針やソーイングクリップを多めに使うと安心です。キルティング生地は厚みで滑りやすいので、丁寧に印を付けるのが成功のコツです。
手作りキルティングのタブレットケースの作り方
1. パーツを準備する
前面・背面・ポケット(任意)の3つのパーツをカットします。
開口部(ふたの部分)にバイアステープを縫い付け、縁をきれいに整えます。
2. マジックテープを付ける
ふた付きの場合は、背面のふた部分と前面の本体側にマジックテープを縫い付けます。
縫う前に仮止めして、開閉時にぴったり合う位置を確認しましょう。
3. パーツを重ねて縫う
裏布→前面→ポケット→背面の順に重ねて、外表の状態で周囲をミシンで縫い合わせます。
角を丸くしたい場合は、カットしてから縫うと仕上がりが優しくなります。
4. バイアステープでふちどり
ケース全体の縁をぐるりとバイアステープでくるみます。
角やカーブ部分はゆっくりと縫い進め、アイロンで押さえながら整えると美しく仕上がります。
5. 仕上げ
糸端を処理して形を整えたら完成です。
タブレットを入れてみて、スムーズに出し入れできるか確認しましょう。
初心者でも失敗しない3つのポイント
- 生地の厚みを意識する
厚すぎるキルトは縫いにくいので、薄手〜中厚手を選ぶと◎。 - ゆっくり縫う
焦ってスピードを上げると縫い目が乱れがち。厚地部分は特に慎重に。 - アイロンを味方にする
縫うたびに軽くアイロンで整えると、仕上がりが格段にきれいになります。
おしゃれに仕上げるアイデア集
せっかく作るなら、世界にひとつだけのタブレットケースにしたいですよね。
少しの工夫でぐっとおしゃれになります。
- 差し色のバイアステープでアクセントをつける
- 刺繍やワッペンで自分らしさをプラス
- ポケット付きにしてケーブルやペンを収納
- 持ち手を付けてバッグ風にアレンジ
- 裏地を柄布にすると開けたときの楽しみが増える
小さな工夫でも、印象が大きく変わります。布選びの時間も手作りの楽しさのひとつです。
作ったあとのお手入れ方法
キルティング生地のタブレットケースは、基本的に洗濯機で洗えます。
ただし、以下の点に気をつけましょう。
- ネットに入れて弱水流で洗う
- 干すときは形を整えて陰干し
- アイロンをかける場合は低温で、直接当てずに当て布を使う
手洗いにすれば型崩れも防げ、長持ちします。
使い込むほどに柔らかくなり、味が出るのも布製ケースの魅力です。
こんな人におすすめ
- 手芸初心者でも「何か作ってみたい」人
- 市販のケースにピンとこない人
- 子どものタブレット学習用にかわいいカバーを用意したい人
- ちょっとしたプレゼントを手作りしたい人
短時間で作れる上、材料費もお手頃。
慣れれば一晩で仕上げることもできます。友人や家族へのプレゼントにもぴったりです。
まとめ:手作りキルティングのタブレットケースで日常をもっと楽しく
キルティングのタブレットケースは、見た目のかわいさだけでなく、機能性も抜群。
初心者でも、少しの手間で満足度の高い仕上がりを実現できます。
自分の好きな布を選び、ミシンを動かして形にする時間は、日々の中で小さな癒しにもなります。
お気に入りのタブレットを守るケースを、自分の手で作ってみませんか?
きっと、完成した瞬間に「作ってよかった」と思えるはずです。
さあ、今日からあなたもキルティング生地でタブレットケース作りを始めてみましょう。
