最近では、ノートPCよりも軽くて手軽に使える「タブレット」を仕事に活用する人が増えています。中でも注目されているのが「オフィス付きタブレット」。
WordやExcel、PowerPointなどをスムーズに操作できるモデルなら、出先でも資料作成やデータ確認がはかどります。
この記事では、オフィス付きタブレットの選び方とおすすめモデルを、初心者にもわかりやすく紹介します。
オフィス付きタブレットとは？まずは基本をチェック
「オフィス付き」とは、Microsoft Office（Word・Excel・PowerPointなど）が最初からインストールされている、またはMicrosoft 365のライセンスが付属しているタブレットを指します。
つまり、購入後すぐに文書作成や表計算ができるというわけです。
ただし、注意しておきたいのは搭載OSによる違いです。
- Windowsタブレット：PC版と同じOfficeを使用可能。機能制限なし。
- iPad・Androidタブレット：モバイル版Officeを利用。基本的な操作は可能だが、一部機能は制限あり。
WordやExcelの「マクロ機能」や「詳細なレイアウト設定」などを使いたい人は、Windowsタブレットを選ぶのがベストです。
一方で、閲覧や簡単な編集が中心なら、iPadやAndroidでも十分対応できます。
Word・Excelを快適に使うためのタブレット選びのポイント
オフィス付きタブレットといっても種類はさまざま。ここでは、選ぶときに確認しておくべきポイントを紹介します。
1. OSの違いを理解する
Windowsタブレットは、Officeのフル機能を利用できるのが最大の魅力。
仕事でExcelの関数やピボットテーブルを多用する人には最適です。
一方で、iPadはタッチ操作が快適で、Apple Pencilを使った注釈や手書きメモも便利。
Androidは価格帯が広く、コスパを重視する人に向いています。
2. Officeのライセンス形態をチェック
タブレットによっては、Officeが「プリインストール版」か「Microsoft 365の1年ライセンス付き」など異なります。
永続ライセンス付きモデルなら買い切りで利用でき、Microsoft 365版は定期更新が必要ですがクラウド同期などが強みです。
3. 画面サイズとキーボードの有無
WordやExcelを快適に操作するには、10インチ以上のディスプレイがおすすめ。
画面が小さいと、表や文書の編集がしづらくなります。
また、キーボード付きや別売のBluetoothキーボードが使えるモデルを選ぶと作業効率が大幅にアップします。
4. 処理性能（CPU・メモリ・ストレージ）
ビジネス利用なら、メモリ8GB以上、ストレージ256GB以上が理想的。
複数のOfficeファイルを同時に開いたり、PowerPointで画像を多用する場合でも動作が安定します。
オフィス付きタブレットおすすめ5選
ここからは、WordやExcelを快適に使いたい人に向けて、人気の高いオフィス付きタブレットを5つ紹介します。
価格帯や用途に合わせて、自分に合った1台を選びましょう。
① Microsoft Surface Go シリーズ
Windowsタブレットの定番。軽量ながらOffice搭載モデルが多く、出先での作業にも最適です。
SurfaceシリーズはMicrosoft純正なので、Officeとの相性は抜群。
フル機能版のWord・Excelが使えるため、資料作成や見積書編集などもPC同様に行えます。
別売のタイプカバー（キーボード）を装着すれば、ノートPCのような操作感に。
② GM-JAPAN 10.1インチ 2in1 タブレット（Windows 11／Office搭載）
手頃な価格で人気のOffice付きモデル。
Word・Excel・PowerPointがプリインストール済みで、購入後すぐに作業を始められます。
CPU性能は控えめですが、メール作成や文書編集などの軽作業には十分。
重量も軽く、外出先での使用にぴったりです。
③ 富士通 ARROWS Tab Qシリーズ（Office搭載モデル）
日本メーカーらしい安定感と堅牢性が魅力のWindowsタブレット。
11.6インチの広い画面でExcelの表も見やすく、キーボードドックを使えばノートPC感覚で操作できます。
中古・整備済みモデルも多く、コスパ重視のユーザーにも人気。
④ Apple iPad（第10世代以降）＋Microsoft 365
iPadはOfficeアプリをApp Storeから無料でダウンロード可能。
ただし、10.1インチ以上ではMicrosoft 365契約が必要になります。
iPadOS版Officeはタッチ操作に最適化されており、Apple Pencilを使えばPDFへの注釈や手書きメモも簡単。
軽量で電池持ちも良く、出張時の資料チェックに向いています。
⑤ Samsung Galaxy Tab S シリーズ
Androidタブレットの代表格。
S Pen対応モデルなら、手書き入力やExcelセルへのメモ書きもスムーズです。
Microsoft 365との連携も良く、OneDrive経由でファイル共有も容易。
動画視聴やWeb会議も快適にこなせる万能モデルです。
タブレットでOfficeを使うときの注意点
オフィス付きタブレットを購入する前に、次の点も確認しておきましょう。
・ライセンスの有効期限
「Office付き」と表記されていても、体験版や期間限定ライセンスの場合があります。
購入前に「永続ライセンス」か「サブスクリプション型」かを確認しておきましょう。
・モバイル版とデスクトップ版の違い
Windowsタブレット以外では、モバイル版Officeを利用します。
PC版で使えるすべての機能が揃っているわけではないため、高度な編集をする人は注意が必要です。
・キーボードやマウスを併用する
長文入力や表計算作業では、外付けキーボードとマウスを使うと効率が大幅アップ。
Bluetooth接続できるモデルを選んでおくと便利です。
どんな人にオフィス付きタブレットが向いている？
- 出張や外出先でWord・Excelを使いたい人
- ノートPCより軽く持ち運びたい人
- メールや資料確認などの軽作業が中心のビジネスパーソン
- 家庭学習やレポート作成を効率化したい学生
Officeを頻繁に使うならWindowsタブレット、簡単な編集や閲覧中心ならiPadやAndroidでも十分対応できます。
まとめ｜オフィス付きタブレットで仕事も勉強ももっと快適に
オフィス付きタブレットは、WordやExcelを手軽に使いたい人にとって心強い味方です。
特にWindowsタブレットなら、PCと同じ操作感で本格的な文書や表計算もスムーズ。
一方で、iPadやAndroidタブレットも、軽快な操作性と携帯性で人気を集めています。
購入時は、「Officeのライセンス形態」「画面サイズ」「性能」をチェックし、自分の使い方に合ったモデルを選びましょう。
どこでもオフィス作業ができるタブレットを手に入れれば、日々の仕事や学習の効率がぐっと上がります。
あなたもぜひ、お気に入りのオフィス付きタブレットを見つけてみてください。
