タブレットを使って「絵を描いてみたい」と思ったことはありませんか？
紙とペンを使うように、直感的に描けるデジタルアートの世界。最近では、無料で始められるものからプロ仕様のものまで、タブレットで使えるイラストアプリがたくさん登場しています。
この記事では、初心者からプロまで幅広いレベルに対応した「おすすめのイラストアプリ10選」を紹介します。
iPadやAndroidタブレットを使って、あなたにぴったりのアプリを見つけましょう。
- イラストアプリを選ぶときのポイント
- Procreate（プロクリエイト）
- CLIP STUDIO PAINT（クリップスタジオペイント）
- ibisPaint X（アイビスペイントX）
- MediBang Paint（メディバンペイント）
- Autodesk SketchBook（オートデスク・スケッチブック）
- Adobe Fresco（アドビ・フレスコ）
- Adobe Illustrator iPad / Adobe Photoshop iPad
- ArtFlow（アートフロー）
- ArtRage（アートレージュ）
- Krita（クリタ）
- タブレットでイラストを描く楽しさと可能性
- タブレットで使えるイラストアプリおすすめ10選！無料からプロ向けまで紹介（まとめ）
イラストアプリを選ぶときのポイント
まずは、自分に合ったアプリを選ぶための基準を軽く整理しておきましょう。
- 対応デバイス：iPad専用か、Androidでも使えるか。
- 料金形態：無料・買い切り・サブスクリプション型のどれか。
- 使いやすさ：初心者でも直感的に操作できるか。
- 機能の豊富さ：レイヤー、ブラシ、筆圧感知、アニメーション機能など。
- 目的：イラスト・漫画・デザインなど、自分の描きたいものに合うか。
この5つを意識しておけば、失敗しにくくなります。
Procreate（プロクリエイト）
iPadを使うなら、まず試してほしいのがこのアプリ。
「Procreate」は世界中のアーティストが愛用するiPad専用のペイントアプリです。
直感的な操作とサクサクした描き心地が魅力。数百種類のブラシや豊富なレイヤー機能、描画過程を自動で記録する「タイムラプス動画」など、機能面でも非常に充実しています。
一度購入すれば使い続けられる買い切り型で、サブスク不要。
シンプルながら表現力が高く、初心者にもプロにもおすすめです。
CLIP STUDIO PAINT（クリップスタジオペイント）
漫画・イラスト制作の定番ともいえる「クリスタ」。
プロの漫画家やイラストレーターから厚く支持されており、パソコン版と同じ感覚で使えるのが特徴です。
コマ割り、スクリーントーン、吹き出しなど、漫画制作に必要な機能がすべてそろっています。
ブラシの種類や筆圧感知の精度も高く、デジタル作画を本格的に始めたい人にぴったり。
iPadやAndroid、Chromebookなど幅広く対応。
月額・年額プランがあり、用途に応じて選べます。
ibisPaint X（アイビスペイントX）
無料でここまでできるの？と驚くほど高機能なアプリが「ibisPaint X」です。
SNSなどでも人気で、初心者が最初に触るアプリとしてよく挙げられます。
レイヤー、ブラシ、トーン、コマ割りなど、漫画制作にも十分対応。広告を見れば無料でプレミアムブラシも利用できるのが魅力です。
直感的なUIとチュートリアル動画も豊富で、デジタル絵をこれから始める人には最適。
スマホでも使えますが、タブレット＋ペンの環境だと描き心地がぐっと向上します。
MediBang Paint（メディバンペイント）
漫画を描くなら「MediBang Paint」も外せません。
無料で使えるのにクラウド機能が充実しており、作品データを複数デバイスで共有できます。
ブラシやトーン素材も数百種類あり、軽快に動作するのもポイント。
漫画制作ツールとして非常に優秀で、チーム制作や共同作業にも向いています。
Autodesk SketchBook（オートデスク・スケッチブック）
プロもラフスケッチや構想に使うドローイングアプリ。
余計な機能を省き、描くことに集中できるシンプルな設計が魅力です。
線のなめらかさと軽さに定評があり、思いついたアイデアをその場でサッと描き出せます。
アナログスケッチのような感覚を求める人におすすめ。
Adobe Fresco（アドビ・フレスコ）
水彩や油彩など、リアルな筆の質感を再現したいなら「Adobe Fresco」。
Adobeが開発した描画アプリで、Photoshopのブラシ技術を活かした滑らかな筆運びが特徴です。
ラスター（ピクセル）とベクターの両方に対応しており、イラストとデザインの両面をカバー。
無料版でも十分楽しめますが、Adobe Creative Cloudに加入するとより多くの機能が使えます。
Adobe Illustrator iPad / Adobe Photoshop iPad
デザイン系・商業制作ならこの2つが定番。
Illustratorはロゴやポスター、ベクターイラストの制作に。Photoshopは写真加工や合成、ペイントに向いています。
iPad版はタッチ操作に最適化されており、ペンの操作感も良好。
パソコンと同期できるため、外出先でも作業を続けたい人にとっては非常に便利です。
ArtFlow（アートフロー）
Androidタブレットを使う人に人気なのが「ArtFlow」。
軽快な動作とナチュラルな筆圧感知で、アナログ感のある描き心地を実現しています。
無料でも十分使えますが、プロ版にアップグレードするとレイヤー数が増え、ブラシの種類も拡張。
シンプルな構成ながら、しっかり描き込みたい人に向いています。
ArtRage（アートレージュ）
まるで本物の絵具を使っているような感覚を味わえる「ArtRage」。
油絵や水彩など、キャンバス上での質感再現にこだわったペイントアプリです。
デジタルアートというより、アナログ絵画の延長として楽しみたい人にぴったり。
筆跡の重なりや混色のリアルさは、他のアプリにはない魅力です。
Krita（クリタ）
最後に紹介するのは、オープンソースで完全無料の「Krita」。
PC向けで知られていますが、近年は一部タブレットにも対応しています。
無料とは思えないほど多機能で、レイヤー、ブラシカスタマイズ、フィルター、アニメーション機能まで搭載。
商用利用も可能で、コストをかけずに本格的な制作環境を整えたい人には理想的です。
タブレットでイラストを描く楽しさと可能性
いまやタブレット1枚で、誰でも本格的なデジタルイラストが描ける時代。
無料アプリからプロ仕様まで幅広くそろっており、スタイルや目的に合わせて選ぶことができます。
初心者ならまずは「ibisPaint X」や「Autodesk SketchBook」で気軽に始めてみるのがおすすめ。
慣れてきたら「Procreate」や「CLIP STUDIO PAINT」にステップアップしてみましょう。
大切なのは、アプリよりも「描くことを続けること」。
タブレットとペンさえあれば、どこでもあなたの世界を表現できます。
タブレットで使えるイラストアプリおすすめ10選！無料からプロ向けまで紹介（まとめ）
今回紹介した10のアプリは、どれも個性と強みが異なります。
- 手軽に始めたいなら ibisPaint X、MediBang Paint
- プロを目指すなら CLIP STUDIO PAINT、Procreate
- アート表現を追求したいなら Adobe Fresco、ArtRage
タブレットを手にした瞬間が、あなたの創作の第一歩です。
お気に入りのイラストアプリを見つけて、自分だけの作品を生み出してみてください。
