Sonyのタブレットは今買うべき？性能・使いやすさを徹底レビュー
スマートフォン市場で存在感を放つSony（ソニー）。しかし「タブレット」に関しては、最近あまり名前を聞かなくなったと思いませんか？
この記事では、そんなSonyのタブレット事情を掘り下げながら、「今あえてSonyのタブレットを買うべきか？」を、実際の性能や使い勝手をもとに徹底的にレビューしていきます。
- Sonyのタブレットは今どうなっているの？
- Xperia Z4 Tablet──Sony最後のフラッグシップタブレット
- Xperia Z3 Tablet Compact──軽さと携帯性で人気を集めたモデル
- Xperia Z2 Tablet──安価に手に入る旧世代モデル
- Sonyタブレットの強み──「映像美」「軽さ」「防水性能」
- 気をつけたいポイント──古さゆえの制約
- 中古で買うならここをチェック！
- 実際の使い道──こんな人にはまだ“買い”！
- 逆におすすめできない使い方
- Sonyがタブレットを再開する可能性はある？
- まとめ：Sonyのタブレットは今買うべき？
- Sonyのタブレットは今買うべき？性能・使いやすさを徹底レビュー【まとめ】
Sonyのタブレットは今どうなっているの？
結論から言うと、Sonyは現在、新しいタブレットを販売していません。
最後のモデルは2015年発売の「Sony Xperia Z4 Tablet」。つまり、現行では新品のタブレットは存在せず、中古・リファービッシュ（整備済み中古）を探す形になります。
一時期は「Xperia Tablet」シリーズとして人気を博しましたが、スマートフォン部門への注力や市場縮小の影響で、タブレット事業は事実上の停止状態です。
ただし、Sonyらしい映像技術やデザイン性が評価され、今でも中古市場では根強い人気を保っています。
Xperia Z4 Tablet──Sony最後のフラッグシップタブレット
Sonyのタブレットといえば「Xperia Z4 Tablet」が代表的な存在。
当時としては圧倒的に洗練されたデザインと機能を備えていました。
- 10.1インチ WQXGA（2560×1600）ディスプレイ
- Snapdragon 810 オクタコア
- RAM 3GB／ストレージ 32GB（microSD対応）
- 厚さ6.1mm／重さ約389g
- 防水防塵（IP65/IP68）対応
このスペック、発売から10年近く経っているとは思えないほど優秀です。特に防水性能は他メーカーでも貴重な存在で、「お風呂で映画を観る」なんて使い方がいまだに人気。
ディスプレイの発色や明るさもSonyらしく、動画視聴には今でも十分通用します。
Xperia Z3 Tablet Compact──軽さと携帯性で人気を集めたモデル
8インチサイズの「Xperia Z3 Tablet Compact」は、手軽に持ち歩ける点で高く評価されています。
小型ながらもフルHD以上の解像度を備え、防水・防塵に対応。
電子書籍リーダーやWebブラウジング用途での人気が高く、通勤・通学時のパートナーとして根強いファンがいます。
今でも中古市場で見かけることが多く、**「軽くて丈夫」「使い勝手がいい」**というレビューが多いのも納得です。
Xperia Z2 Tablet──安価に手に入る旧世代モデル
Z2 Tabletは2014年発売で、Z4より一世代前のモデル。
性能面では多少見劣りするものの、中古価格が安いため「とりあえず動画用に1台ほしい」という人には狙い目です。
ただしOSは古く、アプリの対応範囲が狭いため、メイン端末というよりはセカンドデバイス用途として割り切るのが現実的です。
Sonyタブレットの強み──「映像美」「軽さ」「防水性能」
Sonyのタブレットが今でも評価される理由は、映像・デザイン・機能性の高さにあります。
- 映像の美しさ
Braviaテレビの映像技術を応用したディスプレイは、色の再現性やコントラストが非常に高く、映画・ドラマ鑑賞に最適。
YouTubeやNetflixも鮮やかに再生できます。 - 軽くてスリム
Xperia Z4 Tabletの厚さはわずか6.1mm。
現在でもトップクラスの薄型設計で、片手で長時間持っても疲れにくいのが魅力です。 - 防水・防塵性能
IP65/IP68対応のモデルなら、キッチンやバスルームでも安心して使用可能。
「水に強いタブレット」というだけで、使えるシーンが一気に広がります。
気をつけたいポイント──古さゆえの制約
ただし、良いところばかりではありません。
中古タブレットである以上、いくつかの注意点を理解しておく必要があります。
- OSが古い：Android 5〜7止まりのモデルが多く、最新アプリが動かないケースもあります。
- セキュリティリスク：アップデート提供が終了しているため、ネットバンキングや個人情報入力は非推奨。
- バッテリー劣化：発売から年数が経っており、持続時間が短くなっている可能性があります。
- 修理・部品交換が難しい：メーカー修理サポートが終了しているため、交換部品の入手が困難な場合も。
このあたりを理解した上で、「中古としてどう付き合うか」を考えるのがポイントです。
中古で買うならここをチェック！
Sonyタブレットを中古で購入する際には、以下の4点を必ず確認しましょう。
- OSバージョン
少なくともAndroid 7.0以降が入っている個体を選ぶと、アプリ互換性が広がります。 - バッテリー状態
バッテリーの膨張や異常な発熱がないか、販売店に必ず確認を。 - 防水シールの劣化
古い端末はパッキンが硬化して防水性が落ちている場合があります。
「防水＝安全」と過信しないように注意。 - 付属品の有無
専用充電端子やケーブルが廃番になっていることも。付属しているか確認しておくと安心です。
実際の使い道──こんな人にはまだ“買い”！
Sonyのタブレットは、現役ハイエンド機と比べると性能は落ちます。
しかし、用途を割り切れば「今でも十分使える」と感じる人も多いです。
向いている使い方
- 動画・映画・アニメの視聴
- 電子書籍や雑誌の閲覧
- キッチンや浴室でのレシピ・動画確認
- 子ども向けの学習用・YouTube再生用
これらの軽い用途なら、処理性能やOSの古さはさほど問題になりません。
むしろ、軽くて防水で安いタブレットという点では非常に魅力的です。
逆におすすめできない使い方
以下のような使い方を想定している場合は、Sonyタブレットでは物足りないでしょう。
- 最新の3Dゲームをプレイしたい
- 業務用途で長時間使う
- 外出先でWi-Fi 6や5G通信を活用したい
- Googleサービスを最新状態で使いたい
これらのニーズがあるなら、iPad・Galaxy Tab・Xiaomi Padなどの現行モデルを検討した方が後悔は少ないです。
Sonyがタブレットを再開する可能性はある？
ファンとして気になるのが、「Sonyが再びタブレットを出すか？」という点。
現状では公式な発表はなく、スマートフォン「Xperia」シリーズとPCブランド「VAIO」が別会社で展開されていることもあり、再参入の見込みは低めです。
ただし、Sonyはディスプレイ・オーディオ・カメラといった要素技術に強く、
「Xperia 1シリーズ」や「PlayStation連携端末（Xperia Playのような製品）」など、エンタメ特化の新デバイス開発の動きも一部で噂されています。
もし再登場するなら、映像体験を軸にしたクリエイティブ向け端末になる可能性もあります。
まとめ：Sonyのタブレットは今買うべき？
ここまで見てきた結論を整理すると──
Sonyのタブレットは、“目的次第では買い”です。
- 最新性能を求める人 → 向いていない
- 映像や電子書籍、軽用途メインの人 → まだ十分使える
- 防水・軽量・高画質を重視する人 → 中古でも満足度が高い
特に、動画視聴や電子書籍用としてのコスパは抜群。
中古市場では1万円台で入手できることもあり、「お風呂でNetflix専用端末」として購入する人も多いです。
Sonyのタブレットは今買うべき？性能・使いやすさを徹底レビュー【まとめ】
Sonyのタブレットは、今となっては“幻の名機”ともいえる存在。
最新機種は出ていませんが、Xperia Z4 TabletやXperia Z3 Tablet Compactなどは、軽さ・防水性・映像美という点でいまだに一線級の魅力を持っています。
ただし、古いOSやサポート切れには注意が必要。もしあなたが、「安くて、きれいな画面で、どこでも気軽に使える端末」が欲しいなら──
Sonyのタブレットは、今でも“買う価値あり”の1台です。
中古を選ぶ際は、状態と用途を見極めて「無理なく楽しめる範囲」で使うのが賢い選択です。
